ジェネリックレビトラとは?バルデナフィル錠の効果・費用・正規品の選び方を解説

ジェネリックレビトラは、レビトラと同じ有効成分バルデナフィルを含む後発医薬品です。2020年にバイエル社が保有するレビトラの特許が満了を迎え、他の製薬会社もバルデナフィルを有効成分とする薬剤の製造・販売が可能となりました。

この記事では、日本国内で唯一認可されたバルデナフィル錠「サワイ」の特徴や、インド製ジェネリックとの違い、費用面、副作用、服用時の注意点まで詳しく解説します。

目次

レビトラのジェネリック医薬品

レビトラを開発したドイツのバイエル社が保有するレビトラに関する各特許が2020年に満了となり、他の製薬会社もバルデナフィルを有効成分とするレビトラのジェネリック薬の製造・販売が可能となりました。

現在、レビトラのジェネリック薬を製造・販売する承認を取得している製薬会社は沢井製薬株式会社のみですが、状況によっては他社もレビトラのジェネリック薬販売に参入する可能性があります。

レビトラのジェネリック薬がすべて「バルデナフィル錠」と呼ばれているのは、バイエルが「レビトラ」という名称を商標登録しているためです。以前はジェネリック薬に各メーカーが独自の名前を付けていましたが、医師や薬剤師の負担軽減のため、有効成分の一般名に剤型・含有量・会社名を付けることが義務となっています。

そもそもジェネリック医薬品とは

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬の特許が満了した後に、同じ有効成分を含有した医薬品を他の製薬メーカーが製造・販売するものを指します。

新薬の開発には数百億円規模の開発費と10年以上の期間がかかるとされています。一方、ジェネリック薬は既に発見・開発された成分を流用できるため、開発費を数千万円規模に抑えることが可能です。そのため販売価格も新薬の半額程度に設定されることもあり、より多くの方が服用しやすくなっています。

ただし安価であっても、基本的にはレビトラと同じく医師による処方が原則の医薬品です。レビトラと同じ有効成分を含んでいるため同等の副作用が表れる可能性があり、自己判断での誤った服用は重大な健康被害につながるおそれがあります。

日本のジェネリックレビトラ

現在、日本国内では沢井製薬株式会社がレビトラのジェネリック薬としてバルデナフィル錠「サワイ」を製造・販売しています。今後、バイアグラのジェネリック薬と同様に他の製薬企業が参入する可能性もあります。

バルデナフィル錠「サワイ」

テレビCMでもおなじみの沢井製薬が製造・販売する、レビトラのジェネリック薬です。10mgと20mgの2種類が販売されており、本家レビトラと似た色合いの楕円形の錠剤で、割線が付けられているためピルカッターなしでも割りやすい設計となっています。

有効成分は本家レビトラと同じバルデナフィルのため、効果はレビトラとほぼ同等とされています。ただし、副作用や併用禁忌の薬剤などの注意点もレビトラと同様です。

インド製のジェネリックレビトラ

インドでは国際的な特許の適用が限定的であった背景から、レビトラのジェネリック薬も早い段階から製造・販売されてきました。しかし日本国内では厚生労働省の認可が下りておらず、正規の処方ルートでは流通していないため、入手するには個人輸入やインターネット通販で自己責任のもと購入する必要があります。

バリフ

インドのムンバイに本社を置く製薬会社アジャンタ・ファーマ社が製造・販売するジェネリック薬です。従来のタブレット型に加え、ゼリー状の薬剤の2種類が販売されています。ゼリー型は7種類のフレーバー(オレンジ・パイナップル・いちご・バナナ・ミント・バタースコッチ・カシス)が1パックに含まれているのが特徴です。

なお、バイエル社からインドでのバリフの製造・販売中止を求める裁判が起こされ、現在インド国内でのバリフ製造は停止しています。インド以外の国での販売は継続されているため入手自体は可能とされていますが、今後の流通状況は不透明です。

サビトラ

インドのマハーラーシュトラ州に拠点を置くサバ・メディカ社が製造・販売するジェネリック薬です。2003年設立の比較的新しい製薬会社で、サビトラのほか抗インフルエンザ剤や鎮痛剤なども手がけています。インドのCDSCO(中央医薬品基準管理機構)の承認を得た医薬品ですが、日本国内では正規品として認可されていません。

ビリトラ

インドのグジャラート州に拠点を置くセンチュリオン・ラボラトリーズ社が製造・販売するジェネリック薬です。本家レビトラと同じバルデナフィル20mgを含有しながらも、錠剤のサイズがレビトラより小さいことが特徴となっています。

ジェネリック薬の費用面

レビトラと同様にジェネリック薬の処方も自由診療です。ジェネリック薬は開発費が抑えられているため、レビトラ本家よりも安い価格で設定されています。

海外製のジェネリック薬に関しては、レビトラの半額前後の価格で販売されているものも存在するようですが、厚生労働省の認可が下りていない製品のため、自己責任での入手・服用となる点にご注意ください。

薬剤以外の費用

クリニックや医療機関によっては薬剤の料金に加えて、診察時の受診料が別途必要となる場合があります。一般的に5,000円〜10,000円程度とされていますが、施設によって異なるため、事前に問い合わせておくのがおすすめです。

