グスタフさん(34歳・男性)

私は少し前からレビトラを愛用していたのですが、ここ最近はどこのクリニックに問い合わせても、レビトラの在庫は今ありませんの一辺倒で、正直困り果てていました。

しかしインターネットでレビトラが売ってないかと探してみると、医薬品の通販サイトと思しきページでレビトラが普通に販売されているのを発見。掲載されている商品写真などを見る限りでは特に変なところもなさそうなので、今まで自分が服用していた20mg錠を購入しようとサイトを見進めていくと、50mg錠と100mg錠というあまり見たことのない含有量のレビトラがサイトに掲載されていました。

20mg錠でも状況によってはイマイチ効果が感じられないこともあった私は、もう少し強めのレビトラはないのかと最近思っていました。せっかくなので100mg錠を購入してみようと思い、50mg錠でも良かったのですが、100mg錠と値段があまり変わらないので、100mg錠を購入して半分に割って服用すればリーズナブルと考え、100mg錠の購入としました。

でもよくよく考えてみると、クリニックでもED治療の情報サイトでも、レビトラで50mgとか100mgとかの錠剤があるというのは聞いたことがありませんでした。私が通うクリニックでも最初は10mg錠を処方してもらい、ちょっと効果が物足りないと医師と相談した上で、有効成分バルデナフィルの多い20mg錠を新たに処方してもらっていました。

100mg錠を半分に割って服用するとしても、今まで20mgまでしか服用したことのない人間がいきなり50mgのものを飲んで大丈夫なのかと急に不安にかられ、一旦レビトラのネット購入は保留とし、通っているクリニックの医師に「100mgのレビトラって大丈夫ですかね?」と相談してみました。
すると医師はそれを聞くなり「レビトラに100mgなんてありません」と即答。怖くなって色々と聞いてみると、レビトラについてさまざまなことを教えていただきました。

まず、レビトラには「5mg錠」「10mg錠」「20mg錠」の3規格しかバイエル薬品で製造されておらず、日本の厚生労働省もこの3種類のみ正規として承認しているため、5mg・10mg・20mgのみが日本国内での「正規品」となるそうです。日本国内で正規ではないにしても、海外では50mgや100mgのレビトラがあるのではないかとも思いましたが、残念ながら100mg錠はおろか50mg錠も存在はしないそうです。

なので通販サイトで販売されているレビトラの50mg錠や100mg錠は完全なニセモノということになるそうです。買うこと自体絶対おすすめできないが、万が一購入したとしても、決して服用しないようにとクリニックの医師に念を押されました。
特に最近は正規のレビトラが長期間在庫切れとなっているので、このタイミングにニセモノを売りつけようとする悪徳通販サイトや個人輸入業者が後を絶たないようなので、レビトラロスに焦っている方は注意が必要ですね。

個人輸入や通販サイト等で販売されているレビトラの偽造品のほとんどは、不衛生で劣悪な環境下で製造されたものであり、薬自体にも一体何の成分が混入されているか分からないものも多いとか。もし偽造レビトラ錠を自己責任で服用し、副作用が出た場合でも、その偽造レビトラ錠に含まれている成分や効果作用に関する詳細な情報が分からないと、日本の医師や薬剤師などの専門家であっても副作用と思われる症状に迂闊に対応できないという致命的な問題があるとのこと。

また、通販サイトを含む個人輸入でレビトラの偽造品やジェネリック薬を乳して服用し、健康を害した場合は、医療機関で購入した薬を使用して副作用が出た際に医療費などが給付される医薬品副作用救済制度が適用されません。個人輸入なのであくまで自己責任ということで、公的な救済措置を受けることができないそうです。

今回、私が購入しそうだったレビトラの100mg錠は、ある意味分かりやすいニセモノといえます。他にも実際には存在しないカプセル型のレビトラ錠を売っているサイトもありましたが、これもニセモノとしては分かりやすいです。しかし通販サイトで販売されているものの中には、素人では判別できないほど精巧に作られた偽造品もあるそうです。一見、箱や錠剤自体は本物そっくりですが、中身の有効成分が少なかったり、あるいは全く違う成分が混入されていたりと、悪質極まりないニセモノも売られているそうです。

そういった悪質な粗悪品や偽造品をもし服用してしまうと、予想外の副作用が起きたり、意識障害や危篤などの重篤な症状を引き起こしたり、最悪の場合は死亡してしまうというリスクがあるそうです。

あと最近ではレビトラの有効成分であるバルデナフィルを無許可で混入して、精力剤もどきの健康食品として販売している通販サイトなどもあるそうです。気軽なサプリメント感覚のようなイメージですが、こちらも偽造レビトラ錠と同じく、何が混入されているかも分からず、不純物も多く入っているため、予想外の健康被害を及ぼす可能性もあるそうなので、厚生労働省を中心に注意喚起がなされています。

偽造品でもう一つ迷惑なのが、もし海外で偽造レビトラ錠を購入して、それを日本国内に持ち込んでしまった場合、知的財産権の侵害として、公的な処罰を受けてしまう可能性もあるとか。偽造品と知ってて持ち込むのは言語道断ですが、偽造品と知らずに持ち込んだ時が非常に怖いですね。

もちろん通販サイトの中には、正当な輸入ルートを使い正当なレビトラ錠を販売しているところもあるようですが、なかなかレビトラの真偽を素人判断できないのが実情でしょう。まあ危ない橋は渡らずに国内の正規品を入手するのがやはりベストな選択なんじゃないでしょうか。

でもレビトラの供給再開はいつになるか全然わからないので、私はこれを機にバイアグラやシアリスのような別のED治療薬を試してみようかとクリニックで相談しています。ひょっとしたらレビトラよりも自分に合った治療薬が見つかるかも・・・と少しワクワクしながら新しい治療の道を切り開いてみたいと思っています。

※あくまでも個人の感想であり、効果には個人差があります。