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ケトラル(KETORAL)が10錠入ったシート(裏面)
ケトラル(KETORAL)が10錠入ったシート(裏面)
ケトラル(KETORAL)の箱(表面)
ケトラル(KETORAL)の箱(側面)
ケトラル(KETORAL)が10錠入ったシート(裏面)
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ケトラル(KETORAL)の箱(側面)
商品の写真(医薬品のパッケージ)に関するご注意事項
ケトラル(Ketoral)は、ケトコナゾール200mg配合の経口抗真菌薬です。外用薬では届きにくい爪・頭皮・口腔・膣の真菌感染症に内服で対応します。
ブランド:ビリムファーマ

ケトラル

Atsu 薬剤師が執筆
看護師 医療系国家資格を有する専門家(看護師)が確認済み
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ケトラル(抗真菌薬:ケトコナゾール)

ケトラル(Ketoral)は、有効成分ケトコナゾール200mgを含有する経口タイプの抗真菌薬です。真菌(カビ)の細胞膜を構成するエルゴステロールの合成を阻害することで、真菌の増殖を抑え、最終的に死滅させる作用を持ちます。

外用薬(クリームやローション)では到達しにくい爪周囲、頭皮、口腔内、膣などの真菌感染症や、全身性の深在性真菌症に対して使用される内服薬であり、1日1回、食事と一緒に服用します。

なお、本ページは薬剤師が執筆しております。

本ページを執筆した薬剤師
Atsu

薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。

※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。

また、ケトラルの口コミ・効果・感想(レビュー)もございますので、こちらもぜひご覧ください。

ケトラルの概要

  • ケトコナゾール200mg含有の経口抗真菌薬
  • 外用薬では治療が難しい深在性・全身性真菌症に対応
  • エルゴステロール合成を阻害し真菌を死滅させる
  • 1日1回、食事と一緒に服用
  • 1箱10錠入り

ケトラルの製造元はビリムファーマ(Bilim İlaç)です。ビリムファーマは1953年にトルコ・イスタンブールで設立された製薬企業であり、ジェネリック医薬品を中心に幅広い治療分野の製品を製造・販売しています。

商品名ケトラル(Ketoral)
有効成分ケトコナゾール(Ketoconazole)200mg
内容量10錠
効果・効能・皮膚真菌症(白癬、皮膚カンジダ症、癜風)
・粘膜真菌症(口腔・膣カンジダ症)
・全身性真菌感染症
用法・用量1日1回1錠を食事と一緒に服用
副作用・吐き気
・腹痛
・頭痛
・肝機能障害
形状・剤形錠剤
ブランドビリムファーマ(Bilim İlaç)
⚠️薬剤師による補足
Atsu

ケトラルは経口の抗真菌薬であり、外用薬(クリームやシャンプー)では到達できない部位の真菌感染症に使用されます

ただし、経口ケトコナゾールには肝機能障害のリスクが報告されており、現在では他のアゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール、フルコナゾールなど)が第一選択薬とされています。

ケトラルは、これらの薬剤で効果が不十分な場合や使用できない場合に検討される位置づけの薬剤です。

EMA(欧州医薬品庁)は2013年に肝毒性リスクを理由として経口ケトコナゾールの使用制限勧告を出しており、米国FDA(食品医薬品局)もBlack Box Warning(最高レベルの警告)を付しています。

服用にあたっては、治療開始前および治療中の定期的な肝機能検査が必須です。

ケトラルはこんな方におすすめ

  • 塗り薬では治りにくい爪周囲や頭皮の真菌感染症に悩んでいる方
  • 繰り返す膣カンジダ症や口腔カンジダ症を内服薬で治療したい方
  • 他の抗真菌薬(フルコナゾール、イトラコナゾールなど)で効果が不十分だった方
  • 全身性の深在性真菌症の治療が必要な方

ケトラルの有効成分について

ケトラルの有効成分はケトコナゾール(Ketoconazole)です。ケトコナゾールはイミダゾール系抗真菌薬に分類され、真菌の細胞膜を構成するエルゴステロールの合成過程でチトクロムP450依存性のラノステロール14α-脱メチル化酵素(CYP51)を阻害します。

エルゴステロールが欠乏すると真菌の細胞膜が正常に機能できなくなり、膜透過性の変化を通じて真菌の増殖が停止し、最終的に死滅に至ります。ケトコナゾールは皮膚糸状菌(白癬菌)、カンジダ属、マラセチア属など幅広い真菌に対して抗菌活性を示す薬剤です。

