ビコミンで過剰な性欲が落ち着き「欲望に振り回されない生活」を実感する一方、副作用への不安も感じた30代男性の体験談レポート【看護師が確認済み】

ビコミンで過剰な性欲が落ち着き「欲望に振り回されない生活」を実感する一方、副作用への不安も感じた30代男性の体験談レポート【看護師が確認済み】

有効成分ビカルタミドはアンドロゲン(男性ホルモン)の働きを抑えることで前立腺がんの進行を防ぐ作用を持ち、その特性からトランスジェンダーの方のホルモン療法や性欲の抑制目的にも用いられる抗アンドロゲン薬で、先発薬「カソデックス(Casodex)」のジェネリック医薬品「ビコミン(BICOMINE)」を実際に使用した30代前半の男性「みっきゅん」さん(愛知県)より、体験談をレポートしていただきました。

さて、体験談の要点は以下の通りです。

ビコミンの体験談まとめ
服用に至った経緯・目的
  • 強い性欲によって、生活リズムや仕事・パートナー関係に支障が出ていた
  • ネットで調べる中で、ビコミンの「性欲低下」の副作用に着目した
  • 本来は適応外だと理解しつつ、性欲を抑えたい一心で服用を決意した
服用1ヶ月での効果と変化
  • 1〜2週目で勃起や性的衝動が弱まり、パートナーとの関係が落ち着いた
  • 3〜4週目には自慰が週1回ほどに減り、睡眠や集中力が改善した
  • 一方で乳首の痛みや胸の張りが出て、女性化乳房の兆候に不安を覚えた
副作用・リスクと結論
  • 肝機能リスクが高く、本来必要な血液検査を受けていない点に不安を感じた
  • 偏頭痛や情緒不安などの副作用も経験し、危険性を実感した
  • 性欲は抑えられたが、副作用を目的に使う危険性を痛感し、安易には勧められないと感じた

なお、本記事の体験談内容については、医学的記述や表現に不自然な点がないか、医学誌の編集経験がある看護師が確認済みです。

この記事を確認した医療系国家資格を有する専門家
Ray

看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。

それでは、次より実際の体験談レポートをご紹介いたしますが、本記事は個人の体験談であり、効果・感じ方には個人差があります。

あくまでも個人の感想ですので、効果・効能を保証するものではありません。医薬品の使用は自己責任で行い、体調変化を感じた場合は医師にご相談ください。

目次

「やめよう」と思っても、頭から離れない。昼休憩に自慰行為をする。そんな自分が嫌になり、ネットで性欲を抑える方法を調べ始めました

ビコミン(BICOMINE)IP 50mgの箱2つと10錠が入ったシート3枚
ビコミン 50mgの写真(みっきゅんさん提供)

まず初めにお伝えしておきます。どうしても本当に性欲を減退させたいという強い意志がある人にしか推奨しません。軽い気持ちの方は絶対に服用しないほうが良いです。

私は30代代男性です。もともと性欲が強く、若い頃から「自分は普通の人より性欲が旺盛なのではないか」と思っていました。

結婚後もそれは変わらず、仕事で疲れていても夜になれば自然と欲求が高まり、パートナーに求めることが多くありました

相手が応じてくれるときは良いのですが、疲れていたり気分が乗らなかったりする時も当然あります。そのとき私は不満を抱き、時には喧嘩に発展することもありました。

また、一人での自慰行為もほぼ毎日のようにしており、それによって睡眠時間が削られたり、翌朝の集中力が落ちることが多々ありました。

「やめよう」と思っても、頭から離れない。昼休憩に自慰行為をする。そんな自分が嫌になり、ネットで性欲を抑える方法を調べ始めました。

そこで目にしたのが「ビコミン」でした。

本来は前立腺がんの治療に使われる抗アンドロゲン薬で、男性ホルモンの働きを抑える作用があります。副作用として性欲減退や女性化乳房があると知り、「これなら自分の悩みに合うかもしれない」と思いました。

