カラー「世界で一番ポピュラーなED治療薬」と言っても過言ではないぐらい有名なファイザー社のバイアグラ。あのインパクトのある色と特徴のある形は、一度見たら忘れませんよね?ところで、バイアグラをはじめとするED治療薬は、何故あの色であの形になったのかちょっと気になりませんか?

何故この色でこの形?
そこで
「バイアグラは何故あの鮮やかなブルーで、特徴のあるひし形になったのか?」
ということをファイザー社の広報担当の方に質問してみました。しかし、
「手元にある資料では、なぜあの色や形なのかということについては、回答できません」
という残念な回答が返ってきました。
レビトラ・シアリスについても、発売元に同様の質問をしたところ、やはり同様の回答をいただきました。

インパクト勝負のデメリット
ここからは推測なのですが、まずはバイアグラのあの色と形について。
世界発の経口ED治療薬ということもあり、インパクトのある見た目で、商品を印象付けようとしたのではないでしょうか?
しかしこれについては、確かにインパクトを与えることについては成功したと思いますが、あまりに認知されすぎたため、あの色と形を見ただけで、「バイアグラ」と分かってしまうというデメリットが生まれてしまいました。ED治療を誰にも知られたくない人にとっては、ピルケースに入れてバッグの中に…というのも少し勇気がいるかもしれません。
奥さんにバッグの中にあったバイアグラが見つかってしまい、浮気を疑われて離婚問題に発展…という可能性も無くはない話です。

無難なデザイン
そこでそのデメリットを克服したのが後発のレビトラとシアリスです。あの黄色系の色や丸みを帯びた形は、見ただけでは「ED治療薬」と判断しづらいです。仮に誰かに見られたとしても「胃薬」「風邪薬」と言って誤魔化せそうな色と形です。おそらくバイアグラユーザーの「錠剤のデザイン面についての悩み」を参考にして反映したのだと推測します。
ちなみに韓国で販売されている”第4のED治療薬”と言われているザイデナも、肌色の楕円形で、こちらもパッと見ただけでは「ED治療薬」とは特定しにくい錠剤です。

現状ですと、今後ED治療薬が新たに発売されるとしても、黄色系の”無難な色”と丸みを帯びた”無難な形”が採用されるように思います。
しかしもし、周りの目を気にせずに持ち歩けるくらい社会の意識が変わったら、バイアグラよりももっと鮮やかで斬新な形のインパクトのあるED治療薬が発売されるかもしれませんね。