なお、ケトコナゾールは強力なCYP3A4阻害作用を持つため、多くの薬剤との相互作用に注意が必要です。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

ケトコナゾールは1981年に登場した最初の経口アゾール系抗真菌薬であり、歴史のある薬剤です。

しかし、その後に開発されたイトラコナゾールやフルコナゾールは肝毒性のリスクが相対的に低く、現在ではこれらが第一選択薬として広く使用されています。

経口ケトコナゾールは、他のアゾール系薬で効果が不十分な場合や、耐性真菌による感染症が疑われる場合に検討される薬剤と位置づけられます。

ケトコナゾールは胃酸性環境下で吸収が良くなるため、食事と一緒に服用する必要があります。

制酸薬やプロトンポンプ阻害薬(PPI)を服用中の方は、胃酸分泌が抑制されケトコナゾールの吸収が低下するため、服用時間をずらすなどの工夫が必要です。

ケトラルの効果・効能

ケトラルは以下の真菌感染症の治療に使用されます。

皮膚真菌症

  • 皮膚糸状菌症(白癬・たむし) ─ 治療期間の目安:約4週間
  • 皮膚カンジダ症 ─ 治療期間の目安:2〜3週間
  • 癜風(でんぷう) ─ 治療期間の目安:10日間
  • 脂漏性皮膚炎 ─ 治療期間の目安:1〜2か月

粘膜真菌症

  • 口腔カンジダ症 ─ 治療期間の目安:2〜3週間
  • 膣カンジダ症 ─ 治療期間の目安:5日間(1回400mg)

全身性(深在性)真菌症

  • パラコクシジオイデス症、ヒストプラズマ症、コクシジオイデス症 ─ 治療期間の目安:約6か月

ケトラルの服用方法

ケトラルは1日1回1錠(200mg)を食事と一緒に水またはぬるま湯で服用します。

1回の服用量1錠(ケトコナゾール200mg)
1日の服用回数1回
服用タイミング食事と一緒に服用(吸収改善のため)
増量時効果不十分な場合、1回2錠(400mg)に増量可能
膣カンジダ症1回2錠(400mg)を5日間

服用上の注意

  • 必ず食事と一緒に服用してください。空腹時は吸収が低下します
  • 制酸薬(胃薬)やPPI(オメプラゾールなど)を服用中の方は、ケトラルの服用から2時間以上間隔をあけてください
  • 症状が改善しても、指定された治療期間を最後まで完了してください
  • 服用中は定期的に肝機能検査を受けてください

ケトラルの副作用

一般的な副作用

副作用症状の詳細頻度
吐き気食事と一緒に服用すると軽減されることが多い中程度
腹痛軽度〜中程度の腹痛中程度
頭痛軽度の頭痛中程度
下痢消化器症状低頻度
食欲不振食欲の低下低頻度

重篤な副作用 ─ 肝機能障害

経口ケトコナゾールの最も重要な副作用は肝機能障害です。米国FDA(食品医薬品局)はBlack Box Warning(最高レベルの警告)を、EMA(欧州医薬品庁)は使用制限勧告をそれぞれ出しています。

以下の黄疸の兆候が現れた場合は、直ちに服用を中止し、医師の診察を受けてください

  • 原因不明の倦怠感・だるさ
  • 食欲不振・吐き気・嘔吐
  • 腹痛(特に右上腹部)
  • 濃い色の尿
  • 皮膚や白目の黄色い変色(黄疸)

その他の重篤な副作用(まれ)

  • アナフィラキシー様症状(呼吸困難、全身の潮紅、血管浮腫)
  • 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
  • QT延長・心室頻拍
  • 副腎機能不全

禁忌(服用できない方)

  • ケトコナゾールに対してアレルギーのある方
  • 急性または慢性の肝疾患(肝炎、肝硬変など)のある方
  • QT延長が認められる方、先天性QT延長症候群の家族歴がある方
  • 妊娠中または授乳中の方
  • 併用禁忌薬(後述)を服用中の方
⚠️薬剤師による補足
Atsu

経口ケトコナゾールの最も重要な副作用は肝機能障害です。米国FDAはBlack Box Warning(最高レベルの警告)を付しており、EMA(欧州医薬品庁)も2013年に使用制限勧告を出しています。

肝機能障害のリスクは、服用期間が長くなるほど高まる傾向にあります。

肝機能の異常は服用開始後1〜6か月以内に現れることが多いとされていますが、それ以降に発現する例も報告されているため、治療期間を通じて継続的な注意が必要です。

治療開始前および治療中は、定期的に肝機能検査(AST、ALT、γ-GTP、ビリルビンなど)を受けてください。 特に治療開始直後は、2〜4週間ごとの検査が推奨されます。

