ズデナ(ED治療薬:ザイデナ ジェネリック)
ズデナは、アジア発の勃起不全(ED)治療薬「ザイデナ」のジェネリック医薬品です。有効成分ウデナフィルを100mg含有する「PDE5阻害薬(ホスホジエステラーゼ5阻害薬)」に分類されます。
韓国で開発されたウデナフィルは、服用後約30分で効果が現れ始め、1時間ほどでピークに達するのが特徴です。シルデナフィル(バイアグラ)やバルデナフィル(レビトラ)の効果持続が約4〜6時間であるのに対し、服用から約12時間にわたって長時間の効果が期待できます。
ジェネリック医薬品として費用を抑えながらED治療を継続できる選択肢です。
なお、本ページは薬剤師が執筆しております。
Atsu薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。
さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。
Ray看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。
ズデナの概要
- ザイデナのジェネリック医薬品で、有効成分ウデナフィルを100mg含有
- 効果持続時間が約12時間と長い
- 服用後約30分で効果が現れ、1〜1.5時間程度でピークを迎える
- サンライズレメディーズ製
ズデナの製造元はサンライズレメディーズ(Sunrise Remedies Pvt. Ltd.)です。インドに本社を置く製薬会社で、WHO-GMP認証を取得した製造施設で医薬品を生産しており、品質管理体制が整った製薬企業です。
| 商品名 | ズデナ(Zudena) |
|---|---|
| 内容量 | 4錠 |
| 効果・効能 | 勃起不全(ED)の改善 |
| 有効成分 | ウデナフィル(Udenafil)100mg |
| 副作用 | ・頭痛 ・ほてり(潮紅) ・鼻閉 ・消化不良 |
| 形状・剤形 | 錠剤 |
| ブランド | サンライズレメディーズ(Sunrise Remedies) |
Atsuウデナフィルは、2005年に韓国のDong-A ST社が開発した、アジア生まれのPDE5阻害薬です。
ウデナフィルの特徴は、「即効性」と「持続性」を兼ね備えたバランスの良さです。
現在、韓国・ロシア・フィリピンなどで使用されており、日本や米国では未承認ですが、PDE5阻害薬としての有効性は海外の臨床試験で確認されています。
ズデナはこんな方におすすめ
- 効果の持続時間が長いED治療薬を探している方
- 服用のタイミングにゆとりを持ちたい方
- バイアグラ(シルデナフィル)やレビトラ(バルデナフィル)の持続時間では短いと感じている方
- ジェネリック医薬品でED治療の費用を抑えたい方
ズデナの有効成分について
ズデナの有効成分はウデナフィル(Udenafil)という成分です。ウデナフィルはPDE5阻害薬に分類され、勃起に必要な血流を改善する作用があります。
通常、性的刺激を受けると、陰茎海綿体内でcGMP(環状グアノシン一リン酸)という物質が産生され、血管が拡張して勃起が起こります。一方で、PDE5には、cGMPを分解して血管を元に戻し勃起を鎮める役割があります。
ED(勃起不全)の状態では、「勃起を維持するcGMP」と「鎮めようとするPDE5」のバランスが崩れ、十分な勃起が維持できません。
ウデナフィルはPDE5の働きを一時的にブロックすることで、cGMPの濃度を保ち、力強い勃起の維持を助けます。なお、この作用は性的刺激に反応してのみ現れるため、服用するだけで意図せず勃起が起こる心配はありません。
Atsuウデナフィルの薬物動態は、PDE5阻害薬の中でも独特のバランスを持っています。
血中濃度のピークは服用後約1時間で、シルデナフィル(約0.5〜1時間)に近い速さで吸収されます。
一方、半減期は約12時間とタダラフィル(約17.5時間)に次ぐ長さがあり、短時間型と長時間型の両者のメリットを兼ね備えたような位置づけです。
「効き始めを待つ時間が短く、効果が途中で切れる心配も少ない」という点で、「今飲んで、いつまで保つか」の服用タイミングを厳密に計る必要が少なく、心理的な負担が軽減される点もメリットです。
ズデナの効果・効能
ズデナは以下の症状に効果を発揮します。
- 勃起不全(ED):性的刺激に対して十分な勃起が得られない、または維持できない症状の改善
効果は服用後約30分から現れ始め、約12時間にわたって持続します。
ウデナフィルは長い持続時間を持つため、性行為のタイミングを厳密に計る必要がなく、自然な流れの中で効果を活用できます。ただし、効果には個人差があり、性的刺激がなければ勃起は起こりません。
ズデナの服用方法・使用方法
| 1回の用量 | 1錠(100mg) |
|---|---|
| 1日の服用回数 | 1回 |
| 服用間隔 | 24時間以上 |
| 服用するタイミング | 性行為の約30分〜1時間前 |
ズデナは性行為の約30分〜1時間前に、水またはぬるま湯で服用してください。1日の服用は1回までとし、次の服用までは必ず24時間以上の間隔を空けてください。
