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グルコバイ(Glucobay)50mgが15錠入ったシート(表面)
グルコバイ(Glucobay)50mgが15錠入ったシート(裏面)
グルコバイ(Glucobay)50mgの箱(表面)
グルコバイ(Glucobay)50mgの箱(側面)
グルコバイ(Glucobay)50mgが15錠入ったシート(表面)
グルコバイ(Glucobay)50mgが15錠入ったシート(裏面)
グルコバイ(Glucobay)50mgの箱(表面)
グルコバイ(Glucobay)50mgの箱(側面)
商品の写真(医薬品のパッケージ)に関するご注意事項
グルコバイは2型糖尿病の食後過血糖を改善するα-グルコシダーゼ阻害薬の先発医薬品です。α-アミラーゼも同時に阻害し、食事中の糖質吸収を効果的に遅延させます。

グルコバイ

Atsu 薬剤師が執筆
看護師 医療系国家資格を有する専門家(看護師)が確認済み
50mg 50mg
1錠 33
100mg 100mg
1錠 60
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グルコバイ(食後過血糖改善薬:アカルボース)

グルコバイ(Glucobay)は、有効成分アカルボースを配合したα-グルコシダーゼ阻害薬で、2型糖尿病における食後過血糖の改善に用いられる先発医薬品です。

小腸でデンプンや砂糖(ショ糖)などの炭水化物を分解する消化酵素(α-グルコシダーゼ)の働きを阻害することで、糖の吸収速度を緩やかにし、食後の急激な血糖値上昇を抑えます。食事療法や運動療法だけでは十分な血糖コントロールが得られない方に処方されます。

グルコバイは日本では2023年3月に薬価収載の経過措置期間が満了し、現在は国内で流通していません。ただし、有効成分アカルボースはジェネリック医薬品として現在も広く処方されています。当サイトで取り扱うグルコバイは、トルコのバイエル社が製造する正規品です。

なお、本ページは薬剤師が執筆しております。

本ページを執筆した薬剤師
Atsu

薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。

※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。

グルコバイの概要

  • アカルボースを配合したα-グルコシダーゼ阻害薬の先発医薬品
  • 食後の急激な血糖値上昇を抑え、2型糖尿病の食後過血糖を改善
  • 50mg錠と100mg錠の2規格あり(各90錠入り)
  • 1日3回、毎食直前に服用
  • バイエル(Bayer AG)が開発・製造

グルコバイの開発元はバイエル(Bayer AG)です。バイエルはドイツ・レバークーゼンに本社を置く世界的な製薬・ライフサイエンス企業で、医薬品・農薬・コンシューマーヘルスの各分野で事業を展開しています。当サイトで取り扱うグルコバイは、バイエルのトルコ法人が製造する正規品です。

商品名グルコバイ(Glucobay)
内容量・50mg:90錠
・100mg:90錠
効果・効能2型糖尿病における食後過血糖の改善
有効成分アカルボース(Acarbose)50mg / 100mg
副作用・腹部膨満感、おなら
・軟便、下痢
・腹痛
形状・剤形錠剤
ブランドバイエル(Bayer AG)
⚠️薬剤師による補足
Atsu

グルコバイは日本国内では2023年3月に薬価収載の経過措置期間が満了し、先発品としての流通は終了しています。

ただし、有効成分アカルボース自体は現在もジェネリック医薬品(アカルボース錠「サワイ」「トーワ」「日医工」等)として広く処方されている薬剤です。

グルコバイの添付文書(バイエル薬品)に記載された国内臨床試験データでは、2型糖尿病の方を対象に食後血糖値のピークを有意に低下させることが確認されています

HbA1cの改善効果についても報告されており、食後過血糖の是正を通じて血糖コントロール全体に寄与すると考えられます。

なお、アカルボースの承認適応はあくまで「2型糖尿病における食後過血糖の改善」であり、ダイエットや体重減少を目的とした使用は承認適応外です。

糖質吸収の遅延により体重増加を抑制する可能性は示唆されていますが、これは副次的な作用にすぎず、減量効果を期待して服用することは推奨されません。

グルコバイはこんな方におすすめ

  • 2型糖尿病で食後の血糖値が高い方
  • 食事療法や運動療法だけでは血糖コントロールが不十分な方
  • 食後の急激な血糖上昇(食後スパイク)を抑えたい方
  • ジェネリックではなく先発医薬品(グルコバイ)を使用したい方
  • 日本で販売中止となったグルコバイを引き続き入手したい方