ジェネリック薬の有効成分

レビトラのジェネリック薬は、本家レビトラと同じバルデナフィル(一般名:バルデナフィル塩酸塩水和物)を主な有効成分としています。

バルデナフィル塩酸塩水和物は白色から微黄色の結晶性の粉末で、エタノールや水に溶けやすい性質を持っています。最高血中濃度に達する時間が0.7〜0.9時間(約42〜54分)と短く、バイアグラやシアリスなど他のED治療薬に比べて最も即効性のある治療薬とされています。

ジェネリック薬の10mgと20mgの違い

有効成分バルデナフィルの含有量の違いのみで、他の成分に大きな差はありません。有効成分量が多い分、10mg錠よりも20mg錠の方が強い効果が期待できます。

規格効果の持続時間
10mg約5時間
20mg約7〜10時間

金額面では20mg錠が10mg錠の2倍になるわけではないため、20mg錠を購入してピルカッターで半分に割って服用する方も多いようです。ただし、普通のハサミで無理に割ると錠剤が粉々になることがあるため、市販のピルカッターの使用をおすすめします。

ジェネリック薬の作用時間の目安

レビトラと同程度の作用時間が期待でき、10mg錠で約5時間、20mg錠で約7〜10時間の効果持続が見込めます。

同じED治療薬のバイアグラに比べると作用時間はやや長く、シアリスよりは短くなっています。レビトラのジェネリック薬は効果発現がED治療薬の中で最も速いとされ、即効性を重視する方に適しています。

ジェネリック薬の副作用

基本的にはレビトラと同じ副作用が表れると考えて問題ありません。「顔のほてり」「目の充血」「頭痛」「動悸」「胸焼け」などが確認されています。

特に「顔のほてり」や「頭痛」は服用された方のほとんどに表れる症状ですが、バルデナフィルの血管拡張作用によるものであり、薬の効果が出始めたサインと捉えて問題ありません。

併用禁忌薬もレビトラと同様です。ただし、一部の海外製ジェネリックにはレビトラとは異なる添加物が含まれている場合があり、レビトラでは表れなかった副作用が出る可能性もあるため注意が必要です。

ジェネリック薬の保存方法

ジェネリック薬は本家レビトラよりも使用期限が短い傾向にあります。錠剤がシートに入ったままの状態でも、製造から3年前後が使用期限とされている製品が多く、種類によってはそれ以下となる場合もあります。

シートのままの保存法

直射日光を避けて室温で保存してください。冷蔵庫に入れると、取り出した際に温度差でシート内が湿気を帯びる可能性があるため、暗い場所で室温保存がベストです。

シートから取り出した後の保存法

シートから錠剤を取り出して保存する場合は使用期限が短くなりますが、高温多湿を避ければ1年程度は劣化なく使用できます。

錠剤を割った際の保存法

ピルカッター等で割った残りを保存する場合は、ラップ等で包んで空気に触れないようにしてください。半分に割った錠剤は表面のコーティングが切断面で剥がれているため、湿気を含みやすくなっています。

服用時の注意点

基本的にレビトラの服用方法・注意点と同じです。服用後約20分〜1時間で効果が出始めるため、性行為の1時間前に服用するのが適切なタイミングとされています。

バイアグラに比べて食事の影響は少ないとされていますが、全く影響がないわけではありません。空腹時に比べて食後の服用は効果が半減する可能性があるため、空腹時の服用が推奨されています。持病や併用禁忌薬もレビトラと同じ注意が必要です。

飲み方

水で服用するのがベストですが、お茶や清涼飲料水でも問題ありません。ただしグレープフルーツジュースとの併用は危険です。グレープフルーツの成分が血中濃度を高め、副作用が出やすくなる可能性があります。

アルコールとの服用

適量のアルコールはリラックス効果が期待でき、バルデナフィル錠の効果を促すこともあります。しかし一定以上のアルコールを摂取すると、脳からの神経伝達が妨げられて勃起自体ができなくなる逆効果が生じるため注意が必要です。

ジェネリック薬の処方

レビトラと同様に、バルデナフィルのジェネリック薬も医療機関での処方が必要です。一般的な処方の流れはレビトラと同じです。

クリニックまたは医療機関で処方

医師またはカウンセラーによる問診が行われ、服用方法や注意点の説明があります。クリニックによっては血圧等の測定が行われる場合もあります。問診時に不明点や不安なことがあれば遠慮なく質問し、不安を解消しておくことが大切です。

参考:レビトラジェネリックとは?効果・価格・安全な購入方法を医師が解説|エミシアクリニック

遠隔診療

パソコンやスマートフォンを使った遠隔診療サービスを導入しているクリニックも増えています。専用のWEBサイトやアプリで医師とビデオ通話による問診を受け、薬は指定の住所に配送される仕組みです。クレジットカード決済に対応しているクリニックも多く、他人と接触せずにED治療薬を処方してもらうことが可能となっています。

安全なジェネリックを選びましょう

やはり日本国内で厚生労働省に承認された正規のジェネリック薬を医療機関で処方してもらうのが最も安全です。

安価だからといってインド製のジェネリックを個人輸入で入手すると、予想外の副作用に苦しむ可能性も否定できません。信頼性に対する投資と考え、国内正規品であるバルデナフィル錠「サワイ」を医療機関で処方してもらうのが最も安心といえます。

レビトラの詳しい効果・副作用・服用方法については、以下の記事で解説しています。

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本記事の監修者・執筆者

メドノア編集部が監修・執筆。
記事により薬剤師による執筆、また、適宜、医療系国家資格を有する専門家(看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当)が、医学的記述や表現に不自然な点がないか確認をしています。
確認済みの記事には、その旨記載しております。

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