シラグラ(ED治療薬:バイアグラ ジェネリック)
シラグラは、勃起不全(ED)治療薬として世界的に知られる「バイアグラ」のジェネリック医薬品です。有効成分シルデナフィルを100mg含有し、先発品と同等のED改善効果が期待できます。
インドの大手製薬会社シプラ(Cipla)社が製造しており、錠剤の中央に割線(かっせん)が入っているため、必要に応じて半錠に分割して服用できるのも大きなメリットです。100mg錠を半錠にすると1回あたりの費用を抑えられるため、コストパフォーマンスを重視される方に選ばれています。
なお、本ページは薬剤師が執筆しております。
Yuu総合病院で院内薬剤師として勤務し、糖尿病病棟の担当や患者さん向けの講座開催を経験しました。その後は調剤薬局にて在宅訪問や無菌調剤にも携わり、幅広い現場での知識と実践を積んでいます。
また、食と健康のつながりを深めるため薬膳アドバイザーの資格も取得しています。
さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。
Ray看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。
シラグラの概要
- バイアグラと同じ有効成分「シルデナフィル」を100mg含有するジェネリック医薬品
- 性行為の約1時間前に服用し、約30〜60分で効果が現れ始め、約4〜6時間持続
- 錠剤に割線が入っており、半錠に分割して用量を調整できる
- インドの大手製薬会社シプラ社が製造・販売
- バイアグラの約1/3以下の価格で購入でき、コストパフォーマンスに優れている
シラグラは、1936年にインドで設立された大手製薬会社シプラ(Cipla)社が製造するバイアグラのジェネリックです。シプラ社は170か国以上で医薬品を展開するグローバル企業であり、世界保健機関(WHO)との協力実績も持つ信頼性の高い製薬会社として知られています。
| 商品名 | シラグラ(Silagra) |
|---|---|
| 内容量 | 4錠 |
| 効果・効能 | 勃起不全(ED)の改善 |
| 有効成分 | シルデナフィルクエン酸塩 100mg |
| 副作用 | ・ほてり(潮紅) ・頭痛 ・鼻づまり ・消化不良 ・視覚異常 |
| 形状・剤形 | 錠剤(割線入り) |
| ブランド | シプラ(Cipla) |
Yuuシラグラの大きなメリットは、錠剤の中央に「割線(かっせん)」が入っていることです。
シルデナフィルの一般的な用量は25mg〜50mgが目安とされているため、100mg錠を半分(50mg)や4分の1(25mg)に分割することで、ご自分に合った適切な量に調整しやすく、1回あたりのコストも抑えられます。
通常、割線のない錠剤をきれいに割るにはピルカッターが必要ですが、シラグラは手でも分割しやすいため、その日の体調に合わせた微調整がスムーズです。
ただし、錠剤の表面はコーティングで保護されていますが、分割した断面は中身が剥き出しの状態です。そこから湿気を吸い込むと、成分の変質や効果の不安定化を招く恐れがあります。
残った半分は、元のアルミ箔を折り返して密閉するか、乾燥剤入りのピルケースに保管し、遅くとも1〜2週間以内を目安に使い切るようにしてください。
また、品質を損なわないよう、清潔な手やピルカッターで扱うことも大切なポイントです。
シラグラはこんな方におすすめ
- バイアグラと同等の効果をより安価に求めている方
- ED治療薬の費用を抑えたい方
- 錠剤を分割して用量を自分で調整したい方
- 短時間で効果が現れるED治療薬をお探しの方
有効成分シルデナフィルについて
シラグラの有効成分であるシルデナフィルは、PDE5(ホスホジエステラーゼ5型)阻害薬に分類されるED治療成分です。もともとは狭心症の治療薬として開発が進められていましたが、臨床試験の過程でED改善効果が発見され、1998年にED治療薬「バイアグラ」として発売されました。
男性が性的刺激を受けると、体内でcGMP(環状グアノシン一リン酸)という物質が放出され、陰茎海綿体の血管が広がることで勃起が起こります。通常はPDE5がcGMPを分解して勃起を終息させますが、EDの方はこのPDE5の働きが過剰になり、十分な勃起が維持できません。