グルコバイの有効成分について

グルコバイの有効成分はα-グルコシダーゼ阻害薬であるアカルボースです。アカルボースは小腸粘膜に存在するα-グルコシダーゼという消化酵素の働きを阻害する成分です。

食事から摂取した炭水化物(デンプンやショ糖など)は、膵液に含まれるα-アミラーゼによってオリゴ糖に分解され、さらに小腸粘膜のα-グルコシダーゼによってブドウ糖(グルコース)に分解されて吸収されます。

アカルボースはこのα-グルコシダーゼとα-アミラーゼの両方を阻害することで、炭水化物からブドウ糖への分解を遅延させます。その結果、糖の吸収速度が緩やかになり、食後の急激な血糖値上昇が抑えられる仕組みです

⚠️薬剤師による補足
Atsu

アカルボースの薬理学的特徴は、α-グルコシダーゼだけでなく膵α-アミラーゼも阻害する点にあります。

同じα-グルコシダーゼ阻害薬であるボグリボース(ベイスン)はα-グルコシダーゼを選択的に阻害しますが、α-アミラーゼに対する阻害作用はほとんどありません。

一方、ミグリトール(セイブル)はα-グルコシダーゼ阻害薬ですが、小腸上部で速やかに吸収される特性を持ち、作用部位が小腸上部に集中するという違いがあります。

アカルボースは消化のより上流段階であるα-アミラーゼにも作用するため、広範な糖質分解抑制が期待できるのが特徴です。

ただし、この二重の阻害作用により、消化されなかった糖質が大腸に到達し腸内細菌によって発酵されるため、腹部膨満感や放屁といった消化器系の副作用が他のα-GI製剤と比較して生じやすい傾向にあります。

これらの症状は服用開始から2〜4週間で軽減していくケースがほとんどです。

服用を自己判断で中止せず、気になる場合は医師・薬剤師に相談してください。

グルコバイの効果・効能

  • 2型糖尿病における食後過血糖の改善:食事療法・運動療法のみで効果不十分な場合、または他の血糖降下薬との併用で効果不十分な場合

アカルボースは食事に含まれる炭水化物の消化・吸収を遅延させることで、食後の血糖値ピークを抑制します。空腹時血糖値への直接的な作用はほとんどなく、主に食後血糖値の改善に特化した薬剤です。

インスリンの分泌を直接促す薬ではないため、アカルボース単独での低血糖リスクは低いとされています。ただし、SU薬やインスリン製剤と併用する場合には低血糖が起こりうるため、注意が必要です。

グルコバイの服用方法・使用方法

グルコバイは1日3回、毎食直前に水またはぬるま湯で服用します。食直前の服用が重要であり、食後に服用しても十分な効果が得られません。

用法・用量1回100mgを1日3回、毎食直前に服用
開始用量1回50mgから開始し、忍容性を確認しながら100mgへ増量
服用タイミング食直前(食事の最初の一口の直前)
服用回数1日3回(毎食時)
最大用量1回100mg、1日300mg

使用上の注意

  • 必ず食直前に服用してください(食後の服用では効果が十分に発揮されません)
  • 消化器系の副作用を軽減するため、1回50mgから開始し、1〜2週間かけて徐々に100mgへ増量してください
  • 低血糖が起きた場合は必ずブドウ糖を摂取してください(砂糖やアメではアカルボースによりショ糖の分解・吸収が遅延するため、速やかな血糖回復が期待できません)
  • 服用中は定期的に肝機能検査を受けてください
⚠️薬剤師による補足
Atsu

グルコバイの服用で最も重要なのは「食直前」のタイミングです。

アカルボースは食事に含まれる炭水化物が消化酵素で分解される前に酵素を阻害する必要があるため、食事の最初の一口を口に入れる直前に服用することが不可欠です。

食後に服用した場合、すでに糖の消化・吸収が進行しており、十分な血糖上昇抑制効果は得られません。

また、SU薬やインスリンなど他の糖尿病治療薬と併用中に低血糖が生じた場合は、必ずブドウ糖を摂取してください

アカルボースはショ糖(砂糖)の分解を阻害するため、砂糖やアメでは血糖値の回復に時間がかかります。

ブドウ糖は薬局やドラッグストアで購入可能ですので、常に携帯しておくことを強くおすすめします。

グルコバイの警告・禁忌・副作用

禁忌(服用できない方)

  • 重篤なケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡の方
  • 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある方
  • アカルボースに対して過敏症の既往歴がある方
  • 妊婦または妊娠している可能性のある方

副作用

グルコバイで起こる可能性のある主な副作用は以下のとおりです。

  • 腹部膨満感(最も多い副作用)
  • おなら(放屁)の増加
  • 軟便、下痢
  • 腹痛
  • 低血糖(他の糖尿病治療薬との併用時)

消化器系の副作用はアカルボースの作用機序に由来するもので、消化されなかった糖質が大腸で腸内細菌により発酵されることで生じます。服用を継続するうちに腸内環境が適応し、症状が軽減していく傾向にあります

