サビトラマックス(ED治療薬・早漏防止薬:レビトラ・プリリジー ジェネリック)
サビトラマックス(Savitra Max)は、勃起不全(ED)の改善と早漏防止という2つの異なる病態に対して、1錠で同時にアプローチできる配合錠です。
有効成分としてPDE5阻害薬であるバルデナフィル20mgと、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)であるダポキセチン60mgを含有しており、それぞれ異なる薬理機序によって作用します。
バルデナフィルは、陰茎海綿体の血管平滑筋に存在するPDE5を選択的に阻害することで、一酸化窒素(NO)を介したcGMPの分解を抑制し、血管拡張と血流増加を促すことで勃起の発現・維持をサポートします。
同成分はED治療薬「レビトラ」の有効成分としても知られており、食事の影響を受けにくく、脂質の多い食後でも吸収が比較的安定していることが特徴です。
一方、ダポキセチンは脳内および脊髄のセロトニントランスポーターを阻害することで、射精反射に関与する神経伝達を調節し、射精までの時間を延長する作用を持ちます。
早漏治療薬「プリリジー」の有効成分であり、他のSSRIと異なり半減期が短いため、必要なときだけ服用する「オンデマンド投与」が可能な点が臨床上の大きな特徴です。
この2成分を1錠に配合することで、EDと早漏を併発している方が2種類の薬を別々に管理・服用する煩雑さを解消しています。性行為の約1時間前に服用することで、両成分が適切な血中濃度に達し、勃起の維持と射精コントロールの両面を同時にサポートします。
なお、本ページは薬剤師が執筆しております。
Atsu薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。
さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。
Ray看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。
サビトラマックスの概要
- ED治療と早漏防止を1錠で同時に対処できるレビトラ・プリリジーの配合ジェネリック
- 有効成分としてバルデナフィル20mg+ダポキセチン60mgを含有
- 性行為の約1時間前に服用し、ED改善効果は約15分〜8時間持続
- サバメディカ(Sava Medica)製
サビトラマックスの製造元はサバメディカ(Sava Medica)です。インドのSAVA Healthcareグループの製造部門にあたり、WHO-GMPおよびPIC/Sの認定を取得するなど、品質管理体制の整った製薬企業です。
| 商品名 | サビトラマックス(Savitra Max) |
|---|---|
| 内容量 | 4錠〜28錠 |
| 効果・効能 | ・勃起不全(ED)の改善 ・早漏の防止 |
| 有効成分 | ・バルデナフィル 20mg ・ダポキセチン 60mg |
| 副作用 | ・頭痛 ・ほてり ・鼻づまり ・消化不良 ・めまい など |
| 形状・剤形 | 錠剤 |
| ブランド | サバメディカ(Sava Medica) |
AtsuEDと早漏は、それぞれ独立した疾患として捉えられがちですが、実際には両方を併発しているケースが臨床的に多く報告されています。
EDに対する不安や焦りが心理的プレッシャーとなり、早漏を誘発・悪化させるという悪循環に陥りやすいことも、その一因として指摘されています。
「ED治療薬を服用して勃起の問題は改善されてきたものの、射精コントロールの面でも課題を感じている」という方にとって、バルデナフィルとダポキセチンを1錠に配合したサビトラマックスは、2つの病態に対して異なる薬理機序から同時にアプローチできる合理的な選択肢です。
2種類の薬を別々に処方・管理する必要がなく、服用の簡便さという点でもアドヒアランス(服薬継続率)の向上が期待できるためです。
バルデナフィルが勃起の発現・維持を安定させ、ダポキセチンが射精反射を調節することで、性行為中の緊張や焦りが軽減されます。
EDと早漏の両方が改善すれば、パートナーとの時間をより落ち着いて楽しめるようになり、性的な自信の回復にもつながることが期待できます。
サビトラマックスはこんな方におすすめ
