アボダート(AGA治療薬:デュタステリド)
アボダート(Avodart)は、5α還元酵素阻害薬「デュタステリド」を有効成分とする男性型脱毛症(AGA)治療薬です。
世界的な製薬企業であるグラクソ・スミスクライン(GSK)が開発・製造する先発医薬品で、日本ではAGA治療薬「ザガーロ」として承認されています。デュタステリドは5α還元酵素のI型とII型の両方を阻害するため、II型のみを阻害するフィナステリドと比較して、より広範囲にDHTの生成を抑制します。
なお、本ページは薬剤師が執筆しております。
Atsu薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。
さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。
Ray看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
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また、アボダートの口コミ・効果・感想(レビュー)もございますので、こちらもぜひご覧ください。

アボダートの概要
- GSK(グラクソ・スミスクライン)が開発・製造する先発医薬品
- 有効成分デュタステリドを0.5mg含有するソフトカプセル剤
- 5α還元酵素のI型・II型の両方を阻害し、DHT生成を強力に抑制
- 日本国内ではAGA治療薬「ザガーロ」として承認されている同一成分
- 1日1回の服用で、食事の影響を受けにくい
アボダートの製造元はイギリスに本社を置くグラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline plc)です。世界有数の製薬企業として多くの国と地域で医薬品を供給しており、長年にわたる研究開発と厳格な品質管理体制に基づく信頼性の高い医薬品を提供しています。
| 商品名 | アボダート(Avodart) |
|---|---|
| 内容量 | 30カプセル |
| 効果・効能 | 男性型脱毛症(AGA)の進行抑制および発毛促進 |
| 有効成分 | デュタステリド 0.5mg |
| 副作用 | ・勃起不全 ・リビドー(性欲)減退 ・射精障害 ・乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房不快感) |
| 形状・剤形 | ソフトカプセル |
| ブランド | グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline) |
アボダートはこんな方におすすめ
- AGAによる薄毛や抜け毛を改善したい方
- フィナステリド(プロペシア系)で十分な効果を実感できなかった方
- 先発医薬品ならではの品質と信頼性を重視する方
- AGA治療を長期的に続けたい方
Atsuアボダートは、世界的な製薬企業であるGSK(グラクソ・スミスクライン)が開発した先発医薬品です。
AGA治療で最も大切なポイントは「長期間にわたって服用を継続すること」にあります。
AGAは進行性の疾患であり、服用を中断すると再び薄毛が進行してしまうためです。
したがって、治療を始める際には「続けやすさ」も重要な選択基準となるでしょう。
アボダートは先発医薬品としての品質が確立されており、有効性・安全性について豊富な臨床データが蓄積されています。
「まずは先発医薬品で効果を確かめたい」という方にとって、信頼性の高い選択肢のひとつです。
アボダートの有効成分について
アボダートの有効成分は、5α還元酵素阻害薬に分類されるデュタステリドです。デュタステリドは、体内でテストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換する酵素「5α還元酵素(5αリダクターゼ)」の働きを阻害します。
DHTは毛乳頭細胞のアンドロゲン受容体に結合することで、毛髪の成長サイクル(ヘアサイクル)を短縮させ、髪が十分に成長する前に抜け落ちてしまう原因となります。デュタステリドがDHTの生成を抑えることで、乱れたヘアサイクルが正常に近づき、太く長い毛髪が育ちやすくなる効果が期待できます。
