ドラマ「東京独身男子」の斉藤工さんから学ぶED治療の超大事なこと

2019年4月からスタートした、テレビ朝日系・毎週土曜日夜23時15分から放送中のナイトドラマ「東京独身男子」をご存知でしょうか？

婚活市場で大モテ確実の超ハイスペック男性なのに独身のままでいる「AK男子」＝「Aete（敢えて）Kekkonn（結婚）しない男子」を高橋一生さん、斉藤工さん、滝藤賢一さんが熱演して話題沸騰中の大人向けラブコメディです。

東京独身男子　公式HP
東京独身男子　公式twitter

なかでも斉藤工さん扮する審美歯科院長の三好玲也（37）というキャラクターがひときわ異彩を放っています。

イケメンですねぇ。

でも実はこの三好先生、何を隠そう、現在EDで真剣にお悩み中、という設定なのです。
公式HPのキャラクター紹介にもこのとおり。

第１話では「いざ」という時にスパーサイヤチンにならない下半身に不安を抱え、第２話では不安払拭のためにメンズクリニックに駆け込んで…という、セクシーでセンシティブで、それでいてコミカルな、もはや斉藤工さんしか演じることのできない、実にナイトドラマらしいシーンが描かれていて、視聴者の笑いや共感を誘っています。

しかし一方で、「まぁ、ドラマ上の演出だから…」で放置してしまうと、ED治療について激しく誤解する人が出てきてしまいそうです。これはものすごく心配です！　正しいED治療を知って頂かなくては！！

というわけで、ED治療の専門サイトとしましては、三好玲也先生を基本応援しながら、実際のED治療と比べて検証してみたいと思います。

すぐに病院へ行った三好先生（斉藤工さん）、大正解の判断！！

三好先生のED問題が詳細に描かれるのが第２話です。

第１話で「ご子息」の元気問題に不安を感じた三好先生、すぐにメンズクリニックを受診します。

これ、超重要で素晴らしい判断なのです！！！

というのも、多くの男性が行為の際に硬くならなかったり、すぐ萎えてしまうという典型的なED症状を自覚しても、（今日はちょっと疲れてるだけだし･･･）などと、何かしら理由をつけて「医師に診てもらう」という選択肢を避け、受診をためらってしまうからです。

EDは放置しておいて良くなるものではありません。むしろ悪化してしまう可能性が高いです。三好先生のように、「あれ？？？」と思ったら、早めに医師に相談する。これが正解です。

気軽にサクッと、フランクに泌尿器科医院やED治療クリニックを受診することをオススメ致します。

メンズクリニックの検査シーンはちょっと心配

ドラマに戻りましょう。受診したメンズクリニックの医師から「男性更年期障害ですね」と診断される三好先生。

（マジかぁ・・・・）

男性更年期障害は「LOH症候群」ともいい、加齢だけでなく生活サイクルの乱れや男性ホルモンの低下などによって引き起こされる疾患で、確かにEDの原因になり得ます。

この場面で、三好先生はドクターから、「男性更年期障害の検査として」前立腺の”触診”を受けます。男性のみなさんはご存知ですよね？　そうです、肛門様からフィンガーがインしてくるあれです。正直、ちょっと抵抗ありますよね。

さすがの三好先生もこの表情！ｗ

その「初めての体験」に戸惑いつつも新たなカイカンに目覚めてしまいそうな三好先生、という一幕がドラマ的には非常に面白いのですが、この場面も、もしかするとED治療に誤解を抱く人が出てきてしまう可能性があるのです。

現実のED治療現場で”触診”はまずありません！

確かに「男性更年期」を治療する専門的な外来や病院を受診した場合、そのような”触診”をする場合があります。ですが、ごく一般的なクリニックにおけるED治療は、「勃起機能に関する問診票」に回答してもらい、その得点（スコア）を基準にして診断するので、ズボンを脱いだり触診されたりという心配はまず無いといっていいでしょう。

検査が必要な場合でも、多くは採決や血圧計測、心電図くらいなものですから、安心してください。
いまだに、ズボンを脱いで局部を見せたりしなきゃいけないの？？？と思っている人も少なからずいらっしゃるので、それが受診を遠ざける原因になっている部分も否めないですね。ここは正しい情報を広めたいところです。

どうか安心して、三好先生のように迅速にクリニックを受診してください。

ED治療薬のご服用は計画的に

さて、再びドラマに戻りましょう。メンズクリニックの最後の場面。ED治療薬を処方してもらう三好先生。

ドクターに両手を差し出して「ください！！」と興奮気味。（それほどに切実、という演出なのですが、これはEDに悩んだことがある人なら共感必至でしょう。）

満足そうです。

場面変わって、三好邸。
桜井ユキさん演じる美人弁護士の透子とアダルティーな雰囲気になり、上半身裸で覆いかぶさるセクシー三好。

今こそ！と判断したのか、「先にベッドで待ってて」というエロすぎる言葉を残し、バスルームへと消えていきます。喜びを隠せない三好先生。はやる気持ちを抑え、このタイミングで伝家の宝刀「ED治療薬」を出して服用しようとします（神だのみ？笑）。