- EDと早漏の両方に悩んでいる方
- 2種類の薬を別々に服用することに不便さを感じている方
- レビトラやプリリジーと同等の効果をより手頃な価格で求めている方
- 性行為の際に自信を持ちたいと考えている方
- 先発薬からジェネリックへの切り替えを検討している方
サビトラマックスの有効成分について
サビトラマックスには、PDE5阻害薬であるバルデナフィルと、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)であるダポキセチンという、異なる薬理機序を持つ2つの有効成分の配合剤です。
バルデナフィルは、陰茎海綿体の血管平滑筋に存在するPDE5(ホスホジエステラーゼ5型)を選択的に阻害します。
性的刺激によって放出される一酸化窒素(NO)がcGMPの産生を促しますが、通常はPDE5によってcGMPが分解されるため勃起が持続しません。
バルデナフィルはこのPDE5の働きを抑えることでcGMPの分解を防ぎ、血管拡張と血流増加を維持することで勃起の発現・持続をサポートします。
なお、この作用は性的刺激が存在する場合にのみ発揮されるため、自然な性的反応の流れを妨げることはありません。
ダポキセチンは、脳内および脊髄のセロトニントランスポーターを阻害することでシナプス間隙のセロトニン濃度を一時的に高めます。
射精反射に関わる神経伝達を調節することで射精までの時間を延長するのです。
抗うつ薬として使用される一般的なSSRIは体内に蓄積されることで効果を発揮しますが、ダポキセチンは吸収が速く半減期も短いため、必要なタイミングで服用するオンデマンド投与に適しており、毎日服用する必要がない点が臨床上の大きな特徴です。
Atsuバルデナフィルは血管系に、ダポキセチンは神経系にそれぞれ作用するため、両成分は薬理学的に異なる経路で働きます。
そのため配合しても互いの作用を妨げることなく、EDと早漏という2つの病態に対して同時かつ独立したアプローチが可能です。
それぞれの成分を別々に服用した場合と比較しても、薬理学的な合理性は十分に担保されています。
サビトラマックスの効果・効能
- 勃起不全(ED)の改善:陰茎への血流を増加させ、勃起の発現と維持を促します
- 早漏の防止:射精に至るまでの時間を延長し、射精コントロールの改善が期待できます
ED改善効果は服用後約15分から現れ始め、最大で約8時間持続します。早漏防止効果は服用後約1時間から発現し、約6時間持続するとされています。
ただし、バルデナフィルは性的刺激がなければ効果を発揮しません。服用しただけで自動的に勃起するわけではなく、性的な興奮や刺激があって初めて作用します。
サビトラマックスの服用方法・使用方法
| 1回の用量 | 1/2錠〜1錠 |
|---|---|
| 1日の服用回数 | 1回 |
| 服用間隔 | 24時間以上 |
| 服用するタイミング | 性行為の約1時間前 |
サビトラマックスは、性行為の約1時間前に水またはぬるま湯で服用してください。初めて使用する場合は、半錠から開始し、効果や身体への影響を確認したうえで用量を調整することが望ましいでしょう。
服用時の注意
- 1日1回を超えて服用しないでください
- 次回の服用まで24時間以上の間隔を空けてください
- 空腹時に服用すると吸収が速やかになり、効果が現れやすい傾向があります
- 脂肪分の多い食事の後に服用すると、効果の発現が遅れる場合があります
- アルコールとの併用は血圧低下やめまいのリスクを高めるため、控えてください
- グレープフルーツジュースとの併用は避けてください(有効成分の血中濃度が上昇するおそれがあります)
Atsuサビトラマックスを初めて服用される場合は、まず半錠から始めることを推奨します。
バルデナフィルとダポキセチンという作用機序の異なる2成分が配合されているため、それぞれの成分に対する個人差が現れやすく、いきなり1錠を服用すると副作用が強く出る可能性があります。
半錠から始めて身体の反応を確認しながら、必要に応じて1錠へと用量を調整しましょう。
食事との関係については、バルデナフィルは他のPDE5阻害薬と比較して食事の影響を受けにくい成分ですが、高脂肪食との同時摂取は吸収速度をやや低下させる可能性があります。
空腹時または軽食後の服用が吸収効率の面では理想的です。
