更年期障害によるED

更年期障害というと、女性特有の症状のように思われてきましたが、近年男性の更年期障害が話題になってきています。

更年期障害は加齢に伴って性ホルモンの分泌量が減り、イライラ・抑うつ気分・ほてり・のぼせ・疲労感・不眠症等の症状が発症する障害です。女性と男性の更年期障害の違いとしては、女性は症状がすぐに表れるのに対し、男性は比較的ゆっくりと長期間にわたって症状が表れます。

男性更年期障害には、上記の他に、勃起不全(ED)の症状も出てしまう事が知られています。性欲そのものが減退してしまったり、オーガズム(絶頂感)を得られなくなってしまったり、射精が出来なくなってしまったりする症状があり、これらの症状が個別に表れる事は少なく、多くの場合複合して表れます。

更年期障害の主な原因であるホルモン分泌に関して言えば、男性ホルモンには血管の健康を保つという大切な働きがあります。ですから、男性ホルモンが減ると血管の健康が損なわれ、勃起に関係する動脈硬化を引き起こし、EDになりやすくなると考えられています。

更年期障害を回復させる為には、生活習慣を改善したり、男性ホルモンを補充したり、EDを改善したりする方法がありますが、中でも最近は安全かつ有効率の高いED治療薬服用による改善方法が主流になりつつあります。EDが回復する事によって夫婦間の関係も良好になり、しいては精神的ストレスからの解放につながり、結果として更年期障害が緩和される事に繋がるからです。