シルデナフィルはPDE5の働きを抑えることでcGMPの分解を防ぎ、性的刺激があった際に勃起しやすい状態を整えます。あくまで性的刺激に対する反応を助ける成分であり、服用しただけで勃起が起こるわけではありません。
シラグラの効果・効能
・勃起不全(ED)の改善
シラグラは勃起不全(ED)の改善に効果が期待できます。勃起が十分でない、あるいは勃起しても持続しにくいといった症状に有効です。
| 効果が現れるまで | 服用後、約30〜60分 |
|---|---|
| 効果のピーク | 服用後、約1時間 |
| 効果の持続時間 | 約4〜6時間 |
シルデナフィルの有効性は、バイアグラの臨床試験で実証されています。勃起不全を抱える男性を対象とした試験では、バイアグラ50mgを服用した対象者の72%に勃起機能の改善が確認されました。シラグラはバイアグラと同量のシルデナフィルを含有しているため、同等の効果が期待できます。
効果のピークは服用後約1時間で、血中濃度が最も高くなるタイミングです。その後は徐々に効果が弱まり、服用から約2.5時間で血中濃度が半分になります。
なお、シラグラに性欲を高める作用はありません。性的刺激がなければ効果は発現しないため、服用しただけで勃起が続くということはありません。
Yuuシルデナフィルはあくまで「勃起しやすい状態」を整える成分であり、性的刺激がなければ効果は発揮されません。そのため、「飲んだら勝手に勃起する」という心配は不要です。
効果の持続時間には個人差がありますので、まずはご自身のペースで様子を見てください。
シラグラの服用方法
シラグラは、性行為の約1時間前に水またはぬるま湯で服用してください。以下の用法・用量を守り、正しく服用することが大切です。
| 1回の用量 | 1/4〜1/2錠(シルデナフィルとして25〜50mg) ※初めての方は25mg(1/4錠)から |
|---|---|
| 1日の服用回数 | 1回まで |
| 服用間隔 | 24時間以上空けること |
| 服用のタイミング | 性行為の約1時間前 |
シルデナフィルの用量は25〜50mgが目安です。シラグラ100mg錠の場合、割線に沿って半分にすると50mg、さらに半分にすると25mgとして服用できます。
65歳以上の方、軽度の肝機能に不安がある方、重度の腎機能障害がある方は、25mg(1/4錠)から服用してください。50mgへの増量は、25mgで効果が不十分で、かつ副作用に問題がない場合にのみ検討してください。
食事の影響について
シルデナフィルは空腹時に吸収されやすく、より効果を引き出しやすくなります。高脂肪の食事をとった後に服用すると、吸収が遅れて効果の発現が弱まることがあります。
食後に服用する場合は、食後2時間以上空けてから服用するのが望ましいです。服用後30分ほど経てば成分の大半が吸収されるため、その後は食事をとっても問題ありません。なお、脂っこい食事を避け、食事量を少なめにすることで、効果を得やすくなります。
アルコールとの組み合わせ
シルデナフィルの血管拡張作用により、アルコールが体内を回りやすくなります。大量のアルコール摂取は急激な血圧低下を招くおそれがあるため、飲酒は控えめにしてください。適度な飲酒であればリラックス効果もありますが、飲みすぎると勃起を調節する脳の機能が低下し、十分な効果が得られないこともあります。
Yuuシラグラの効果を最大限に引き出すためには、食事の脂質(油分)に注意が必要です。
有効成分のシルデナフィルは油に溶けやすい性質を持っており、特に脂っこいメニューと一緒に摂取すると、成分が脂肪の膜に取り込まれ、吸収が著しく遅れたり弱まったりします。そのため、基本的には「空腹時」の服用が鉄則です。
もし食事のタイミングと重なる場合は、単に「軽め」にするだけでなく、「先にシラグラを服用し、30〜60分ほど経過して成分が吸収されてから食事をとる」という順番がおすすめです。
シラグラとバイアグラの比較
シラグラとバイアグラは同じ有効成分シルデナフィルを含んでおり、効果・効能は同等です。主な違いは製造元と価格にあります。
| 項目 | シラグラ | バイアグラ |
|---|---|---|
| 有効成分 | シルデナフィル 100mg | シルデナフィル 25mg/50mg |
