ビルEDで前立腺肥大症になっている方へ朗報と言えるニュースが飛び込んできました。

2014年4月か5月に前立腺肥大症の治療薬としてザルティアが日本新薬・日本イーライリリーから発売となります。ザルティア錠 新発売のご案内(日本新薬)
ザルティアの成分はタダラフィルで、ED治療薬のシアリスと同じ成分の治療薬になり、前立腺肥大症の治療薬として発売することになりました。
シアリスと同じ成分ではありますが、あくまで前立腺肥大症の治療として用いられる事になり、一般的なED治療として処方されることはありません。
前立腺肥大症とEDは密接な関係があり、前立腺肥大を発症している方でEDも発症しているケースは少なくありません。

前立腺肥大症と勃起の効果

ED治療薬はPDE-5阻害剤と呼ばれ、勃起を妨げる成分の分泌を抑えます。そうすることで陰茎部に血液を送り込みやすくします。
前立腺肥大症とは、前立腺にある平滑筋が圧迫されることにより頻尿や残尿感などが起こります。
治療方法として平滑筋を弛緩するためにPDE-5を阻害することで勃起を妨げる成分の分泌を抑えます。そうすることで陰茎部を広げる物質が作られ、平滑筋の働きを正常に保ち、圧迫された尿道を緩めて排尿を促します。

PDE-5を阻害すると言うことは勃起を促す際に起きるブレーキも妨げます。同じ効果ですが、勃起を妨げる成分の分泌を抑えると陰茎部を広げる物質が作られ、陰茎海綿帯に血液が充満していきます。
同じ効果を前立腺と陰茎部に作用させる事でどちらも改善する事が出来ると考えられます。

シアリスとザルティアの違い

内服薬シアリスの容量は5mg・10mg・20mgの3種類があり、ザルティアの容量は2.5mg・5mgの2種類となります。
シアリスは性行為の際に服用する治療薬で、ザルティアは毎日の服用になり、1日1回の内服が必要になります。

シアリスの効果持続時間が36時間と言われており、「ウィークエンドピル」と呼ばれる事から、ED治療として処方される場合は10mg~の処方が多い為毎日の服用ではありません。
ザルティアに関しては低用量にする事で毎日の服用が出来るようになっています。

保険適用が可能

通常のED治療は自由診療となり、保険が適用されません。その為、一般的な保険適用の治療よりは高額になります。
治療薬だけでなく診察に関しても保険適用外ですが、前立腺肥大症での治療であれば保険適用となります。ザルティアに関しても保険が適用されますので料金としてはかなり抑えることが出来るようになります。

ED治療薬として処方されることはありませんが、前立腺肥大症でEDの方はどちらの改善についても期待できるのではないでしょうか。

参照元(PCサイト)