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ED-MAXとは

ED-MAXED-MAXとは、低衝撃波照射がもたらす血管新生作用によってEDを治療する最新の医療機器です。
医療技術としてはもともとあったものですが、ED治療への応用を可能にするためにアメリカで開発され、ED治療専用の医療機器として発売されました。STORZ MEDICAL社のセルインパクトなどが日本国内ではよく使用されています。
従来の同じED治療機器「ED1000」と比較して2倍程度の効果が得られるとされています。

ED-MAXには高電圧の放電を利用して高エネルギーの衝撃波を発生させる装置が付いており、発生させた衝撃波を治療部位である陰茎および周辺部に低出力でレーザー照射すると、組織内部では新しい血管をつくる働きが促されます。血管が新生されて新しい血管が増えることによって、海綿体への血液供給量が増大し、勃起が可能になります。

また、勃起に必要な血液を血管に送りこむためには、前段階として血管を拡げることが必要となります。それを促す物質がNO(一酸化窒素)なのですが、ED-MAXによる低衝撃波の照射は、勃起に欠かせない物質であるNOの産生をも高めることが分かってきたため、EDの根本治療に向けてさらなる効果が期待されています。

ED-MAXによる低衝撃波治療が、従来のED治療と大きく異なる点としては、ED症状に一時的な効果をもたらすのではなく、EDそのものの根本的治癒が見込めるという点です。
糖尿病や成人病などがもとで発症しているEDの場合、陰茎内動脈など勃起に関わる血管がダメージを受けてしまっていることが多いため、新しい血管さえ増やすことができれば、勃起能を取り戻すことは容易になるというわけです。

ED治療薬が選択できない人にとって希望の治療法

夕日を浴びる女性ED-MAXによる施術には薬剤のような禁忌条件がないため、原則としてどんな人でも治療を受けることができます。
これは、常備薬等との関係からバイアグラ・レビトラ・シアリスなどのED治療薬が服用できなかった人や、ED治療薬を服用はしてみたけれど効果が得られなかった人、ED治療薬の副作用が気になって投薬以外の治療法を探していた人にとって、心強い選択肢であることは言うまでもありません。

これまで、投薬治療以外のED治療方法といえば、ICI自己注射や勃起補助器具であるVCD式カンキの使用、もしくはシリコンプロステーシス埋め込み手術などが選択肢として上げられてきましたが、そこに新しい治療法が1つ増えたというのは非常に大きな前進といえます。
しかも一過性の効果ではなく、根本治療が見込めるのですから、今後ますます注目が集まり、需要が高まっていくことでしょう。

ED-MAXの治療を実際に受けてみたいと考える人のなかには、衝撃波という言葉のイメージから、強い痛みを感じるのではないだろうか?と心配になる人が少なくありませんが、その心配は無用です。ED-MAXから患部に当てられる衝撃波は、ごく低い出力に調整されたうえで照射されているため、痛みはほとんどなく、薬物のような副作用が起こる心配もありません。
前述のように禁忌に関わる条件が一切ないので、誰でも施術を受けることができます。施術を受ける際もとても簡単で、基本的には施術台の上に横になっているだけで済むのです。

低衝撃波治療とは

低衝撃波のイメージED-MAXに使用されている低衝撃波治療・体外衝撃波治療についてより理解できれば、余計な心配も抱かなくて済むことでしょう。
衝撃波治療とは、もともとショックウェーブ療法として、ED以外の治療分野で使用されてきました。空気や水などが音の伝わる速さを超えて伝わる圧力波である低衝撃波を患部に当てるという医療技術は、80年代から腎臓結石治療の分野で確立されてきましたが、当時は衝撃波による結石の破砕効果が主な目的でした。

その後、衝撃波には血管新生効果があることがわかり、この効果に着目して導入されたのが狭心症治療治療でした。
低強度の衝撃波を当てることによって、細胞内で血管形成に必要なサイトカインと呼ばれる物質が産生され、新血管形成が促進されるため、切らずに治せる画期的な治療法として採用されたという経緯があります。

そしてこの作用は、同じく血管系の障害によって引き起こされるED(勃起能不全)に対しても有効であり、薬剤などの対症療法ではなく根本的な解決策になりうると考えられ、応用されるに至りました。

ED-MAXの治療のメカニズム

メカニズムのイメージED-MAXを使って患部に低強度衝撃波を与えた場合の治療メカ二ズムです。
低衝撃波を受けると、肉体内には以下のようなフローで科学反応が起こります。

  1. 低強度衝撃波の照射
  2. 血管が揺さぶられ細胞内外で反応が起こる
  3. 新血管を形成する細胞増殖因子が放出される
  4. 増殖性細胞核が生成され新血管の形成を促す

ED-MAXによる新生血管の形成促進イメージ

衝撃波を患部に照射する際、体表面にもある程度の影響が生じます。しかし、ED治療に用いられる衝撃波はごく低強度であり、影響は極めて小さいものに抑えられています。

細胞内外での科学反応が新生血管の形成を促進し、やがては新たに形成された生血管が、ダメージを受けてしまったもともとの血管のバイパス的存在になるため、勃起が可能となります。

勃起のメカニズム

ED-MAXの治療期間

カレンダーEDの重症度によって個人差もありますが、6回の治療を1クールとして設定します。
1回につき20分程度の衝撃波治療を1週間に2回実施し、1週間休息した後、また1週間に2回の衝撃波照射を行い、1週間休息。その後にまた1週間に2回の衝撃波照射という形で、計6回の治療を6週間前後で実施します。
同じ衝撃波治療のED1000が1クール12回の治療だったことから、ED1000の半分の期間で治療を終えることが可能となりました。

ED-MAXの治療が受けられない人

悩む男性以下に該当する方はED-MAXによる治療を受けることができませんのでご注意ください。

  • 血栓症の人
  • 抗凝固剤を服用されている
  • 半年以内に心筋梗塞・心不整脈を発症したことがある
  • 悪性腫瘍がある
  • 重篤な血液病や心疾患の持病がある
  • 半年以内にステロイド内服、点滴治療を受けたことがある

また注意事項として、ED-MAXによる施術当日は飲酒等を控えてください。
EDはストレスなどの心因性の要因や動脈硬化など、様々な複合的な要因で発症するため、ED-MAXの治療でも約15%程度の患者様に効果が出ない場合がありますので、不安のある場合はクリニック等にご相談をお願い致します。

ED-MAXの費用面

電卓とペンED治療自体が自費診療の保険適用外のものがほとんどのため、このED-MAXの治療に関しても現状では保険適用外となります。そのため費用的には比較的高額であると言わざるを得ませんが、根本的なEDの改善が期待できる点を考慮すれば、治療の選択肢としては十分ありえるものといえます。
一概にはいえませんが、ED-MAXの1回の照射治療は5万円前後というのが多く、6回の治療を行う1クールだと40万円前後の費用がかかる場合がほとんどといえます。詳細な金額はクリニックによって違うため、ED-MAXでの治療をお考えの方は専門クリニック等に直接お問い合わせください。

ED-MAXについてのQ&A

  • ED1000とED-MAXの違いは?

    ED1000もED-MAXも同じ低衝撃波照射でEDを治療する医療機器ですが、違いや治療の効果の差などはあるのでしょうか?

ED-MAXについての体験談

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