重篤な副作用

ごくまれに、以下のような重篤な副作用が報告されています。

  • 肝機能障害、黄疸(劇症肝炎の報告あり)
  • 低血糖(他剤併用時)
  • 腸閉塞(イレウス)
  • 腸管嚢胞様気腫症
⚠️薬剤師による補足
Atsu

アカルボースにおいて特に注意すべき重篤副作用は肝機能障害です。

国内の市販後調査において劇症肝炎の報告があり、添付文書では定期的な肝機能検査の実施が求められています。

特に服用開始後6か月間はAST(GOT)・ALT(GPT)等の肝機能値を定期的にモニタリングすることが重要です。

全身の倦怠感や食欲不振、皮膚や白目の黄染(黄疸)といった症状が現れた場合は、直ちに服用を中止し医療機関を受診してください。

一方、腹部膨満感や放屁の増加については、アカルボースの薬理作用に伴って生じるものであり、多くの場合、服用開始から2〜4週間で軽減します。

初期の消化器症状を和らげるため、1回50mgから開始して徐々に増量していく方法が一般的です。

グルコバイの他の薬との相互作用

併用に注意すること

他の糖尿病治療薬

SU薬(グリメピリドなど)、インスリン製剤、ビグアナイド薬(メトホルミン)などと併用する場合、血糖降下作用が増強され低血糖のリスクが高まるおそれがあります。

  • SU薬(グリメピリド、グリクラジドなど)
  • インスリン製剤
  • ビグアナイド薬(メトホルミン)

消化酵素製剤

消化酵素製剤(パンクレアチンなど)はアカルボースの作用を減弱させるおそれがあります。併用する場合は医師に相談してください。

  • パンクレアチン、ジアスターゼなどの消化酵素製剤

血糖降下作用に影響する薬剤

以下の薬剤は血糖値に影響を与えるため、グルコバイとの併用時には血糖コントロールの変動に注意が必要です。

  • 甲状腺ホルモン製剤:血糖降下作用が減弱するおそれ
  • 副腎皮質ステロイド:血糖値を上昇させるおそれ
  • 利尿薬(サイアザイド系など):血糖値を上昇させるおそれ

グルコバイの注意事項

  • 食直前に服用してください(食後では効果が得られません)
  • 低血糖時にはブドウ糖を摂取してください(砂糖では回復が遅れます)
  • 服用中は定期的な肝機能検査を受けてください
  • 妊娠中・授乳中の方は服用できません
  • 炭水化物を含まない食事の場合は服用不要です
  • 高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所で保管してください
  • こどもの手の届かない場所に保管してください

グルコバイのよくある質問

グルコバイはダイエットに使えますか?

グルコバイの承認適応は「2型糖尿病における食後過血糖の改善」であり、ダイエット目的での使用は承認されていません。

食事からの糖質吸収を遅延させることで体重増加を防ぐ補助的な効果は考えられますが、すでに体内に蓄積された脂肪を直接燃焼させる作用はなく、グルコバイの服用だけで体重が減少するとは限りません。

食後に飲んでも効果がありますか?

食後の服用では十分な効果が得られません。アカルボースは食事に含まれる炭水化物が消化酵素で分解される前に酵素を阻害する必要があるため、食直前の服用が必須です。

食事の最初の一口を口に入れる直前に服用してください。

低血糖が起きたときに砂糖を舐めても大丈夫ですか?

砂糖やアメではなく、必ずブドウ糖を摂取してください。アカルボースはショ糖(砂糖)を分解するα-グルコシダーゼも阻害するため、砂糖を舐めても速やかに血糖値が回復しません。

ブドウ糖は薬局やドラッグストアで購入できます。グルコバイを服用する方は常にブドウ糖を携帯しておくことをおすすめします。

グルコバイは日本で販売中止になったのですか?

グルコバイ(先発品)は日本国内では2023年3月に薬価収載の経過措置期間が満了し、現在は流通していません。ただし、有効成分アカルボースはジェネリック医薬品(アカルボース錠「サワイ」「トーワ」等)として現在も広く処方されています。

当サイトではトルコのバイエル社が製造する正規品のグルコバイを取り扱っています。

おならが増えるのは避けられませんか?

腹部膨満感やおならの増加は、アカルボースが正しく作用していることの表れです。消化されなかった糖質が大腸で腸内細菌により発酵されることで生じます。

服用を継続するうちに2〜4週間で軽減していくことがほとんどです。副作用を和らげるためには、1回50mgから開始して徐々に増量する方法が効果的です。

グルコバイに関連する添付文書等の参考資料

グルコバイの有効成分(アカルボース)に関する参考資料を以下に掲載します。

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