寄り添う男女世界27ヶ国、12,500人以上の男女を対象にしたGlobal Better Sex Survey(GBSS、より良い性生活のためのグローバル調査)における、アジア8ヶ国(香港,インドネシア,日本,韓国,マレーシア,シンガポール,台湾,タイ)の調査結果の解析が発表されました。

対象と調査内容
・対象
過去12ヶ月以内に最低1回以上の性交渉をもったことのある、25~74歳の男女が対象。

・調査内容
男性に対して…
「性生活の内容と満足度」「性行為に対する考え方」「男性の性的な健康」「男性の性的経験、ED治療薬の使用」について

女性に対して…
「性生活の内容と満足度」「性行為に対する考え方」「男性パートナーの性行為に対する姿勢」「女性の性的経験、考え方、パートナーのED治療薬の使用」について

これらの性生活全般・性行為、EDに対する男性と女性(パートナー)の考え方を調査しました。

EDが性生活の満足度を下げている
日本人の性交渉回数は、GBSSにおける27ヶ国の平均及びアジア8ヶ国の平均と比べて、少ない傾向にあり、性生活の満足度も低いことがわかりました。また、各国とも”ED群”はEDではない群と比べて、男女共に性行為の満足度が大幅に低いということもわかりました。性生活全般については、アジア各国とも、男性の方に積極性が見られましたが、EDを発症している場合、本人である男性の方が、女性よりも責任を感じ、精神的苦痛も大きいということが推察されました。
ED治療薬のような性的パフォーマンスを改善する薬への欲求は、アジア8ヶ国の平均で半数以上と高く、特に男性で欲求する割合が高いという結果になりました。

硬さの満足度と生活の満足度が相関
勃起に関しては、「硬さ」「持続性」などが重要と考えられている一方、その満足度は低いものでした。また、勃起の頻度、硬さに対する満足度と、性生活全般、恋愛全般、そして健康全般は相関しているという結果も得られました。特に日本人では勃起の硬さに対する満足度は低かったのですが、自身の勃起の硬さに「非常に満足」と答えた男性の約3割は、性生活全般、恋愛全般、健康全般にも「非常に満足」と回答しており、これは女性においても同様の相関がみられました。

この結果から「勃起」は性生活のみではなく、生活の質(QOL)にも影響するということがお分かりいただけたかと思います。”勃起が持続できない””硬さが足りない”などの、勃起に関する悩みを持っている人は、ED治療をすることによって、男女ともに生活全般の満足度も上がるかもしれません。