シャンプーは2日に1回が正解?抜け毛予防に効果的な洗髪頻度と正しい洗い方

「シャンプーは毎日するもの」と考えている方は多いかもしれません。しかし、シャンプーの最適な頻度は人によって異なるとされています。

特に皮脂の分泌量が少ない方は、毎日のシャンプーがかえって頭皮環境を悪化させる可能性があります。この記事では、抜け毛予防に効果的なシャンプーの頻度や正しい洗い方、選ぶべきシャンプーの成分について詳しく解説します。

目次

頭皮を洗う重要性

頭皮は他の部位の皮膚と比べて毛穴が大きく、皮脂腺の数も多いのが特徴です。さらに頭皮の表面はでこぼこしているため、凹んだ箇所に汚れや皮脂が溜まりやすい構造になっています。

定期的に洗浄しないと、汚れや皮脂がどんどん蓄積していきます。頭皮にはマラセチア菌と呼ばれる常在菌が存在しており、皮脂を栄養源として増殖します。皮脂が過剰に溜まった状態はマラセチア菌繁殖の温床となります。

マラセチア菌が過剰に増えると炎症を起こし、かゆみ・フケ・地肌の赤みといった症状が現れます。この状態は「脂漏性皮膚炎」と呼ばれ、放置すると頭皮環境が著しく悪化し、大量の抜け毛や薄毛の原因となることもあります。

抜け毛予防に最適なシャンプーの頻度とは

頭皮の皮脂は放置すると雑菌の温床になるため定期的な洗浄が必要です。しかし一方で、頻繁にシャンプーをしすぎると皮脂が過剰に洗い流されてしまうというデメリットもあります。

皮脂は頭皮を守るバリアとしての役割も果たしているため、皮脂が極端に少なくなると生理反応としてかえって過剰な皮脂が分泌されてしまいます。つまり、洗いすぎが逆に皮脂の増加と頭皮環境の悪化を招く場合があるのです。

タイプ推奨頻度理由
皮脂の分泌が多い方毎日皮脂の蓄積による雑菌繁殖を防ぐ
皮脂の分泌が少ない方2日に1回皮脂の過剰除去を防ぎバリア機能を維持
女性(一般的に皮脂が少ない)2〜3日に1回男性より皮脂量が少ないため頻度を下げる
冬場(乾燥しやすい季節)2日に1回乾燥対策として頻度を調整

「シャンプーの回数を減らしたら抜け毛も減った」という声は少なくありません。これは頭皮の乾燥が解消された結果、頭皮環境が改善し髪が育ちやすい状態に戻ったと考えられています。

2日に1回のシャンプーで押さえるべきポイント

シャンプーの回数を減らすだけで抜け毛が減るわけではありません。回数が少ない分、正しい方法でしっかりと汚れを落とすことが重要です。

シャンプーを使わない日は「湯シャン」を行う

シャンプーを使わない日でも、お湯だけで頭皮を洗う「湯シャン」を行いましょう。お湯による素洗いだけでも汚れの大半を落とすことができます。洗う際に指の腹で頭皮をマッサージすると、血行促進による抜け毛予防にもつながります。

シャンプー前にお湯で入念に予洗いする

シャンプーをする日も、まずお湯でしっかりと頭皮の汚れを落としておきましょう。予洗いの段階で大半の汚れが落ちるため、シャンプーの使用量や洗浄時間を短縮でき、頭皮への負担を最小限に抑えられます

シャンプーはしっかり泡立ててから使う

シャンプーを十分に泡立ててから頭皮につけることで、洗浄力が高まるだけでなくすすぎ時にも落としやすくなります。10円玉くらいの量を手に取り、泡立てネットなどを活用して十分に泡立てましょう。

すすぎは3分以上かけて念入りに

シャンプーが頭皮に残ると毛穴の詰まりや炎症の原因になります。シャンプー後は少なくとも3分以上かけてシャワーで丁寧にすすぎましょう。指の腹で頭皮全体をまんべんなく洗い流すことが大切です。

「香りを残すためにすすぎを短くする」方がいますが、頭皮に大きな悪影響を与えるため避けてください。

おすすめのシャンプー成分と避けるべき成分

正しい頻度や洗い方を実践していても、刺激の強いシャンプーを使っていては効果が半減してしまいます。頭皮に優しい成分を選ぶことも重要なポイントです。

分類特徴代表的な成分
薬用シャンプー厚生労働省認定の有効成分を含む
フケ・かゆみの防止に効果的
サリチル酸・
ジンクピリチオン・
ピロクトンオラミン
スカルプシャンプー頭皮環境の改善を目的に開発
刺激が少なく頭皮に優しい
ラウロイルメチルアラニンNa・
ココイルメチルアラニンNa

一方で、石油系シャンプーや高級アルコールシャンプーは避けることをおすすめします。泡立ちがよく洗浄力も高いものの、皮脂を過剰に洗い落としたり毛穴に成分が詰まったりして頭皮環境を悪化させる可能性があります。

  • 避けるべき成分:ラウリル硫酸Naラウレス硫酸Na
  • おすすめ成分:アミノ酸系洗浄成分(アラニン酸系)

まとめ

シャンプーの最適な頻度は体質や頭皮の状態によって異なります。新陳代謝が活発で皮脂の分泌が多い方は毎日の洗髪が適していますが、頭皮が乾燥しやすい方は湯シャンとシャンプーをバランスよく取り入れることで頭皮環境が改善する場合があります。

刺激の少ないシャンプーを選び、正しい方法で優しく洗い、すすぎを徹底することが抜け毛予防の基本です。自分に合ったシャンプー頻度を見つけるために、一度洗髪の回数を見直してみてはいかがでしょうか。

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本記事の監修者・執筆者

メドノア編集部が監修・執筆。
記事により薬剤師による執筆、また、適宜、医療系国家資格を有する専門家(看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当)が、医学的記述や表現に不自然な点がないか確認をしています。
確認済みの記事には、その旨記載しております。

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