デュタステリドの大きな特徴は、5α還元酵素のI型とII型の両方を阻害する点にあります。従来のフィナステリドがII型のみを阻害するのに対し、デュタステリドはI型にも作用するため、DHTの生成をより広い範囲で抑制します。
Atsu5α還元酵素には「1型」と「2型」の2種類が存在します。
2型は前頭部や頭頂部の毛乳頭に多く分布しており、AGAの主な原因であるDHTの生成に深く関わっています。
一方、1型は全身の皮脂腺に広く分布しています。
従来のフィナステリドは2型のみを阻害しますが、デュタステリドは1型・2型の両方を阻害するため、DHTの生成をより広範囲にわたって抑制します。
このため、頭皮の皮脂分泌が多い方や、フィナステリド単体では十分な効果を実感できなかった方にとって、デュタステリド(アボダート)は有力な選択肢といえるでしょう。
アボダートの効果・効能
- 男性型脱毛症(AGA)の進行を遅らせ、毛髪数の増加および太さの改善
- 頭頂部および前頭部(生え際)の発毛促進
アボダートは、男性型脱毛症(AGA)の治療に用いられる医薬品です。有効成分デュタステリドがDHTの生成を抑制し、ヘアサイクルの正常化を促すことで抜け毛の減少や毛髪の改善が期待できます。
海外で実施された第III相臨床試験(Olsen EA, et al. J Am Acad Dermatol. 2006)では、デュタステリド0.5mgを24週間投与した群が、フィナステリド1mg投与群と比較して頭頂部の毛髪数において統計学的に有意な優越性を示したと報告されています。そのため、フィナステリドで十分な効果が得られなかった場合に、デュタステリドへの切り替えが選択肢となるでしょう。
ただし、効果が実感できるまでには通常6カ月程度の継続服用が必要です。AGAは進行性の疾患であるため、効果を維持するためには長期的な服用の継続が大切です。
アボダートの服用方法・使用方法
| 1回の用量 | 1カプセル(デュタステリド0.5mg) |
|---|---|
| 1日の服用回数 | 1回 |
| 服用間隔 | 24時間 |
| 服用するタイミング | 特に指定なし(食事の影響を受けにくい) |
| 継続の目安 | 最低6カ月(効果がない場合は6カ月で中止を検討) |
アボダートは1日1回、1カプセルを水またはぬるま湯で服用してください。食事の有無による吸収への影響は少ないため、服用するタイミングに特別な指定はありません。
毎日同じ時間帯に服用する習慣をつけると、飲み忘れを防ぎやすくなります。もし飲み忘れた場合は、気づいた時点で1回分を服用してください。ただし、次の服用時間が近い場合は、1回分を飛ばして通常のスケジュールに戻してください。
使用上の注意
- 1日1カプセルを超えて服用しないでください
- カプセルを噛んだり割ったりせず、そのまま飲み込んでください
- 自己判断で服用を中止すると、AGAが再び進行するおそれがあります
- 効果を実感するまでに通常6カ月程度の継続が必要です
- カプセルから漏れた内容物に触れた場合は、直ちに石鹸と水で洗い流してください
- 高温多湿を避け、室温で保管してください。車内への長時間放置は避けてください
Atsuデュタステリドは血中半減期が約3〜5週間と非常に長く、体内に留まりやすい性質を持っています。
そのため、毎日決まった時間に服用を続けることで、血中濃度が安定し、DHTの生成を継続的に抑え続けることが可能です。
AGA治療では6カ月程度の継続が目安です。
服用開始から3カ月ほどで抜け毛の減少を実感する方もいますが、発毛効果をしっかり確認するには6カ月以上の継続が大切です。
もし6カ月間服用しても改善がみられない場合には、服用の継続について医師に相談してください。
「朝の洗面時」「就寝前」など、ご自身の生活リズムに合わせたタイミングを決めておくと飲み忘れを防ぎやすくなります。
デュタステリドとフィナステリドの違い
AGA治療薬の有効成分として代表的なものに、デュタステリドとフィナステリドがあります。どちらも5α還元酵素を阻害してDHTの生成を抑える薬ですが、作用する酵素の範囲や適応症に違いがあります。
| 項目 | デュタステリド (アボダート) | フィナステリド (プロペシア) |