ですが、、、、

デデーン！　三好玲也、アウトぉ。
（お尻をスパァーーーン！！）

残念。　残念ですよ三好先生。応援したいところですが、これではタイミングが悪すぎます。

というのも、ED治療薬は服用のタイミングが非常に重要で、これを間違えてしまえば望んだ効果は得られないからです。

三好先生が服用しようとしたタイミングは、行為に及ぶちょと前どころか、もう既に「試合」が始まっている段階でしたよね？　透子さんの「透子さん」に突撃するのも時間の問題というようなあのタイミングでは、あまりに遅すぎます。

では、いつ飲むのが正解だったのでしょうか？
それはED治療薬ごとに異なります。お薬はバイアグラの他にも２種類ほど発売されていますが、ざっくり紹介しますと下記のようになります。

このように、お薬が胃で溶けて腸で吸収されるタイミングと行為のタイミングを合わせる必要があるワケです。
三好先生の場合、このなかでいえばレビトラという即効性のあるED治療薬が、あの場面での使用に適していたのかもしれませんが、それでも３０分、せめて15分はみておかないと…。

三好先生、ご服用は計画的に行きましょう。次こそは頑張ってください。

三好先生を襲うさらなる惨事！　せっかくのED治療薬が！！！

ドラマに戻りましょう。「お薬」を服用しようとした矢先、さらなる悲劇が三好先生を襲います。せっかくの「お薬」が、あるアクシデントによって洗面台に落下！

これだけでも最悪なのに、同時に勢いよく水が流れてきてED治療薬は排水溝へダイブ！！

「ああああ！！！」と絶叫する三好先生。

第２話のなかでも最高にコミカルなこの場面、思わず笑ってしまった方も多いのではないでしょうか。ドラマ的な演出としてはとても良いですよね。

でもこの場面、ED治療を受けたことがある方だったら、思わず一緒に声をあげてしまったのではないでしょうか？

ナゼかといいますと、ED治療は自由診療なので保険がきかないため、お薬１錠あたりのお値段も、決して「リーズナブル」とは言えないからです。金額は主に、お薬の種類や錠剤の容量で決まりますが、それもクリニックによってまちまちです。

ですが、１錠がだいたい1000円くらいします。種類・容量によっては2000円前後になることもあります。それが飲みもしないで下水に消えたら･･･。

まぁ、三好先生は審美歯科の院長というザ・富裕層なので痛くも痒くもないのでしょうけどね。服用の際はくれぐれもお気をつけください。

ED治療薬を「２錠」飲もうとした！？　これは絶対NG！

それから細かいことを言いますと、これもドラマ上の演出だとは思いますが、洗面台に落ちたお薬が「２錠」というのも気になります。

ED治療薬は１回１錠服用が基本です。２錠服用すれば効果や持続が2倍になるかというと、そうとも限りません。

むしろ、血管の拡張作用が強まって必要以上に血圧が低下してしまい、ヘタをすると意識不明などということにもなり兼ねませんから、絶対に真似をしないでください。

「東京独身男子」の三好先生（斉藤工さん）に学ぶED治療のポイントまとめ

ここまで色々と細かいツッコミを入れてきましたが、そろそろまとめに入りましょう。ポイントはこのような感じになります。

三好先生には上記を守っていただき、次回こそは自身を、いや、自信をみなぎらせてもらいたいと思います。

AK男子よりEK男子

ところで、今回のこのナイトドラマが示すように、これからの日本には敢えて結婚しない「AK男子」が増えていくのでしょうか？　晩婚化・非婚化はますます加速しそうですしね。

ED治療ナビとしましては、AK男子よりも三好先生のような男性、その名も「EK男子」＝「Edかな？と思ったら　Koudou（行動）に移す男子」に増えてもらいたいと切に願っております。

これはご自身のためでもあり、パートナー様のためでもあります。非常に大切なことです。ED治療に関する正しい知識が広まり、「EK男子」が今後のスタンダードになってくれると嬉しいのですが。

そしてそして最後に、（みなさん分かっていることではありますが）大事なので改めて申し上げますと、これはドラマの役での話あって、実際の斉藤工さんがEDなワケではありませんので、そこだけはくれぐれも勘違いしないでくださいね。

斉藤工さんはきっとそんな心配など微塵もなくビンｂ･･･やめておきますか。

さて、いよいよドラマも終盤です。3人のAK男子はどうなってしまうのか！？　三好先生の「オトコの面目」は勃つのでしょうか！？　今後の展開とともに見守っていくことにしましょう。

がんばれ三好先生！！！

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