もちろん適応外使用になることは理解していましたが、切実な悩みを少しでも解消したいという気持ちが勝ち、試してみることにしたのです。

1週間目には、自慰の回数がわずかに減り、「無理して我慢している」のではなく「気持ちがそこまで盛り上がらない」状態になっていました

最初の数日は正直、不安の方が大きかったです。カプセルを手に取ると、「これは本来がん患者さんのための薬なのに、自分は性欲を抑えるために飲んでいる」と罪悪感に似た気持ちもありました。

初めて飲んだ翌朝、特に体調の変化はなく、普段と同じように出勤しました。ただ、普段なら朝の時間帯に強い勃起や性的な衝動を感じるのですが、それがほんの少し弱まっているように思いました

「気のせいかもしれない」と思いながらも、確かに欲求の勢いが鈍ったように感じました。

1週間目には、自慰の回数がわずかに減り、「無理して我慢している」のではなく「気持ちがそこまで盛り上がらない」状態になっていました。

これは自分にとってかなり新鮮な感覚でした。

これまでは仕事中にふと性的なことを考えてしまうことがありましたが、そうした雑念がかなり減り、タスクに没頭できる時間が増えました

2週目に入ると変化がより明確になりました。

まず、夜にパートナーと過ごしていても「絶対に性行為に持ち込みたい」という気持ちが薄れ、自然に会話やスキンシップを楽しめるようになりました。

これはパートナーにとっても良かったようで、「最近、落ち着いていて優しくなったね」と言われました。自分でも心の余裕を感じられ、関係が改善していく実感がありました。

また、日常生活でも集中力が増しました。これまでは仕事中にふと性的なことを考えてしまうことがありましたが、そうした雑念がかなり減り、タスクに没頭できる時間が増えました。特にデスクワークでは効果を感じました。

ただ一方で、この頃から乳首に違和感が出始めました。シャツが擦れると敏感になり、チクチクと軽い痛みを感じるのです。

ネットの口コミで「1ヶ月ほどで乳房が張る感じが出る」と読んでいたので、その初期症状だろうと思いました。

怖さもありましたが、「効果が出ている証拠かもしれない」と複雑な気持ちでした。

勃起力もやや弱まり、以前なら簡単に維持できたのが、持続が難しくなりました

3週目になると、性欲は明らかに落ち着きました。自慰の回数は週1回程度にまで減り、しかも以前のような強烈な衝動ではなく、「なんとなく気分転換に」という程度でした。

勃起力もやや弱まり、以前なら簡単に維持できたのが、持続が難しくなりました。これは人によってはデメリットですが、私にとっては目的通りの変化です。

また、睡眠の質が上がった気がしました。夜中に欲求で目覚めることがなくなり、朝までぐっすり眠れるようになったのです。

翌日の疲労感が減り、心身ともに健やかになったと感じました。4週目には、さらに女性化乳房の兆候が強くなりました。

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

女性化乳房や乳房の腫れ、違和感はビコミンを服用する方のうち約45%程度の方に見られる副作用です。

薬の服用をやめることで徐々に治るケースがほとんどです。

参考:
ビカルタミド錠「DSEP」IF(第4(2)版)|医薬品インタビューフォーム – 第一三共エスファ株式会社

胸の張りと軽い痛みがあり、触れると違和感がはっきりと分かる状態です。服の上からでは分かりませんが、自分の体に変化が出ていることは確かでした。

ネットの口コミには「数ヶ月で胸の形が丸くなる」「肩や腕の筋肉が落ちる」といった報告があり、自分もこのまま続ければ同じような変化が出るのだろうと想像しました。

この1ヶ月で大きな体調不良はありませんでしたが、薬の性質上リスクは高いと感じています

この1ヶ月で大きな体調不良はありませんでしたが、薬の性質上リスクは高いと感じています。

特に肝臓への影響は無視できません。

口コミの中には「血液検査で肝機能が悪化した」と書かれている方もいました。

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

内服薬は肝臓で代謝するため、ビコミンに限らずほとんどの内服薬において肝臓に影響するリスクがあります。

そのため、薬を飲み始めてしばらくしたらだるくなった場合や発熱、嘔気が続く場合、皮膚のかゆみや目の白い部分が黄色っぽく変色した場合には薬の服用を中断して医療機関へ相談しましょう。

