towa現在、ED治療の現場で処方されているジェネリックバイアグラは、2014年5月に発売された東和薬品株式会社の「シルデナフィルOD錠50mgVI「トーワ」」をはじめとして、さまざまなメーカーから次々に発売され、ED治療を希望する男性の間にも、かなり浸透してきました。

ですが、ジェネリックバイアグラがどのような過程を経て私たちの手元に届くのかについては、ほぼ知られていないのが現状です。そのことがジェネリックバイアグラへの誤解や偏見を生んでいる可能性も大きいのではないでしょうか。

そこで今回は、ジェネリックメーカー各社が、どのような工夫やこだわりでジェネリックバイアグラを製造・供給しているのか、その取り組みについてご紹介したいと思います。

薬の原料となる原薬へのこだわり

ジェネリックバイアグラをはじめとするジェネリック医薬品は、原材料が安いから、それが価格の安さに反映されているのだろうと勘違いしている人も多くいますが、そんなことはありません。

国内でジェネリックバイアグラを発売しているほとんどのメーカーが、「原薬」といわれる薬の原料の入手・製造に関して、品質の高いものを世界中から厳選しています。その検査基準は非常に厳しく、クリアしたもののみがジェネリック薬の製造に使用されます。だからこそ、品質の高い、安全なジェネリック医薬品が作れるのです。

製造過程での品質や安全管理への努力

ジェネリックバイアグラの安全管理ジェネリック医薬品も、一般の医薬品と同じように、製造段階では厳しい品質検査が何度もされています。完成した薬剤の品質チェックはもちろんのこと、中間製品とよばれる途中の段階にある薬剤についても、基準に適合しているかどうかが確認されます。

そして、GMP(医薬品の製造管理及び品質管理に関する基準)と呼ばれる厳しい基準をクリアしたものだけが完成品として出荷判定に回されます。このような、厳格かつ万全の製造体制が、ジェネリックメーカー各社で確立しており、製造過程における品質と安全管理が保たれているのです。

錠剤に込められたジェネリックメーカーの気くばり

ジェネリックバイアグラを実際に服用する側としては、価格の次に大事な点ともいえる、薬の飲みやすさ。ここに、メーカー側の気くばりとも言える、細かい工夫がみてとれます。

各メーカーとも、それぞれに工夫されたジェネリックバイアグラを作っていますが、その最好例として挙げられるのは、最初に販売された東和薬品の「シルデナフィルOD錠50mgVI「トーワ」」ではないでしょうか。

少しでも飲みやすい錠剤へ
メーカーである東和薬品では、錠剤の形を一番飲みやすいといわれている7~8mm大に調整し、成分粒子を細かくしてザラつきをおさえてスムーズに飲み込めるように工夫しています。

誤飲防止など服用者の安全にも配慮
割りやすいように割線が入っているジェネリックバイアグラは他にもありますが、東和薬品のジェネリックバイアグラは、割った後でも何の薬か分かるようにと、割線の左右どちらにも名前が入れられています。

服用シーンにも繊細なケア
また、「OD錠」ですから水無しでも飲むことができ、口の中ですぐに溶けます。苦味が嫌いな方のために香りや味が付けられていて、服用者の気持ちや使用する場面までも考慮した、細やかなな気くばりが感じられます。

手に入らない!という人をなくしたい 安定供給への取り組み

ジェネリックバイアグラの安定供給せっかく製造したジェネリックバイアグラも、数が少なく市場への供給が安定しなければ、患者の手元に届けることができません。ジェネリックメーカー各社も供給をなんとか安定させようと設備投資や供給網の整備に力を入れています。

一例として、シルデナフィル錠VI「テバ」を販売しているテバ製薬株式会社では、国内に3ヶ所(高山、甲賀、水口)の生産拠点を確保し、業界トップクラスの生産体制を構築。供給面での量的な安定性を強化することに努めています。

また、シルデナフィル錠VI「TCK」を販売する辰巳化学株式会社は、安定供給こそメーカーの使命と考え、全国に120の販売代理店をつくって流通網を整備しています。

メーカーの「思い」がわかるとジェネリックも使いやすくなる

いかがでしたでしょうか?このように、原料調達から製造・出荷に至るまでには、ジェネリックメーカー各社の知られざる工夫や取り組みがあるのです。

私たちにとってはたった1粒の薬ですが、それが作られて出荷され、手元に届くまでには、想像を絶するほど多くの人がかかわり、考えもしなかったほどの手間が注がれ、細心の注意が払われているのだということがわかります。

何より、「安全で安価で効果がある薬を、一人でも多くの人に届けたい」というジェネリックメーカーの「思い」が伝わってくると思います。そのことがわかると、ジェネリックバイアグラへのイメージも変わってくるのではないでしょうか。

偏見や先入観にとらわれずに治療薬を選択することは、ED治療を行ううえでとても重要なことです。今まで、誤解や先入観から、なんとなくジェネリックバイアグラを避けていた方々も、これを機に使用を検討してみてはいかがでしょうか?

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