幹細胞治療によるED治療とは?再生医療の仕組み・効果・副作用・費用・取扱病院を解説

幹細胞治療は最先端のアンチエイジング治療として注目されている再生医療の一つで、EDの改善にも効果があるとされています。バイアグラなどのED治療薬の効果を得られない方や、持病のために治療薬を服用できない方に適した治療法です。

この記事では、幹細胞治療の仕組み・種類・治療方法・効果・副作用・費用・取扱病院まで詳しく解説します。

目次

幹細胞治療とは

幹細胞とは強い増殖力と、さまざまな組織になることができる特殊な細胞で、iPS細胞やES細胞などの総称です。幹細胞を特殊な培養液を使用して増殖させると、その際に多くの成長因子・免疫調整因子・抗炎症性因子・神経再生因子などを分泌することが発見されています。

ED治療で使用されるのは、幹細胞を培養した培養液から細胞成分を取り除いた液体部分だけを抽出した培養上清液が主流です。培養上清液は損傷した組織の修復や組織自体を保護する機能も持っており、損傷した臓器を再生させることも研究から実証されています

この培養上清液はED治療のみではなく、薄毛へのAGA治療やアンチエイジングを主とした美容施術にも応用されています。幹細胞治療はED1000のような根本的なED改善の治療として期待されています。

再生医療について

再生医療とは、人間の体の中で作り出されている幹細胞などの生体物質を用いて、欠損した組織や臓器を再生して失われた人体機能の回復を目指す医療を指します。既存の医薬品や治療法では治療が難しい疾患や、治療法がまだ確立されていない病気に対して、新たな治療法となる可能性がある最先端医療の一つです。

中でもiPS細胞は多種多様な器官や細胞へと分化できることと、無限の増殖力を持っているため、再生医療の中核として再生医療技術を拡大させることが期待されています。

iPS細胞や幹細胞治療などの再生医療技術がさらに進化すれば、老化が原因とされる臓器や細胞の疾患を防ぐことが可能となり、健康なまま寿命を延ばすことも可能になるといわれています。

幹細胞治療の種類

ED治療に使用される幹細胞治療は、主に培養上清液を用いたものが多く、実際にED治療に効果があるとされています。培養する幹細胞の種類としては主に以下のものがあります。

  • 乳歯歯髄幹細胞:乳歯が永久歯に生え変わる際の乳歯歯髄の幹細胞を培養し、生成される上清液を使用
  • 間葉系幹細胞(脂肪幹細胞):脂肪幹細胞を培養して抽出した上清液を使用

これらの培養上清液を用いたED治療が、実際にED治療を行う専門クリニックで施術として実施されています

治療方法

乳歯歯髄幹細胞や脂肪幹細胞を培養して抽出した培養上清液を、陰茎の陰茎海綿体に直接注射で注入します。

治療頻度週1回程度
治療期間約4週間
目的陰茎海綿体の内皮細胞を再生し、勃起に必要な分泌機能を根本的に改善
注射の痛み超微細の針を使用するため、ほとんどなし

週1回程度の注射を約4週間続けることで、陰茎海綿体の内皮細胞を再生させ、勃起に必要な分泌機能を根本的に改善することを目指します。注射自体は超微細の針を使用するため、通常の注射のような痛みはほとんどありません。

幹細胞治療の効果

バイアグラなどのED治療薬を服用することで勃起を促す治療法と違い、幹細胞を培養した培養上清液によって勃起に必要な血管自体の若返りを促すため、根本的なED改善に効果があるとされています。

培養上清液にはサイトカインと呼ばれる細胞を活性化させるために重要な情報伝達物質が多く含まれており、細胞の働きを活発化させて新たな血管細胞を生成することでEDの根本治療を実現しているとされています。

根幹から血管内皮細胞を再生させるため、勃起機能は回復してなおかつ持続します。さらに体内の内皮細胞の再生も促すため、生活習慣病の予防としても期待することができます。

幹細胞治療の副作用と安全性

ED治療における幹細胞治療では今のところ主だった副作用は認められていません。基本的には自分の持つ幹細胞を培養して注入するため、大きな副作用はほとんどないとされています。

ED1000やICI療法よりも安全面で評価が高いとの話もありますが、いまだ研究段階の部分も多く、一概に安全だとは言い切れないのが現状です。厚生労働省も完全に認可しているわけではないため、ある意味では自己責任で行う最先端医療といえます。

幹細胞治療の費用面

ED治療自体が自費診療の保険適用外のものがほとんどのため、幹細胞治療に関しても現状では保険適用外となります。

1回の治療(4〜5回注射)20〜30万円以上
高度な治療内容の場合数百万円

費用的には比較的高額ですが、根本的なEDの改善が期待できる点を考慮すれば、治療の選択肢としては十分ありえるものといえます。詳細な金額はクリニックによって異なるため、幹細胞治療をお考えの方は専門クリニック等に直接お問い合わせください。

幹細胞治療についてのQ&A

Q. 幹細胞治療って何?

幹細胞治療は、幹細胞を培養して抽出した培養上清液を陰茎海綿体に注入するED治療法です。培養上清液に含まれる成長因子やサイトカインが血管の再生を促し、EDを根本から改善することを目指します。ED治療薬が効かない方や服用できない方にも適した治療法です。

幹細胞治療を行っている病院・クリニック

以下は幹細胞によるED治療を実施している医療機関です。

ルネスクリニック東京

  • 所在地:東京都中央区日本橋3-4-16 東和八重洲ビル5F
  • 最寄り駅:JR東海道本線 東京駅
  • 診察時間:月〜金 10:30〜14:00 / 15:30〜19:00、土 9:30〜13:00 / 14:00〜17:00(日祝休診)
  • 初診料:3,300円 / 再診料:1,100円

Gクリニック

  • 所在地:東京都中央区銀座5-3-13 GINZA SS 85ビル12F
  • 最寄り駅:東京メトロ銀座線 銀座駅

エビスノブクリニック

  • 所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-10-10 若葉西ビル7F
  • 最寄り駅:東京メトロ日比谷線 恵比寿駅
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本記事の監修者・執筆者

メドノア編集部が監修・執筆。
記事により薬剤師による執筆、また、適宜、医療系国家資格を有する専門家(看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当)が、医学的記述や表現に不自然な点がないか確認をしています。
確認済みの記事には、その旨記載しております。

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