ケトラルと他の薬との相互作用

ケトコナゾールは強力なCYP3A4阻害薬であるため、非常に多くの薬剤との相互作用があります。以下は主な併用禁忌・併用注意薬です。

併用禁忌薬(絶対に併用できない薬)

以下の薬剤はケトラルとの併用によりQT延長や重篤な副作用のリスクが著しく高まるため、絶対に併用できません。

  • シサプリド、ドンペリドン(消化管機能改善薬)
  • シンバスタチン、ロバスタチン(コレステロール低下薬)
  • トリアゾラム、経口ミダゾラム(睡眠導入薬)
  • ピモジド、セルチンドール(精神神経用薬)
  • キニジン、ドフェチリド(不整脈治療薬)
  • エルゴタミン、ジヒドロエルゴタミン(麦角アルカロイド)
  • イリノテカン、エベロリムス(抗がん剤)

併用注意薬(医師に相談が必要な薬)

以下の薬剤はケトコナゾールのCYP3A4阻害作用により血中濃度が変動する可能性があるため、併用前に必ず医師に相談してください。

  • ワルファリン(抗凝固薬)─ 出血リスクの増加
  • シクロスポリン、タクロリムス(免疫抑制剤)─ 血中濃度上昇
  • ジゴキシン(強心薬)─ ジゴキシン中毒のリスク
  • リファンピシン、カルバマゼピン、フェニトイン ─ ケトコナゾールの効果低下
  • HIV治療薬(インジナビル、サキナビル、ネビラピンなど)
  • シルデナフィル(ED治療薬)─ 血中濃度上昇による副作用リスク

上記以外にも多数の相互作用が報告されています。現在服用中のすべての薬(市販薬・サプリメントを含む)を必ず医師に報告してください。

ケトラルの注意事項

  • 治療開始前および治療中は定期的に肝機能検査を受けてください
  • 必ず食事と一緒に服用してください(空腹時は吸収が低下します)
  • 制酸薬やPPIとの併用は吸収を低下させるため、服用時間をずらしてください
  • 服用中に倦怠感、食欲不振、吐き気、尿の色の変化が現れた場合は直ちに服用を中止してください
  • 多数の薬物相互作用があるため、服用中のすべての薬を医師に報告してください
  • めまいが現れることがあるため、車の運転や危険を伴う作業には注意してください
  • 高温多湿・直射日光を避け、室温で保管してください
  • こどもの手の届かない場所に保管してください

ケトラルのよくある質問

ケトラルとニゾラールの違いは何ですか?

ケトラルとニゾラールは同じ有効成分ケトコナゾールを含む製品ですが、剤形と用途が異なります。ケトラルは経口錠(飲み薬)で体の内側から真菌に作用します。

日本で広く知られるニゾラールはクリーム・ローション・シャンプーなどの外用薬であり、皮膚表面の真菌に直接作用します。外用薬では到達できない部位の感染症には経口薬のケトラルが必要になります。

肝臓への影響が心配です。どのくらい危険ですか?

経口ケトコナゾールによる重篤な肝障害の発生頻度は低いですが、ゼロではありません。そのため治療開始前と治療中の定期的な肝機能検査が必須とされています。

倦怠感、食欲不振、吐き気、右上腹部の痛み、尿の色が濃くなるなどの初期兆候に注意し、異変を感じたら直ちに服用を中止して医師に相談してください。

どのくらいの期間飲めば治りますか?

治療期間は感染症の種類によって異なります。膣カンジダ症では5日間、皮膚の白癬では約4週間、深在性真菌症では約6か月が目安です。

症状が改善しても自己判断で服用を中止せず、指定された治療期間を最後まで完了してください。途中で中止すると再発のリスクが高まります。

フルコナゾールやイトラコナゾールとの違いは何ですか?

いずれもアゾール系抗真菌薬ですが、ケトコナゾールは肝毒性のリスクが比較的高いため、現在ではフルコナゾールやイトラコナゾールが第一選択薬とされています。

ケトラルは、これらの薬で効果が不十分な場合や使用できない場合の代替薬として位置づけられています。

ケトラルの口コミ・効果・感想(レビュー)

当サイトが独自に取材したケトラルの口コミ・効果・感想(レビュー)もありますので、こちらもぜひご覧ください。

ケトラルに関連する添付文書等の参考資料

ケトラルの有効成分ケトコナゾールに関する参考資料を以下に掲載します。

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