今年も芸能界は不倫の話題に事欠きませんでした。
コンフィデンスな爽やかなイケメン俳優や、多目的トイレが話題となったグルメお笑い芸人など、様々な有名人の「不倫」問題がメディアを賑わしました。

秘密

2014年のフジテレビドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち』のヒットから6年。今年話題になった不倫ドラマは『恋する母たち』(テレビ朝日)。美魔女と若手イケメンの秘密の恋模様に、同年代の奥様たちはドキドキが止まらなかったのではないでしょうか。

夫婦の共同生活の平和を脅かす不倫は、法的にはもちろん罰する対象になり得る、慰謝料も派生します。それなのに何ゆえ人は禁断の関係を求めてしまうのか。これには様々な論が飛び交います。社会学者、心理学者、弁護士、恋愛カウンセラー、不倫当事者、それぞれ違う見解でいいと思います。

私は、セックスレス、EDを取り扱っていますので、「夫婦でセックスがないから不倫するのか?」という視点で考えてみます。

果たしてセックスレス夫婦が不倫するのか

不倫のきっかけ 男性側

夫婦生活がマンネリ化したから刺激を求める、妻とは違うタイプの女性に性的欲求を覚えた、妻に拒否され続けている、などよくある不倫衝動はもちろんキッカケになり得ます。

考え込む男性

しかし、性の欲求も性の嗜好も人それぞれです。性格が同じ人など一人もいない上に、その時のシチュエーションも深く関わってきます。仕事でむしゃくしゃしている時に、好みのタイプの女性に甘えられたとか、妻と大喧嘩して、離婚したいくらい立腹している時にSNSで同僚の女性から飲みに誘われたとか。自分達の夫婦間状況、性の衝動、その時の気持ち、環境を組み合わせると無限の「不倫どこでもドア」がドラえもんの道具のように出現します。

子供(手が離れていない年齢の場合)を妻に任せているぶん、自由になる時間が多いため、夫の不倫件数のほうが妻より多いのでしょう。

不倫のきっかけ 女性側

夫の不倫を知ったからリベンジ不倫というのもあります。離婚する気はないけれど、悔しいからフィフティになりたいと思う妻達です。

ベッドでもめる男女

そして男性と同じく、夫に異性の魅力を感じなくなったからよその男性に目がいくというパターンもあります。子供ができて、夫が女性として認めてくれなくなったから女として認めてくれる人とそうなったという話も非常に多く聞きます。最近ではセックスが好き、夫では全く足りていないというセックス穴埋め不倫も出てきています。女性の性欲が開放されつつあります。

そして長期間のセックスレス。
夫が誘ってくれなくなった、女として扱ってくれないからを言い訳に不倫に走る。これもわかりやすい理由になりますが、私のところに寄せられる事例では「セックスレスだからほかの人とセックスした」と同じくらい「セックスレスではないけれど他の人とセックスした」という案件が寄せられるのです。

「夫ともうまくやる、でも性的には刺激が欲しい」

不倫ドラマの主人公は夫とセックスレスという設定が結構多いようです。現実は、そうでない妻たちもいると認識してください。

夫ともうまくやる、でも性的には刺激が欲しい。夫とは恋ができない、外の彼とは恋ができる。家庭は壊さない、ストレスを発散しているだけ。夫のセックスがあまりに稚拙で我慢できない。理由もまたそれぞれです。

スマホを手に取る女性

それに家庭環境、職場環境が加わる。そしてネット、SNSの普及。無限の不倫ドアが出現するのは男性と変わりません。相模ゴムの調査では不倫相手がいる女性は20代、30代が17%台。40台は19%台です。子供の手が離れ、自由になる時間ができた頃に増加します。

そしてその時期は、女性の性的欲求がグイと上昇する時期とも重なります。この時期に夫とのセックスがマンネリだったり「妻だけED」で「お前とは無理」と言われてしまえば、外に目を向ける妻が出てきても不思議はありません。

不倫についての新説とその予防法

坂爪真吾氏が書かれた「はじめての不倫学」(光文社新書)という本があります。

坂爪氏は同書のなかで、「不倫ウイルスは誰にでも感染する」というユニークな見解を出されています。私も「不倫どこでもドア」と例えていますので、ここは同意です。

とにかく、「えーー!あの人が?」という場面に何度も出くわした経験がありますので。「不倫しない」と固い意志があれども、覆されやすいものなのです。

坂爪氏はそのウイルスに感染しない方法も編み出していますが、読んでみるとこれはこれで勇気がいる予防法でした。セックスの価値観を変え、セックスパートナーも同じ意向を持つ人を探す、あるいは説明して納得してもらうという段取りをしなければなりません。インテリジェンスで、セックスを俯瞰できる人でなければ、この予防法はハードルが高い気がしました。

女性は魔性の部分を秘めていますので、難しいことを考えずに目覚めてしまう場合も多々あり。子供を作る時以外セックスをしなかった「乙女な妻」が2年で人が変わったように不倫相手の性の奴隷になった例もあるのです。そこに恋愛感情があったかどうかがあったかどうかは彼女のみぞ知る。

いかがでしたでしょうか?
今回は、不倫は、男女ともパートナーとセックスレスだったからするという単純なものではない、というテーマでお伝えしました。

【参考】
○「はじめての不倫学」(光文社新書)

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