|---|---|---|
| 阻害する酵素 | 5α還元酵素 I型・II型 | 5α還元酵素 II型のみ |
| DHT抑制率 | 約90%以上 | 約70% |
| 半減期 | 約3〜5週間 | 約6〜8時間 |
| 適応症 | AGA | AGA |
| 剤形 | ソフトカプセル | 錠剤 |
| 効果発現までの期間 | 約6カ月 | 約6カ月 |
上記のとおり、デュタステリドはフィナステリドに比べてDHTの抑制範囲が広く、海外の臨床試験では頭頂部の毛髪増加量において統計学的に有意な優越性が確認されています。フィナステリドで十分な効果が得られなかった場合に、デュタステリドへの切り替えを検討するケースも少なくありません。
一方で、半減期が長いため、副作用が出た場合に体内から成分が排出されるまでの時間も長くなる点には注意が必要です。もし気になる症状が続く場合は、早めに医療機関へ相談してください。
アボダートの警告・禁忌・副作用
警告
- 女性や小児は絶対に服用しないでください。特に妊娠中または妊娠の可能性がある方は、デュタステリドに触れることも避けてください。経皮吸収により、男子胎児の生殖器官の発達に影響を及ぼすおそれがあります
- デュタステリドの服用中および最終服用から6カ月間は献血をしないでください。輸血を受けた方に悪影響を及ぼす可能性があります
- 前立腺がんの検査(PSA検査)を受ける場合は、デュタステリドを服用していることを必ず担当者に伝えてください。PSA値が約50%低下するため、正確な判定に影響する場合があります
禁忌
以下に該当する方はアボダートを服用できません。
- デュタステリドまたは他の5α還元酵素阻害薬に対してアレルギー(過敏症)のある方
- 女性(特に妊婦・授乳中の方・妊娠の可能性がある方)
- 小児
- 重度の肝機能障害のある方
副作用
主な副作用として、以下の症状が報告されています。
性機能に関する副作用(発症頻度1%以上)
- 勃起不全
- リビドー(性欲)減退
- 射精障害
- 精液量の減少
乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)
精神神経系(抑うつ気分、浮動性めまい)
消化器(腹部不快感、腹痛、下痢)
過敏症(発疹、蕁麻疹、そう痒症、限局性浮腫、血管性浮腫)
その他(倦怠感、味覚異常、脱毛症〈主に体毛脱落〉、多毛症、血中クレアチンキナーゼ増加)
重篤な副作用
ごくまれに以下の重篤な副作用が報告されています。異常を感じた場合はただちに服用を中止し、医療機関に相談してください。
- 肝機能障害(疲れやすい、全身の倦怠感、食欲不振、吐き気)
- 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる、尿の色が濃くなる、体がかゆくなる)
Atsuデュタステリドの服用により、リビドー(性欲)減退や勃起不全といった性機能に関する副作用が報告されています。
国内の臨床試験における発現率は数%程度であり、多くの方は問題なく服用を継続できています。
これらの症状は、服用を続けるうちに軽快するケースが多いとされていますが、ごくまれに服用中止後も症状が持続したとの報告も存在します。
デュタステリドは半減期が約3〜5週間と長いため、副作用が生じた場合に体内から成分が排出されるまでに時間を要する可能性がある点にもご留意ください。
もし「以前と違う」「日常生活に支障がある」と感じた場合は、我慢や自己判断をせず、早めに医療機関を受診されることをお勧めします。
アボダートの他の薬との相互作用
併用禁忌
なし
併用注意
CYP3A4阻害薬
リトナビル、ケトコナゾール、イトラコナゾール、ベラパミル、ジルチアゼムなど。デュタステリドは主に肝臓のCYP3A4という酵素で代謝されます。
- これらの薬剤と併用すると、デュタステリドの血中濃度が上昇し、副作用が強まるおそれがあります
- 現在服用中の薬がある場合は、事前に医師または薬剤師に相談してください
Atsuデュタステリドは、肝臓にあるCYP3A4という酵素によって代謝(分解・排出)されます。
CYP3A4阻害薬とは、この酵素の働きを抑える薬のことです。