| 製造元 | シプラ(インド) | ファイザー(米国)/ヴィアトリス(日本販売) |
| 剤形 | 錠剤(割線入り) | 錠剤/ODフィルム |
| 100mg 1錠あたり | 約495円 | 約1,920円 |
| 半錠(50mg)あたり | 約248円 | − |
ジェネリック医薬品は先発品の臨床試験データをもとに開発されるため、開発コストが抑えられ、より安価で提供されています。シラグラ100mgを半錠にして使用すると、1回あたり約248円で先発品と同等の効果が期待できます。
警告・禁忌・副作用
警告
シラグラと硝酸剤または一酸化窒素(NO)供与剤を併用してはいけません。硝酸剤やNO供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)を併用すると降圧作用が増強し、過度に血圧が下がるおそれがあります。
心血管系に障害がある方は服用できません。心筋梗塞等の重篤な副作用が発生するおそれがあるため、服用前に心血管系の状態を十分に確認してください。
禁忌(服用できない方)
- シルデナフィルクエン酸塩に対して過敏症の既往歴がある方
- 硝酸剤・一酸化窒素(NO)供与剤を服用中の方
- 心臓血管疾患(•不安定狭心症)があるなど、性行為が不適当と考えられる方
- 重度の肝機能障害がある方
- 重度の腎障害(血液透析が必要な場合を含む)
- 低血圧の方(最高血圧90mmHg未満、最低血圧50mmHg未満)
- 治療で管理されていない高血圧の方(安静時 最高血圧170mmHg以上、または最低血圧100mmHg以上)
- 最近6か月以内に脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴がある方
- 網膜色素変性症の方
- アミオダロン塩酸塩(経口剤)を服用中の方
- 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアト)を服用中の方
慎重投与(服用前に確認が必要な方)
- 6か月以前に脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴がある方
- 陰茎に構造上の異常(屈曲、線維化、ペイロニー病等)がある方
- 血液疾患(鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病等)のある方
- PDE5阻害薬または他のED治療薬を使用している方
- 出血性疾患や消化性潰瘍のある方
- 腎機能障害や肝機能障害がある方
- 高齢の方
主な副作用
シラグラの副作用は、ほとんどが血管拡張作用に伴う一時的な症状で、軽度なケースが多いです。多くの場合、服用から数時間以内に自然に治まります。
| 発生頻度 | 主な症状 |
|---|---|
| 1%以上 | ・ほてり(潮紅) ・頭痛 |
| 0.1〜1%未満 | ・動悸 ・めまい ・消化不良 ・鼻炎 ・視覚障害 |
| 0.1%未満 | ・不整脈 ・不眠 ・下痢 ・発疹 ・筋肉痛 |
| 頻度不明 | ・低血圧 ・持続勃起 ・視力低下 ・突発性難聴 |
4時間以上勃起が続く場合は、速やかに医療機関を受診してください。持続勃起に対する処置が遅れると、勃起機能に影響が残るおそれがあります。また、急激な視力低下や視覚異常が現れた場合も、すぐに服用を中止して眼科を受診してください。
Yuu副作用の「顔のほてり」や「頭痛」は、シルデナフィルの血管拡張作用によるもので、成分が血流を促しているサインでもあります。
ほとんどは一時的な症状であり、薬の効果が落ち着くにつれて自然に治まりますが、どうしても頭痛が気になる場合は、アセトアミノフェンやロキソプロフェンといった市販の鎮痛薬を併用しても問題ありません。
稀に現れる「視覚異常」は、シルデナフィルが網膜に存在する酵素(PDE6)に作用するために起こります。
具体的には、視界全体が青みがかって見えたり(青視症)、普段より光をまぶしく感じたりすることがあります。
これらも一過性のものですが、見え方に違和感があるうちは、安全のため自動車の運転や機械の操作は控えてください。
