電話する女性ED治療ナビが運営するED相談サポートダイヤルには、女性からのお問合せ電話がかかってくることも珍しくありません。たいていの場合、彼氏や旦那様がEDであるために健全な夫婦生活が営めず、なおかつそれを誰にも相談できずに苦しんでおられることについてのご相談です。最近、そういった女性たちからのご相談が増加している傾向にあります。

夫が病院に行ってくれない・・・と涙声で訴える女性

様々な女性から、パートナー様のEDについてのご相談頂きます。一番深刻なのは、既婚女性で子どもを望まれている、まだ若い奥様からのご相談電話です。「年齢のこともあるので早く子どもが欲しいのですが、旦那がEDで行為が出来ないんです。何度も治療してほしいと訴えているのに、行動するどころか、治療を考えている様子も見えなくて、もうどうしたらいいのか…。」と、話しているうちに涙声になってしまう方や、本当に泣きだしてしまう方も珍しくありません。そういう女性を見れば、男性も即治療しようと腰を上げる・・・と思いきや、残念ながら現実はそうではないようです。

信じがたいほど治療に消極的な男性の心理

女性からの疑問で最も多いのが、「なぜ男性は病院に行かないんだ!?」というものです。一般的に、女性は体の変調に敏感で、すぐに医療機関を受診するフットワークの軽さがあるので、女性からしてみれば、自分の体に異変があっても平気でいられる男性心理は理解しがたいものです。ところが男性側は、そこに理由を持っているつもりでいるのです。その最大の理由は、男性としてのプライドです。

男性にとって、性機能の治療を受けるという行為は、意識のなかでは男としてのプライドを自己否定することと同じです。だからこそ、そのプライドを保つために、可能な限り治療を避けようとするのです。しかし、自分のプライドを最優先にすることで、結果的にパートナーの女性を泣かせてしまうような行動が、果たして自分にプライドを持っている成人男性の行動と呼べるのでしょうか?

EDセックスレス問題の専門家 二松まゆみさんから女性たちへ

パートナーのEDで悩んでいる女性の心構えとしては、どのようなことが大切なのでしょうか。会員1万3000人超の結婚・セックスレス相談コミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」の所長を務め、数多くのセックスレスカップルをお悩みから救ってこられた、EDセックスレス問題のエキスパート二松まゆみさんにお話をうかがいました。

二松:「EDの原因は旦那様それぞれで、高血圧や糖尿病など身体に原因がある場合、マンネリ化して妻にだけ勃起しない場合、過労や加齢による性欲減退の場合など、十人十色、いえ百人百色です。女性側は、「うちの夫はどのタイプかな?」とまずそれを知る事が第一ステップです。
男性のプライドはエベレストより高く、性器官に関してパートナーから指摘されるのは屈辱でもあります。女性は「更年期障害の年齢だね」と言われても、前向きに治療を考えますが、男性は「EDかもよ」と妻に言われて「そうだね、じゃあ泌尿器科へ行ってみるよ」と、さらりと受け止められる人はゼロ%に近いのです。それが男性というものです。私たち女性とは違う生命体と思っておかないと会話がすれ違い、険悪ムードまっしぐら。
EDの旦那様の数だけ、人知れず悩んでいる妻がいるという現状を私はよく知っています。まず、EDの原因をゆっくり考えていきましょう。実は「妻が原因」という怖い事態もあるのですから。

まずはパートナーのEDの原因が何なのか、自分にもそうさせてしまっている要素はないか、冷静に探ってみることが大切なようです。

ED治療ナビでは、EDセックスレス問題でお悩みを抱える多くのご夫婦・カップルについてより真剣に考えるべく、この分野を知り尽くしたエキスパートである二松まゆみ先生に執筆協力をいただいて、ブログ型コンテンツ「二松まゆみのEDセックスレス処方箋」を新たにスタートすることに致しました。今後も、EDセックスレスをテーマにした記事の更新、ED治療の専門医師との貴重な対談や、女性から寄せられたお悩みメールへの一言アドバイスなど、様々な企画を展開して参りますのでご期待ください。