セックスレス夫婦は高収入世帯ほど多い?!

「高収入の夫婦ほどセックスレスになりやすい」という話を耳にしたことはないでしょうか。一見すると意外に思えるかもしれませんが、収入の高さと夫婦の親密さは必ずしも比例しないという指摘は、近年さまざまな調査やメディアで取り上げられています。

この記事では、高収入世帯とセックスレスの関係について考察し、その背景にある要因や改善のヒントをお伝えします。

目次

日本のセックスレスの現状

日本家族計画協会の調査によると、婚姻関係にある男女のうち約半数がセックスレスの状態にあるとされています。セックスレスとは一般的に「1か月以上性行為がない状態」を指し、日本は世界的に見てもセックスレス率が高い国のひとつです。

その原因として「仕事で疲れている」「面倒くさい」という回答が上位に挙がることが多く、現代の日本社会における働き方やライフスタイルがセックスレスに深く関わっていることがうかがえます。

高収入世帯にセックスレスが多い理由

では、なぜ経済的に恵まれた世帯ほどセックスレスに陥りやすいのでしょうか。いくつかの要因を見ていきましょう。

長時間労働と慢性的な疲労

高収入を得ている男性の多くは、責任の重いポジションに就いています。管理職や経営層、専門職などは長時間労働になりやすく、帰宅後は疲労困憊という状態が日常的です。

身体的な疲れだけでなく、意思決定を繰り返すことによる「決断疲れ」も蓄積します。帰宅後にさらにエネルギーを使う行為に対して、積極的になれないのは当然ともいえます。

精神的プレッシャーとストレス

高収入であるほど、仕事上のプレッシャーも大きくなります。部下のマネジメント、業績への責任、取引先との交渉など、常に緊張状態にさらされている男性は少なくありません。

慢性的なストレスは自律神経のバランスを乱し、心因性EDの大きな原因になります。性欲自体が低下するケースも多く、セックスレスに直結します。

夫婦の生活リズムのすれ違い

高収入世帯では、夫が深夜まで働き、妻が先に就寝しているというパターンが珍しくありません。また、出張や接待が多い職種では、そもそも二人で過ごす時間が極端に少ないことがあります。

共働き世帯の場合は、妻もキャリアを持ち忙しくしているため、お互いのスケジュールが合わないまま時間だけが過ぎてしまいます。

経済的に満たされているがゆえの油断

経済的な不安がないことで、夫婦関係における「危機感」が薄れるという側面もあります。金銭面での不満がないぶん、「生活に不自由はないから大丈夫」とセックスレスの問題を先送りにしてしまう傾向があります。

いわば「このままでも生活は回る」という安心感が、問題に向き合う機会を遠ざけているのです。

生活習慣病のリスク

高収入の男性は接待や外食の機会が多く、高カロリー・高脂肪の食事やアルコールの摂取量が増えがちです。運動不足と相まって、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病を発症するリスクが高まります。

これらの生活習慣病は器質性EDの直接的な原因です。血管が損傷されることで、陰茎への血流が不十分になり勃起が困難になります。

低収入ならセックスレスにならないのか?

もちろん、セックスレスは高収入世帯だけの問題ではありません。収入に関係なく、ストレスや疲労、コミュニケーション不足はあらゆる世帯で起こり得ます

ただし、高収入世帯には特有の「忙しさ」「プレッシャー」「生活習慣の乱れ」が重なりやすいため、統計的にセックスレスの割合が高くなる傾向があると考えられています。

重要なのは収入の多寡ではなく、夫婦がお互いの関係に意識を向けているかどうかです。

高収入世帯のセックスレス改善のヒント

「二人の時間」をスケジュールに組み込む

忙しいビジネスパーソンほど、スケジュール管理は得意なはずです。仕事のアポイントと同じように、夫婦二人の時間を意識的にスケジュールに組み込みましょう。月に一度のディナーデートや、週末のリラックスタイムを設けるだけでも変化が生まれます。

健康診断の結果を二人で共有する

生活習慣病はEDに直結します。健康診断の結果を夫婦で共有し、食事や運動の改善に一緒に取り組むことが、ED予防にもつながります。「二人の健康のために」という視点であれば、男性も受け入れやすいでしょう。

ストレスの発散方法を見つける

仕事のストレスを家庭に持ち込まないためには、自分なりのストレス発散方法を持つことが大切です。運動、趣味、旅行など、夫婦で楽しめるリフレッシュの方法を見つけましょう。

必要なら専門クリニックを受診する

セックスレスの原因がEDにある場合、専門クリニックの受診が最も確実な解決策です。問診のみで薬を処方してもらえる場合がほとんどであり、オンライン診療に対応したクリニックも増えています。

高収入の男性は「時間がない」ことを理由にしがちですが、オンライン診療なら自宅や出張先からでも受診可能です。忙しさを言い訳にせず、一歩を踏み出しましょう。

まとめ

高収入であることは人生の安定をもたらしますが、仕事のプレッシャーや忙しさ、生活習慣の乱れが夫婦関係に影を落とすこともあります。

セックスレスは放置すればするほど解消が難しくなります。「忙しいから仕方ない」で終わらせず、夫婦の関係を見つめ直す時間を意識的に作ることが改善への第一歩です。

お金では買えない夫婦の親密さを、今一度大切にしてみませんか

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本記事の監修者・執筆者

メドノア編集部が監修・執筆。
記事により薬剤師による執筆、また、適宜、医療系国家資格を有する専門家(看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当)が、医学的記述や表現に不自然な点がないか確認をしています。
確認済みの記事には、その旨記載しております。

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