一方、ダポキセチンは食後に服用することで吸収がやや遅延する場合があるため、性行為の1〜2時間前を目安に服用タイミングを逆算して調整することをお勧めします。
初回服用時は、副作用として頭痛・ほてり・めまい・悪心などが現れる可能性があります。
これらの症状が強い場合は無理に用量を増やさず、半錠での使用を継続するか、医療機関にご相談ください。
ED治療薬と早漏防止薬の配合メリット
EDと早漏は併発することが珍しくなく、海外の臨床調査ではED症状のある方の約30〜50%が早漏も経験していると報告されています。これらを別々の薬で対処する場合、服用タイミングの管理や費用面での負担が生じます。
サビトラマックスのような配合錠は、バルデナフィルとダポキセチンを1錠にまとめることで、服用の手間を軽減しています。それぞれの有効成分の用量バランスが製剤段階で調整されているため、個人で2種類の薬を組み合わせるよりも服用管理がしやすい点がメリットです。
「ED治療薬を試してみたけれど、早漏のほうも気になっている」という方や、「2種類の薬を飲み分けるのが面倒」と感じている方にとって、配合錠は現実的な選択肢の一つといえるでしょう。
サビトラマックスの警告・禁忌・副作用
警告
- サビトラマックスは性的刺激に応じて効果を発揮する薬であり、性欲を増進する薬ではありません
- 4時間以上の持続勃起が生じた場合は、速やかに医療機関を受診してください。放置すると陰茎組織に損傷を受ける可能性があります
- 服用後にめまいや失神が起きた場合は、車の運転や危険を伴う機械操作を避けてください
禁忌
以下に該当する方は、サビトラマックスを服用すべきではありません。
- 硝酸剤(ニトログリセリン等)を使用している方
- 重度の心血管系疾患(不安定狭心症、重度の心不全等)のある方
- 重度の肝機能障害のある方
- 低血圧(安静時血圧が90/50mmHg未満)の方
- バルデナフィルまたはダポキセチンに対して過敏症の既往がある方
- 女性および18歳未満の方
- 65歳以上の方
副作用
サビトラマックスの服用により、以下の副作用が報告されています。
| 分類 | 主な症状 |
|---|---|
| よくある副作用 | ・頭痛 ・ほてり(顔の紅潮) ・鼻づまり ・消化不良 ・めまい |
| まれな副作用 | ・視覚異常(光がまぶしく感じる等) ・吐き気 ・傾眠 ・血圧変動 |
重篤な副作用
- 持続勃起症(プリアピスム):4時間以上の持続勃起。直ちに医療機関を受診してください
- 非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION):突然の視力低下や視野欠損。速やかに医師の診察を受けてください
- セロトニン症候群:発熱、発汗、振戦、意識障害等の症状が現れた場合は直ちに服用を中止し、医療機関を受診してください
Atsu頭痛やほてりは、バルデナフィルのPDE5阻害作用による血管拡張が全身に及ぶことで生じる反応であり、薬が正常に作用しているサインともいえます。
多くの場合は一過性で、時間の経過とともに自然に軽快します。
症状が気になる場合は、次回から半錠に減量するか、服用タイミングを調整することで緩和できることが多いです。
重篤な副作用として、持続勃起症とセロトニン症候群の2点は特に注意してください。
持続勃起症とは、性的刺激がないにもかかわらず勃起状態が4時間以上持続する状態で、放置すると陰茎海綿体への血流障害が生じ、永続的なEDにつながるリスクがあります。
この症状が現れた場合は直ちに医療機関を受診してください。
セロトニン症候群は、ダポキセチンのセロトニン濃度上昇作用が過剰になることで引き起こされます。
興奮・錯乱・筋硬直・発汗・発熱などの症状が複合的にあらわれるのが特徴です。
特に抗うつ薬やトリプタン系薬剤など、セロトニン系に作用する薬剤を併用している場合はリスクが高まるため、服用前に必ず使用中の薬剤を確認してください。
いずれの副作用も発現頻度は低いものの、早期対応が予後を大きく左右します。
異常を感じた際は速やかに服用を中止し、医療機関を受診することを強く推奨します。
サビトラマックスの他の薬との相互作用
併用しないこと
硝酸剤・NO供与剤
