マッコイさん(47歳・男性)からの質問

レビトラがいろいろなクリニックで品薄や在庫切れになって時間が結構経ちますが、今現在でもレビトラが入手できるクリニックというのはまだあるのでしょうか?

回答

結論から言うと、あるにはあります。
ED治療ナビのクリニックの中にも、レビトラをごくわずかですが再入荷しているクリニックもあります。以下が現時点で処方可能といわれるED治療ナビでのクリニックの一覧です。

レビトラ錠の処方が出来るクリニックはこちら

ただこちらは2018年11月現在の情報となりますので、在庫状況などは随時変化し、現在では在庫切れや取扱いがなくなっているクリニックもあるかもしれません。あくまで参考程度にご確認いただき、処方をご希望の方は実際に各クリニックへお問い合わせしていただくのが良いかと思います。

レビトラの製造会社であるバイエル薬品でも、地域別にレビトラを処方してくれる病院を検索できるサイトもあるので、こちらを参考にクリニックへ問い合わせるのも一つの方法かもしれません。

参考(Presented by バイエル薬品)
EDの相談ができる病院検索

医療機関以外でレビトラを入手する方法

基本的には医療機関で正規に処方されたレビトラ錠を服用するのが第一ですが、現状ではクリニック処方以外でレビトラ錠を購入する方法も存在するのも事実です。オンラインショップ等での通販、海外からの個人輸入という手段が一応は存在しますが、法的な問題と薬自体の真偽からどちらもおすすめはできません。

インターネットを使用して海外からレビトラを含む医薬品を個人輸入すること自体は可能ですが、海外から持ち込まれる偽造レビトラ錠は知的財産権を侵害するため、偽造品の国内への持ち込みは禁止されています。もし個人的に海外から持ち帰った場合でも、法的に抵触して処罰を受ける可能性があるのでご注意ください。

偽造レビトラ錠とは

偽造レビトラ錠は外箱や包装シートが本物のように見え、錠剤自体も一見しただけでは正規品か偽造品かの判別が非常に難しいため、自分が購入したものは大丈夫と思って使用してしまう人も少なくないようです。偽造レビトラ錠は不衛生で劣悪な環境下で製造されていることが多く、決して品質が保障されているわけでもないので、不純物の多い粗悪品や健康被害を蒙るものも多いのが実情です。偽造品を服用して意識障害を起こしたり、呼吸困難等で病院に救急搬送された事例もあります。

参考(Presented by バイエル薬品)
偽造品は、劣悪な環境で製造されているケースが多数

レビトラのジェネリック

また一部ではレビトラのジェネリック薬を海外から個人輸入で購入することもできますが、それらはすべて正規品とはいえません。日本国内ではレビトラの特許がいまだ有効なため、厚生労働省から認可を受けた正規のレビトラのジェネリック薬は存在しないからです。最近、正規のレビトラのジェネリック薬として処方するクリニックもあるようですが、「正規」のレビトラジェネリックというのは日本国内には無いのでご注意ください。安く購入でき、在庫もあるからといって飛びつかず、冷静にこれは大丈夫なのかと疑問に思うことが必要です。健康被害や副作用などが起きてからでは遅く、かなりのハイリスクだという認識が大切です。

逆に強壮効果を強調した一般的な健康食品として、レビトラの主成分を無許可・無認可で混入した偽造健康食品も一部通販サイトなどで販売されており、こちらも服用すると健康に害を及ぼす危険性があるため要注意です。

通販サイトでレビトラを購入する危険性

通販サイト等のオンラインショップでレビトラを購入することも現状可能ではありますが、レビトラは日本国内では医師の診察・処方がなければ服用できない薬のため、サイト等で購入すること自体が非常にグレーゾーンであり、法律的な懸念も生じます。
まだ日本国内ではネット購入による偽造品のリスクの認識も甘く、購入したほとんどの人が、自分がネット購入したリビトラをはじめとするED治療薬は本物だから大丈夫、という根拠のない過信をしているのが実情です。
一見して判断できる偽造品もあれば、外箱や錠剤は本物と寸分違わないけれど中身は全くの別成分という精巧なニセモノも存在するので、素人目には真偽の判断が大変難しく、ネット通販でのED治療薬購入は非常に危険と言わざるを得ません。

参考(Presented by バイエル薬品)
ED治療薬に関する意識・実態調査/4社合同調査

ED治療薬を販売するサイトは、医薬品の個人輸入を代行するという形式で販売を行っており、そういった代行通販サイトの中には現在のレビトラの品薄状態に便乗して、有効成分が含有されずに効果が無い偽造品や不純物が混ざった粗悪品を売る業者も少なくありません。一部通販サイトで「100mg錠」というようなレビトラを販売しているところもあり、一見すると錠剤などもそれっぽく見えるのですが、そもそも正規のレビトラ錠は5mg錠・10mg錠・20mg錠の3種類のみしかないので、100mg錠というのは明らかなニセモノということになります。カプセル型の錠剤を販売しているサイトもありますが、こちらもカプセル型自体が正規には無いのでニセモノといえます。100mg錠もカプセル型も国内外問わず正規品で存在しないので、海外で購入したから大丈夫ということはありません。

悪質な通販サイトにご用心

合わせて販売しているサイト自体が悪質で、購入時に使用したクレジットカードをスキミングされ、個人情報が悪用されたという例もあるので要注意です。そういった悪質サイトで購入した場合、注文商品が届かなかったり、後から高額な請求をされたりの被害もあり、その販売利益もテロ組織や反社会勢力の資金源となっている可能性もあります。

海外からの医薬品の輸入・購入については厚生労働省も注意喚起を行っています。
参考(厚生労働省)
医薬品等を海外から購入しようとされる方へ

レビトラ以外の選択肢も

しかしながら現時点でのレビトラの品薄は全く解消されていないというのが正直なところです。当初は今年夏頃には製造・供給が再開されるのではないかといわれていましたが、製造元のバイエル社からオフィシャルな発表も1月以降は特にないため、2018年内の供給再開はかなり厳しいといえます。
当面はこのレビトラロス状態が続きそうですが、だからといってハイリスクな通販や個人輸入には手を出さず、これを機に医師と相談し、別の正規治療薬を試してみるというのも良いのではないでしょうか。