空腹時に服用するほうが吸収が速く、効果の発現も早まります。食後に服用する場合は、効果の発現がやや遅れることがあります。
使用上の注意
- 初めての方や65歳以上、肝・腎機能に不安のある方は、必ず1/2錠(50mg)から服用を開始してください
- 1日の服用は1回までとし、次の服用までは必ず24時間以上の間隔を空けてください
- 効果を最大限に引き出すため、できるだけ空腹時に服用してください。脂っこい食事は吸収を遅らせ、効果を弱める原因になります
- 副作用を強めるおそれがあるため、グレープフルーツジュースの摂取や過度な飲酒は避けてください
- 服用後にめまいや視覚の変化(色が違って見える等)が生じる可能性があるため、車の運転や機械の操作には十分に注意してください
- 錠剤は必ずPTPシートから取り出してください。シートごとの誤飲は食道を傷つける事故につながります
- 心疾患、血液疾患、消化性潰瘍のある方や、特定の薬(抗生物質、血圧薬、抗ウイルス薬など)を服用中の方は、事前に医師へ相談してください
- 女性(妊婦・授乳婦含む)や未成年は服用しないでください
Atsuウデナフィルは空腹時のほうが吸収効率が高く、最も早い効果発現を期待する場合は食事の前に服用するのが望ましいです。
ただし、通常の食事であれば食後の服用でも大きな問題はないでしょう。
焼肉や揚げ物といった脂っこい食事を摂った直後は吸収が遅れる傾向があるので、最低でも2時間程度、間隔を空けてから服用しましょう。
ズデナと他のED治療薬の比較
PDE5阻害薬にはいくつかの有効成分があります。ウデナフィルは効果の持続時間が約12時間と、短時間型と超長時間型の中間に位置づけられます。
ED治療薬の特徴の比較
| 比較項目 | ウデナフィル (ザイデナ) | シルデナフィル (バイアグラ) | タダラフィル (シアリス) |
|---|---|---|---|
| 効果発現 | 約30分 | 約30〜60分 | 約30〜60分 |
| 効果持続 | 約12時間 | 約4〜6時間 | 最大36時間 |
| 半減期 | 約11〜13時間 | 約3〜5時間 | 約17.5時間 |
| 食事の影響 | やや受ける | 受けやすい | 受けにくい |
| 主な副作用 | ・頭痛 ・ほてり ・鼻閉 | ・頭痛 ・ほてり ・視覚異常 | ・頭痛 ・背部痛 ・消化不良 |
ウデナフィルは効果の持続時間がシルデナフィルの約2〜3倍あるため、服用後に時間的なゆとりを持てる点が大きな特徴です。一方、最大36時間持続するタダラフィルほどの長さはありませんが、半減期が適度であるため体内からの消失がスムーズです。
「シルデナフィルでは効果が切れるのが早い」と感じる方や、「タダラフィルほどの長時間は必要ない」という方にとって、ウデナフィルは適した選択肢となるでしょう。
ズデナの警告・禁忌・副作用
警告
- ウデナフィルは性的刺激に応じてのみ作用する薬であり、服用だけで自動的に勃起が起こるわけではありません
- 心血管系に疾患のある方は、性行為自体が心臓に負担をかける可能性があるため、事前に医療機関に相談してください
- 勃起が4時間以上持続する持続勃起症(プリアピズム)が発生した場合は、速やかに医療機関を受診してください。放置すると陰茎組織が損傷を受ける可能性があります
禁忌
以下に該当する方はズデナを服用しないでください。
- 硝酸薬(ニトログリセリン、硝酸イソソルビドなど)を使用中の方:併用すると重篤な低血圧を引き起こすおそれがあります
- ウデナフィルまたは本剤に含まれる成分に対して過敏症の既往がある方
- 重度の肝機能障害のある方
- 重度の腎機能障害のある方
- 低血圧(安静時血圧90/50mmHg未満)または管理されていない高血圧(170/100mmHg超)の方
- 最近6ヶ月以内に脳卒中または心筋梗塞を起こした方
- 不安定狭心症または性行為中に狭心症が生じたことのある方
- 網膜色素変性症と診断されている方
副作用
ウデナフィルの服用により、以下の副作用が現れることがあります。
- 頭痛
- ほてり・潮紅
- 鼻閉
- 消化不良
- めまい
- 関節痛
これらの副作用は多くの場合一時的であり、薬の効果が消失するとともに軽減します。
重篤な副作用
- 持続勃起症:勃起が4時間以上持続する場合は速やかに医療機関を受診してください
- 突発性難聴:まれに報告されています。聴力の低下や耳鳴りが生じた場合は服用を中止してください
- 非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION):まれに報告されています。急激な視力低下が生じた場合は速やかに医療機関を受診してください
Atsu服用に伴う頭痛やほてりは、ウデナフィルの血管拡張作用によって血流が良くなるために起こる自然な反応です。
体が慣れるにつれて軽減する傾向があり、過度に心配する必要はありません。
ウデナフィルは他の成分に比べて半減期が長い分、副作用も比較的長く続くことがあります。
