全世界で1億冊売れている官能小説があります。映画化もされたのでご存知の方もいらっしゃるのでは。

フィフティシェイズオブグレイ『フィフティ・シェイズオブ・グレイ』という覚えにくいタイトルですが、この小説に主婦達が熱狂。著者もお子さんがいる主婦。読者層も主婦層が多いということで「マミーポルノ」というジャンル名がついたようです。

確かに「マミーポルノ」で検索すると出てくる出てくる!この現象は、セックスレスを改善してラブラブカップルになろう運動を推進している私に取ってはGOODなことです。

男性にこそ気づいてほしい!マミポルブームが起こった理由

こちらED治療ナビにも私が運営する恋人・夫婦仲相談所にも「私は抱いて欲しいのに夫にその気がない」という女性側に性の欲求がある相談内容が押し寄せているという現状です。つまり「女性だってエッチな気分になるのよ」という事を男性の皆さんに把握しておいてもらいたいのです。

そこでこのマミーポルノブーム。家事に育児に奔走する主婦達も実は小説を読んでセクシー気分に浸るという事実で、女性のセクシャルデザイアーの裏付けができたと。さてこの『フィフティ・シェイズオブ・グレイ』いったい、どんな内容なのか興味津々でしょう。私もじっくり読んでみました。

SM×プリティー・ウーマン!?主婦がハマったマミーポルノの世界

目隠しされるアナスタシア容姿端麗の超リッチマンがうぶなバージンのアナスタシアという女の子をSMの世界に徐々に引きずり込む。専門用語では「調教」と言います。小説内には主婦達がほぼ使わない言葉がたくさん出てきます。鞭の使い方、お辞儀の仕方、服従ルール。

それがまさに映画『プリティウーマン』を彷彿させるゴージャスな世界で展開するのですから、セクシープリティウーマンと名付けてもいいかもしれません。
もちろん女性読者が引きつけられるのは官能的なセックスシーンだけではありません。主人公のリッチマンの苦悩、葛藤、愛する彼女への気持ちの変化がロマンスとして描かれています。

マミーポルノから学ぼう!セックスレス解消のヒント

マンネリ化が妻だけEDやセックスレスの原因になるのであれば、時に妻や彼女をセクシープリティウーマンとして扱うのは非日常観を醸し出す技としてはありです。男性の方々にもこの小説を読んでもらいたいものです。「へえ、女性はこんな描写に燃えるのか」とインプットされるだけでもよいですね。

そしてセックスの固定観念に縛られて、型通りのセックス、いつも同じ反応しかしない女性の皆さんは、時にはめをはずし、「今までしたことがない事」をパートナーにしかけてみてもいいのでは。
注意点として、あくまでも、パートナーと意思の疎通ができていないとドンビキされるのでまずは一緒に小説を読んでみる、くらいから始めて見てください。

出典:『フィフティ・シェイズオブ・グレイ』
著:E.L.ジェイムズ 早川書房刊
参考:『マミーポルノ』で「したくなる」妻、増加中! 女性の性欲がついに解放!?