ニトログリセリン、硝酸イソソルビド、亜硝酸アミルなどバルデナフィルとの併用により血圧が急激に低下し、生命に関わる危険があります。
- いかなる形態の硝酸剤(飲み薬、貼り薬、スプレー等)とも併用しないでください
- 狭心症の治療で硝酸剤を使用している方は、サビトラマックスを服用すべきではありません
モノアミン酸化酵素阻害薬(MAO阻害薬)
セレギリン、ラサギリンなど。ダポキセチンとの併用によりセロトニン症候群を引き起こすおそれがあります。
- MAO阻害薬を使用中、または使用中止後14日以内の方は服用しないでください
チオリダジン
抗精神病薬の一種です。ダポキセチンとの併用により心臓の電気的活動に影響を及ぼすおそれがあります。
- チオリダジン服用中の方は、サビトラマックスを使用しないでください
併用に注意すること
CYP3A4阻害薬
エリスロマイシン、クラリスロマイシン、ケトコナゾールなどの抗菌薬・抗真菌薬。バルデナフィルの血中濃度を上昇させるおそれがあります。
- これらの薬を使用中の場合は、サビトラマックスの減量を検討してください
セロトニン作用薬
SSRI(パロキセチン、セルトラリン等)、SNRI(デュロキセチン等)、トリプタン系片頭痛治療薬(スマトリプタン等)などダポキセチンとの併用でセロトニン症候群のリスクが高まります。
- セロトニンに作用する薬との併用は避けてください
- 発熱、発汗、振戦、意識障害等の症状が現れた場合は直ちに服用を中止してください
降圧薬・α遮断薬
アムロジピン、ドキサゾシンなど。バルデナフィルの血圧降下作用が増強されるおそれがあります。
- 降圧薬を服用中の方は、めまいや立ちくらみに十分注意してください
抗不整脈薬
キニジン、プロカインアミド、アミオダロンなどは心臓の電気的活動に影響を及ぼすおそれがあります。
- 抗不整脈薬を使用中の方は、事前に医師にご相談ください
サビトラマックスの注意事項
- サビトラマックスは医師の処方に基づいて使用される医薬品です。自己判断で用量を増やさないでください
- 服用後にめまいや血圧低下が生じることがあるため、立ち上がる際はゆっくりと起き上がってください
- アルコールとの併用は血圧低下やめまいのリスクを高めます。飲酒は控えるか、少量にとどめてください
- グレープフルーツジュースとの併用は避けてください
- 心臓に持病のある方は、性行為自体が心臓に負担をかける可能性があるため、事前に医師にご相談ください
- 直射日光および高温多湿を避け、お子様の手の届かない場所に保管してください
サビトラマックスのよくある質問
サビトラマックスはどのくらいで効果が現れますか?
ED改善効果は服用後約15分から現れ始め、最大で約8時間持続します。早漏防止効果は約1時間後から発現し、約6時間持続するとされています。
ただし、効果の発現時間や持続時間には個人差があります。空腹時に服用すると吸収が速やかになり、効果が現れやすい傾向があります。
食事の影響はありますか?
脂肪分の多い食事の後に服用すると、バルデナフィルの吸収がやや穏やかになり、効果の発現が遅れることがあります。
最大限の効果を得るためには空腹時の服用が望ましいですが、軽い食事であれば大きな影響はないでしょう。
アルコールと一緒に服用できますか?
アルコールとの併用は推奨されません。バルデナフィルとダポキセチンはどちらも血圧に影響を与えるため、アルコールと併用するとめまいや血圧低下のリスクが高まります。
性行為の前に飲酒される場合は、少量にとどめ、体調に注意してください。
レビトラやプリリジーと同じ効果がありますか?
サビトラマックスはレビトラと同じバルデナフィル、プリリジーと同じダポキセチンを含有するジェネリック医薬品です。有効成分と含量が同一のため、同等の効果が期待できます。
ジェネリック医薬品は先発薬と有効成分・含量・用法用量が同じであり、生物学的同等性が確認されています。
ED治療薬や早漏防止薬を単剤で服用するのとどちらがよいですか?
EDのみ、または早漏のみの症状であれば、それぞれの単剤で対処するのが基本です。両方の症状がある場合に、サビトラマックスのような配合錠が選択肢となります。
配合錠は1錠で両方に対処できるため、服用の手間が少なくなる点がメリットです。ただし、どちらか一方の成分のみ用量を調整したい場合には単剤のほうが柔軟に対応できます。