特に初めての服用時や高用量では症状が顕著に出やすいため、まずは50mgの少量から開始しましょう。
頭痛にはアセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬の併用が可能です。
ほてりや鼻詰まりについては水分を摂りながら自然に治まるのを待つのが基本で、また消化不良が気になる場合は、服用タイミングを食前にすることで予防できます。
ただし、勃起が4時間以上続く場合や急激な視力・聴力の変化、胸の痛みや強いめまいといった異常を感じた場合は、直ちに服用を中止し、医療機関を受診してください。
ズデナの他の薬との相互作用
併用しないこと
硝酸薬・NO供与薬
ニトログリセリン、硝酸イソソルビド、亜硝酸アミルなど。ウデナフィルとの併用により血圧が著しく低下し、失神やショックを引き起こすおそれがあります。いかなる形態(錠剤・貼付剤・スプレーなど)であっても併用は禁止です。
リオシグアト(アデムパス)
肺高血圧症の治療薬です。併用により血圧が過度に低下するおそれがあります。
他のPDE5阻害薬
シルデナフィル(バイアグラ)、タダラフィル(シアリス)、バルデナフィル(レビトラ)など。
服用すると、副作用が強く現れるおそれがあります。
併用に注意すること
CYP3A4阻害薬
抗真菌薬:ケトコナゾール、イトラコナゾール、フルコナゾール
抗ウイルス薬(HIV用等):リトナビル、サキナビル、インディナビル
抗生物質:エリスロマイシン、クラリスロマイシン
循環器用薬(血圧・不整脈):ジルチアゼム、ベラパミル、アミオダロン
抗うつ薬:フルボキサミン
胃薬(H2ブロッカー):シメチジン(ファモチジンは影響小)
ウデナフィルは主に肝臓の酵素「CYP3A4」で代謝されます。この酵素の働きを妨げるものを摂取すると、ウデナフィルが体内に長く留まり、副作用が強く現れやすくなります。
α遮断薬(降圧薬)
タムスロシン、ドキサゾシンなど。α遮断薬には血圧を下げる作用があり、ウデナフィルの降圧作用と相加的に働くことで、起立性低血圧(立ちくらみ・めまい)が起こりやすくなります。
- α遮断薬の用量が安定してから、ウデナフィルの少量投与を開始してください
- 立ち上がる際はゆっくりと動くように注意してください
降圧薬全般
ACE阻害薬:エナラプリル(レニベース)、リシノプリル(ゼストリル)
ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬):カンデサルタン(ブロプレス)、バルサルタン(ディオバン)、テルミサルタン(ミカルディス)
Ca拮抗薬:アムロジピン(ノルバスク)、ニフェジピン(アダラート)
利尿薬:フロセミド(ラシックス)、スピロノラクトン(アルダクトンA)
β遮断薬:ビソプロロール(メインテート)、アテノロール(テノーミン)
など
ウデナフィル自体にも軽度の降圧作用があるため、降圧薬との併用で血圧が過度に低下する可能性があります。
グレープフルーツ(ジュース含む)
果実に含まれる成分が腸管の酵素を強力に阻害します。服用前後数時間は、ジュースだけでなく果実そのものの摂取も控えてください。
過度の飲酒
併用によりめまいや急激な血圧低下を招くおそれがあります。また、過度な飲酒は勃起そのものを抑制する原因にもなるため、適量を心がけることが大切です。
ズデナの注意事項
- ズデナは男性のED治療のみを目的とした薬であり、女性やこどもは服用しないでください
- 服用後にめまいや視覚の変化が生じた場合は、自動車の運転や危険を伴う機械の操作を控えてください
- 直射日光や高温多湿を避け、室温(15〜30°C)で保管してください
- 使用期限を過ぎた薬は服用しないでください
ズデナのよくある質問
ズデナの効果はどのくらい持続しますか?
ズデナの有効成分ウデナフィルの効果は約12時間持続します。
服用後30分ほどで速やかに効き始め、その後約12時間にわたって効果が続く「即効性」と「持続力」を兼ね備えたバランスの良さが最大の特徴です。行為のタイミングを厳密に計算する必要がない点が大きなメリットです。
ズデナは食後に飲んでも効きますか?
通常の食事であれば、食後に服用しても効果に大きな差は出にくいとされています。
ただし、高脂肪食の直後に服用した場合は効果の発現がやや遅れることがあります。最も早い効果発現を期待する場合は、空腹時の服用が望ましいでしょう。
ズデナとバイアグラ(シルデナフィル)の違いは何ですか?
最大の違いは効果の持続時間です。効果の発現速度は両者ともに約30分ですが、ズデナ(ウデナフィル)は約12時間効果が持続するのに対し、バイアグラ(シルデナフィル)は約4〜6時間です。
ズデナを半分に割って飲んでもよいですか?
ズデナは、半分に割って服用可能です。65歳以上の方や肝障害・重度の腎障害がある方は代謝が遅れる可能性があるため、必ず半錠(50mg)から服用を開始しましょう。
初めて服用される方も、まずは50mgから試すことで、顔のほてりや頭痛といった副作用の出方を確認しながら、安全にご自分に合った適量を見極めることができます。