肌の赤みと対処法

脱毛後に肌が赤くなると「肌トラブルでは?」と心配になる方もいるかもしれません。しかしこの赤みは、脱毛時に発生するレーザーや電流などの熱エネルギーに対する正常な肌の反応です。軽度の日焼けと同じ状態ですが、放置してしまうとシミにつながる場合もあるため、きちんと対処しておくことが大切です。

目次

肌の赤みの原因

医療脱毛の施術後に出る肌の赤みは、照射されたレーザー光線や絶縁針の電流が持っている熱エネルギーによって皮膚が軽い炎症を起こすことが原因です。この炎症反応は施術を受けたほとんどの方に起こる現象であり、それほど心配する必要はありません。

脱毛方法による赤みの出方の違い

赤みの現れ方は脱毛方法によって異なります。レーザー脱毛や光脱毛の場合は照射範囲全体に赤みが広がりやすいのが特徴です。一方、針脱毛の場合は毛穴1つ1つに絶縁針で電流を流すため、毛穴の周辺にピンポイントで赤みが現れます。

赤みが起こりやすい部位

特に赤みが出やすいのは、皮膚が薄い部位や毛が太く密集している部位です。具体的には以下のような箇所が挙げられます。

  • (頬・口まわり):皮膚が薄く敏感なため赤みが目立ちやすい
  • ワキ:毛が太く密集しているため熱が集中しやすい
  • VIO:皮膚がデリケートで色素沈着もしやすい部位
  • ヒザ下:広範囲の照射により全体的に赤みが出やすい

肌の赤みの対処法

個人差はありますが、赤みは通常1週間以内に引いていくのが一般的です。熱を受けて皮膚表面の温度が上がり、乾燥している状態になっているため、適切なケアを行うことが回復を早めるポイントとなります。

冷却で炎症を抑える

施術直後から最も大切なケアが冷却です。赤みが出ている部分に保冷剤をタオルで包んだものや、冷たいタオルを当てて肌の温度を下げましょう。直接氷を肌に当てるのは刺激が強すぎるため避けてください。

冷却は1回あたり10〜15分程度を目安に行います。赤みやほてりが残っている間は、数時間おきに繰り返すと効果的です。

保湿で肌のバリア機能を守る

冷却と同じくらい重要なのが保湿です。脱毛後の肌は熱によって水分が失われ、バリア機能が低下した状態にあります。化粧水で水分を補った後、乳液やクリームで蓋をして水分の蒸発を防ぎましょう。

保湿剤を選ぶ際は、アルコールフリーで低刺激のものを選ぶことが重要です。アルコール配合の化粧水はしみたり刺激になったりする場合があるため、敏感肌用や脱毛後専用のケア用品を使用するのがおすすめです。

紫外線対策を徹底する

脱毛後の肌は通常よりも紫外線のダメージを受けやすい状態にあります。赤みが残っている状態で日焼けをしてしまうと、色素沈着やシミの原因になりかねません。

外出時には日焼け止めクリームを塗り、帽子や日傘なども活用して紫外線対策を徹底しましょう。日焼け止めもできるだけ低刺激タイプのものを選ぶと、肌への負担を軽減できます。

施術後に避けるべき行動

赤みが引くまでの間は、肌への刺激となる行動を避けることも大切です。以下の点に気をつけましょう。

  • 入浴:施術当日は湯船につからず、ぬるめのシャワーで済ませる
  • 飲酒:血行が良くなり赤みや炎症が悪化する場合がある
  • 激しい運動:汗をかくと肌に刺激を与え、雑菌が入りやすくなる
  • 摩擦:タオルでゴシゴシ拭いたり、きつい衣類を着たりしない

針脱毛の場合は特に注意が必要

針脱毛の場合は、毛穴周辺に赤みが残ってしまうと毛穴が黒ずんでしまうケースがあるため、より丁寧なケアが求められます。冷却と保湿に加えて、施術後数日間は脱毛部位を清潔に保つことを心がけましょう。

万が一、毛穴の赤みが2週間以上引かない場合や、膿が出てきた場合は毛嚢炎の可能性もあるため、速やかに施術を受けたクリニックに相談してください。

医療機関を受診すべきケース

通常の赤みであれば自宅でのケアで回復しますが、以下のような症状が見られる場合は軽い日焼けのレベルを超えて、やけどと同じ状態になっている可能性があります。すぐに施術を受けたクリニックで診察を受けましょう。

  • ヒリヒリ感が数日たっても引かない
  • 強い痛みをともなう
  • 水ぶくれができている
  • 赤みが1週間以上改善しない

医療脱毛は医療機関で行われるため、万が一肌トラブルが起きた場合でも迅速に対応してもらえるのが大きなメリットです。気になる症状がある場合は遠慮せずに相談することが、肌を守る最善の方法といえるでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

本記事の監修者・執筆者

メドノア編集部が監修・執筆。
記事により薬剤師による執筆、また、適宜、医療系国家資格を有する専門家(看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当)が、医学的記述や表現に不自然な点がないか確認をしています。
確認済みの記事には、その旨記載しております。

目次