ただし、激しい胸の痛みや、急激な視力・聴力の低下、勃起が4時間以上痛みを伴って持続するといった症状が現れた場合は、重大な副作用の兆候である可能性があるため、直ちに服用を中止し、速やかに医療機関の診察を受けてください。
他の薬との相互作用
併用禁忌(絶対に併用しないこと)
硝酸剤・NO供与剤
ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等の硝酸剤・NO供与剤は、シルデナフィルとの併用で降圧作用が増強されます。
- 過度な血圧低下を引き起こし、めまいや失神につながるおそれがあります
- 狭心症の治療で硝酸剤を使用している方はシラグラを服用できません
アミオダロン塩酸塩(アンカロン・経口剤)
不整脈の治療に使われるアミオダロン塩酸塩の経口剤との併用は禁忌とされています。
- QT延長など心臓のリズムに影響を及ぼすおそれがあります
sGC刺激剤(リオシグアト/アデムパス)
肺動脈性肺高血圧症の治療に使われるリオシグアトとの併用は、血圧が過度に低下するおそれがあるため禁忌です。
- シルデナフィルもリオシグアトもcGMPの濃度を高めるため、併用すると作用が過剰になります
併用注意(注意しながら使うこと)
CYP3A4阻害薬
リトナビル、エリスロマイシン、ケトコナゾール、イトラコナゾール等のCYP3A4阻害薬は、シルデナフィルの代謝を遅らせて血中濃度を上昇させることがあります。
- 副作用が強まるおそれがあるため、用量の調整が必要になる場合があります
降圧剤・α遮断剤
アムロジピン等の降圧剤やドキサゾシン等のα遮断剤との併用は、血圧を過度に下げるおそれがあります。
- めまいやふらつきを感じた場合は、服用を中止して安静にしてください
グレープフルーツジュース
グレープフルーツジュースにはCYP3A4を阻害する成分が含まれており、シルデナフィルの血中濃度が上昇するおそれがあります。
- シラグラ服用前後はグレープフルーツジュースの摂取を避けてください
Yuu相互作用で特に注意していただきたいのは硝酸剤との併用です。狭心症の治療で「ニトロ」と呼ばれる薬(ニトログリセリンの舌下錠やスプレー等)を使用している方は、シラグラを絶対に服用しないでください。
持病がある方や複数の薬を服用中の方は、主治医に確認されることをおすすめします。
注意事項
- 他のED治療薬(レビトラ系、シアリス系等)との併用はできません
- 服用後にめまいや視覚障害が起きることがあるため、自動車の運転や機械の操作に従事する場合は注意してください
- 4時間以上の勃起が続く場合は、速やかに医療機関を受診してください
- 急激な視力低下・視覚異常が現れた場合は、服用を中止して医療機関を受診してください
よくある質問
シラグラとバイアグラの効果に違いはありますか?
シラグラは、バイアグラと同一の有効成分を持つジェネリック医薬品であり、同等の効果が得られます。
大きな違いは価格と規格です。
バイアグラの約3分の1以下の費用に抑えられることに加え、100mgという高用量規格を割線で分割して服用できるため、ご自身に最適な量への微調整と、さらなるコストパフォーマンスの両立が可能です。
シラグラは100mg錠をそのまま1錠飲んでもよいですか?
原則として、100mgをそのまま服用しないでください。
日本国内で承認されているシルデナフィルの推奨用量は、1日1回25mg〜50mgです。100mgを一度に服用すると激しい頭痛や動悸などの副作用リスクが高まります。まずは25mg(1/4錠)から試し、ご自身の体調と効果のバランスを見ながら調整しましょう。
シラグラの効果がなかなか感じられない場合はどうすればよいですか?
まず、正しい服用方法を確認してください。空腹時に服用しているか、十分な時間(約1時間)を空けているかがポイントです。高脂肪の食事の直後に服用すると、効果が弱まることがあります。
そのうえで効果が不十分な場合は、25mgから50mgへの増量を検討するか、他のED治療薬を試してみることも選択肢のひとつです。
シラグラは毎日服用してもよいですか?
シラグラは必要な時にだけ服用する「頓服(とんぷく)」の薬であり、毎日の継続服用を前提としたものではありません。
連日の使用自体は禁止されていませんが、成分が体内に残っている状態で追加すると副作用のリスクが高まるため、必ず24時間以上の間隔を空けてください。