正直な話、最初は病院に行くのが怖かった。
恥ずかしい気持ちもあったし、何より「自分が病気だと認定されるのが嫌だ」という思いが強かった。
プライドもあって、できることなら自力で何とかしたかった。
そこで手を出したのが精力サプリ。マカや亜鉛が入ったもの、妊活用としても人気があると書かれていたもの、いくつか試しました。
確かに、飲んだあとは体がぽかぽかする感覚があって、「効いてるのかな」と思ったこともある。ただ、これが性的な“元気”に直結しているのかと言われると微妙でした。
一袋あたりの価格も意外と高くて、「これを毎月続けるのか?」と思うと、なかなか踏み切れなかった。
そんな中、思い切ってED治療の病院を受診しました。
緊張していた自分に、先生がこう言ってくれました。
「EDは特別なことじゃありませんよ。年齢に関係なく、誰にでも起こりうることです。ちゃんと相談に来られる方がずっと前向きですよ」
その言葉を聞いたとき、スッと肩の力が抜けたのを覚えています。
正直、行くまではかなり緊張した。でも、先生は淡々と話を聞いてくれて、こちらの状況を否定したり恥をかかせるようなことは一切なかった。
診断のうえで処方されたのが「シアリス(タダラフィル)」というED治療薬。1錠を性的なタイミングに合わせて服用するように言われました。
これが、自分にとってはまったく別次元でした。
飲んで1時間ほどでじわじわと効果を感じ、気づけばしっかり反応がある。自然な感覚で、無理やりという感じもない。しかもその効果が1日近く続きました。
「こんなにも違うのか」と驚いたと同時に、「もっと早く病院に行けばよかった」と心底思いました。
もちろん、サプリや食事での体質改善も大切だとは思います。
それらは時間をかけて土台を作るものだし、健康面でもメリットはあるはず。
ただ、「今日必要な力」には薬の即効性が圧倒的に勝る。
しかも医師の診断があってこそ、安心して使えるという点も大きいです。
今は、サプリは健康維持や体調管理の一環として、治療薬は必要なときにしっかり使うという使い分けをしています。
ED治療の予約を怖がっていたあの頃の自分に、「そんなに構えることはなかったよ」と教えてやりたい。
※あくまでも個人の感想であり、効果には個人差があります。