参考:
薬物性肝障害 – 厚生労働省(PDF)

私は自己判断で服用したため検査は受けていませんが、本来は定期的な血液検査が必須だと思います。

あと、私は偏頭痛持ちなのですが、飲むと数時間後に必ず頭痛が起きていました。「性欲を抑えるためだ・・・」と自分に言い聞かせていましたが、時には耐えられなくなり、ロキソニンを飲んでいました。

ほんとにいつか身体を壊すなとつくづく思います。

そしてこれが一番の副作用だと思うのですが、男性ホルモンが減少するので情緒不安定になります。少し嫌なことがあるとネガティブな思考になり、一人で落ち込んだりしてしまいます。

禁忌にあたる人についても改めて確認しました。

女性や未成年、肝臓に持病がある人、成分にアレルギーのある人は服用すべきではありません。特に女性にとっては副作用が強く出やすく、危険です。

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

男性ホルモンの一種であるアンドロゲンは男性の情緒や精神面に影響を与えます。

そのため、アンドロゲンが減少するとうつや苛立ち、神経過敏や不安といった症状が出現します。

参考:
男性更年期 – 独立行政法人国立病院機構 京都医療センター

私はこの1ヶ月で「欲望に縛られない生活」を初めて実感しました

服用動機
性欲が強すぎて生活に支障があった
1ヶ月の効果
性欲は半分以下に低下、自慰は週1回に減少
心身の変化
乳首の違和感、勃起力低下、睡眠の質改善、精神的安定
副作用リスク
肝機能障害、女性化乳房、性機能障害、精神障害など
おすすめ度
★★☆☆☆ 限定的。必ず医師管理が必要

結論として、安易におすすめはできません。

確かに性欲は大きく抑えられ、私にとっては生活改善に直結しました。しかしそれは「副作用を目的に利用した結果」であり、医学的には正しい使い方ではありません。

口コミを読むと、同じように性欲コントロールや性同一性障害の方が服用して効果を感じている一方、副作用で苦しんだ人も少なくありません。

私自身も乳房の変化や勃起力低下を体感しており、長期的にどうなるかは分かりません。

「どうしても性欲が強くて生活に支障がある」「医師と相談しながら安全に管理できる」、この2つを満たす人でなければ、リスクの方が大きいと感じます。

私はこの1ヶ月で「欲望に縛られない生活」を初めて実感しました。それは非常に大きなメリットでしたが、同時に副作用の怖さも感じました。

今後も継続するかどうかは、医師に相談して決めるつもりです。

※海外医薬品の個人輸入は、ご自身の責任において、ご自身の使用のために行う場合に限り認められています。輸入した医薬品を第三者へ譲渡・転売することは法律で固く禁じられています。

※この記事は看護師資格保有者が内容を確認していますが、診断・治療行為ではありません。必要に応じて医療機関で適切な指導を受けてください。

ビコミンに関連する添付文書等の参考資料

※本ページでは日本語の公的資料(JAPIC/PMDA等)や、英語の公的資料(EMA/FDA等)を記載しています。いずれも基本的に各国規制当局等が発行する一次ソースですが、国・地域ごとに適応症・警告・禁忌・推奨用量などが異なるため、内容をよく比較のうえご判断ください。

※服用前には必ず輸入品に記載されている英文の説明も確認し、不明点は医師・薬剤師にご相談ください。

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本記事の監修者・執筆者

メドノア編集部が監修・執筆。
記事により薬剤師による執筆、また、適宜、医療系国家資格を有する専門家(看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当)が、医学的記述や表現に不自然な点がないか確認をしています。
確認済みの記事には、その旨記載しております。

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