ベッドバイエル薬品が30~69歳の夫婦を対象に「現代社会における2人の寝室と性生活に関する調査」というインターネットアンケート調査を行いました。
回答した夫婦のうち、約半数の人が「セックスレスである」と感じているということがわかったのですが、当然のことながら「ED」もセックスレスの原因の一つとして挙げられました。

病院へ行く意欲の変化
そしてここからが興味深いデータです。
男性側に対して「病院でEDの治療を受けようと思いますか?」という質問がありました。EDの意識(自覚)がない男性は「はい」を選択する人が62.1%もいるのに対して、既にEDの意識がある人では「はい」が23.1%しかいませんでした。
更に、医師からEDだと診断された人及び、EDかもしれないと感じている人を対象に、「EDである(かもしれない)と感じていながら、どのように振るまいましたか?」という質問では、45.7%の人が「特に何もしない」と答えています。「医療関係者に相談した」を選択した人は全体の4.9%、「一人で病院に行った」と回答した人はなんと0%だったのです!

男性としてのプライド
EDになる前(EDだと自覚する前)は、”EDになったら病院で治療する”という意識が高いのに対して、いざ実際にEDになってしまうと、治療に関しての積極性が失われてしまうということが浮き彫りになりました。男性としてのプライドにも関わる部分であり、意外と繊細で傷つきやすい男性心理の表れなのかもしれません。

しかし、女性側に対するアンケート(複数回答あり)では約7割の女性が「正直にEDかもしれないと相談して欲しい」、そして半数以上の女性が「病院で治療を受けて欲しい」と思っていることがわかりました。また、セックスレスの意識が高くなるほど、離婚を考える人が多いこともこの調査の別のアンケートでわかっています。
男としてのプライドも大事かもしれませんが、「EDが原因のセックスレスで離婚…」ということにならないように、”EDかもしれない”と思ったらパートナーに相談して病院で治療を受ける方が賢明のようです。