併用すると、デュタステリドが体内で分解されにくくなり、血中濃度が通常よりも高い状態が続くおそれがあります。
リトナビル(HIV治療薬)やケトコナゾール(抗真菌薬)などがこれにあたりますが、日常的に服用される方は多くありません。
ただし、水虫の治療薬(イトラコナゾール)や血圧を下げる薬(ベラパミル、ジルチアゼム)なども該当するため、何らかの薬を服用中の方は必ず医師または薬剤師にお申し出ください。
アボダートの注意事項
- アボダートは男性専用の医薬品です。女性は服用しないでください
- 妊娠中・授乳中の方や妊娠の可能性がある方は、カプセルに触れないでください。デュタステリドは経皮吸収(皮膚から体内に取り込まれる性質)があります
- カプセルから漏れた内容物に触れた場合は、直ちに石鹸と水で洗い流してください
- 肝機能に障害のある方は、服用前に医師に相談してください
- 前立腺がんの検査(PSA検査)を受ける際は、必ずデュタステリドの服用を申告してください
- 服用中および最終服用後6カ月間は献血ができません
- こどもの手の届かない場所に保管してください
Atsuアボダートはソフトカプセル剤であるため、カプセルを噛んだり割ったりせず、そのまま飲み込んでください。
デュタステリドには経皮吸収(皮膚から体内に取り込まれること)の性質があるため、妊娠中の方やお子さんがカプセルの内容物に触れないよう、保管場所には十分注意してください。
また、デュタステリドは半減期が非常に長いため、最終服用から6カ月間は成分が体内に残り続けます。
そのため、献血は服用中止後6カ月間は行えません。
PSA検査についても注意が必要です。
デュタステリドはPSA値を約50%低下させるため、前立腺がんの診断に影響を及ぼす可能性があります。
検査前には必ず服用していることを担当医にお伝えください。
アボダートのよくある質問
アボダートとザガーロは何が違いますか?
有効成分・含有量はどちらもデュタステリド0.5mgで同じです。アボダートはGSK(グラクソ・スミスクライン)の海外向けブランド名であり、日本国内ではAGA治療薬として「ザガーロ」という名称で承認されています。
つまり、アボダートとザガーロは同じ有効成分・同じ製薬会社が製造する、名称の異なる同一の薬です。効果に違いはありません。
アボダートの効果が出るまでどのくらいかかりますか?
AGA治療では通常6カ月程度の継続服用が目安です。AGA治療薬はヘアサイクルに働きかけるため、すぐに目に見える変化を感じにくい場合があります。
服用開始から3カ月ほどで抜け毛の減少を実感する方もいますが、発毛効果をしっかり確認するには6カ月以上の継続が大切です。6カ月間服用しても改善がみられない場合には、服用の中止を検討してください。
フィナステリドからデュタステリドに切り替えてもよいですか?
フィナステリドで効果が不十分だった場合に、デュタステリドへの切り替えは選択肢のひとつです。デュタステリドは5α還元酵素のI型・II型の両方を阻害するため、フィナステリドよりも広い範囲でDHTを抑制します。
ただし、フィナステリドとデュタステリドを同時に併用することは避けてください。どちらも同じメカニズムで作用するため、併用による追加効果は期待できません。
アボダートとミノキシジルは併用できますか?
はい、デュタステリド(アボダート)とミノキシジルは作用メカニズムが異なるため、併用が可能です。デュタステリドがDHTを抑制して抜け毛を防ぐのに対し、ミノキシジルは頭皮の血行を促進して発毛を促します。
実際にAGAクリニックでも両方を組み合わせた治療が広く行われています。ただし、体調に変化を感じた場合は、早めに医師に相談してください。
アボダートの服用中に初期脱毛は起こりますか?
服用開始後、一時的に抜け毛が増えることがあります。これは「初期脱毛」と呼ばれ、乱れていたヘアサイクルが正常化する過程で古い毛髪が抜け落ちる現象です。
多くの場合、初期脱毛は一時的なもので、通常3カ月程度で自然に治まります。初期脱毛が起きたからといって服用を中止する必要はありませんが、不安な場合は医師に相談してください。
アボダートの口コミ・効果・感想(レビュー)
当サイトが独自に取材したアボダートの口コミ・効果・感想(レビュー)もございますので、こちらもぜひご覧ください。
