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バイアグラとは?

バイアグラアメリカのニューヨークに本社がある製薬会社「ファイザー」によって、世界で初めてED治療の医薬品として製品化された経口ED治療薬です。
遮光や防湿を目的に錠剤表面にフィルムを施した青色のフィルムコート錠で、ひし形の剤形をしており、表面に「pfizer」と社名ロゴが刻印されているのが特徴です。

1998年3月より米国FDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を受けてアメリカ合衆国内で発売が開始されました。従来の専用器具を使用したり、注射投与などとは違い、錠剤を口から服用するだけという手軽さは大変画期的で、発売直後はその効果と相まって「夢の新薬」として一大ブームを巻き起こしました。

日本国内でのバイアグラ発売

日本国内では1999年3月からファイザーの日本法人である「ファイザー株式会社」より販売が開始されましたが、国内の正規販売前に個人輸入して服用した日本人男性が、狭心症の薬と併用したことで心停止に陥り死亡した事例が数件発生したことを受けて、厚生労働省は医薬品の安全性を図るべく、医師の診断・処方箋が必要となる医療用医薬品(現・処方箋医薬品)として正規販売する形をとりました。

日本国内では25mgと50mgの2つの規格のみのバイアグラが正規販売されています。ファイザーがアメリカ国内を含む海外に向けて製造・販売しているバイアグラの中には100mg錠もありますが、100mg錠に限っては日本国内での認可は下りていないため、日本国内の医療機関で処方されることはありません。稀にネット通販等で取り扱っているオンラインショップなどもありますが、正規品ではないのでご注意ください。

ファイザーは2016年10月から日本国内にて、水無しでも服用できるフィルム状のバイアグラ「バイアグラODフィルム」の販売も開始しました。日本国内のED治療薬としては唯一のコンパクトなフィルム型剤ということもあって、保管も便利で人気が出ているそうです。
バイアグラODフィルムについてはこちらを参照ください。

バイアグラは保険適用外の薬価基準未収載医薬品となるため、日本国内のどの医療機関でも自由診療となり、正規で入手する場合は医師の処方箋が必要となります。

2013年5月に米ファイザー社が保有する日本国内におけるシルデナフィルの物質特許が満了となり、加えて2014年5月には商品名「バイアグラ」としての用途特許も満了となったため、日本国内でもジェネリック医薬品と呼ばれるさまざまな後発医薬品の販売が合法となりました。ただしジェネリック薬であっても、日本国内では医師の処方箋が必要な処方箋医薬品となります。

バイアグラの名前の由来

ナイアガラの滝バイアグラの語源は諸説あるようで、正式なものは不明ですが、大きく分けて以下3つの説が有力といわれています。

ナイアガラの滝説

活力に満ちたという意味を持つ「vital」と、ナイアガラの滝「Niagara」の2つの単語を組み合わせた造語という説です。ナイアガラの滝のように生命力が激しくあふれ出るというような意味合いが込められているとか。

タージ・マハル説

インドのアーグラという町にある世界遺産でもあるタージ・マハルの建造者で、ムガル帝国皇帝のシャー・ジャハーンは正室・側室があわせて10人以上いたといわれ、子供も20人前後いたという性欲旺盛の精力的な人物で、その王の精力にあやかって町の名前とあわせて「by アーグラ」をもじり、バイアグラとつけられたともいわれています。

トラ説

サンスクリット語で虎を意味する「ヴャーグラ」を元に変化してバイアグラとなった説もあるそうです。トラの力強さがバイアグラの効果・作用を連想させるからとも言われていますが、上記2つの説とともに正確には何が由来なのか分からないのが現状です。

バイアグラの歴史

研究機関1990年代前半、狭心症の治療薬として、後のバイアグラの有効成分となるシルデナフィルの研究・開発がイギリスにある「ファイザー・サンドイッチ研究開発」というファイザー製薬の研究機関で開始されました。血管障害に対する研究など、さまざまな研究が進められましたが、第一相臨床試験においてのシルデナフィルの狭心症に対する血液降下作用に関する治療効果は研究チームの期待されたものではなかったため、研究チームは第一相臨床試験の中止を決定し、被験者たちから残った試験薬の返却を求めました。しかし被験者のほとんどが試験薬の返却を拒否、不思議に思った研究チームが被験者たちに拒否する理由を調査したところ、この試験薬には男性の勃起を促進させる作用があることが判明しました。そこでアメリカのファイザー製薬はシルデナフィルを狭心症の薬としてではなく、男性の勃起不全を改善させるED治療薬として、世界で初めての販売を1998年に開始したのです。

狭心症治療薬の研究・開発中に、シルデナフィルに男性の勃起促進の作用があることが分かったのはまさに偶然でしたが、この偶然の産物こそが人類のED治療に革命を起こしたといっても過言ではないのです。

また、シルデナフィルには男性機能に限らず、脳を介して血管の拡張を促す作用も確認されており、現在までも慢性心不全や肺高血圧症、急性肺傷害などのさまざまな疾患に対して効果があるか研究が続けられています。2008年4月にはバイアグラ製造と同じ米ファイザー製薬がこの作用を元に、日本でも難病に指定されている肺動脈性肺高血圧症の治療薬として「レバチオ」の販売が開始されました。

バイアグラの有効成分

注射器と化学式バイアグラはシルデナフィルと呼ばれるクエン酸塩を主な有効成分としています。
シルデナフィルは一般名「シルデナフィルクエン酸塩」といわれ、白色の結晶性の粉末で、N,N-ジメチルアセトアミドに溶けやすく、水やメタノールにやや溶けにくく、アセトニトリル・エタノール・ジエチルエーテルには極めて溶けにくいという性質をもっています。その点から水に溶けやすい性質を有効成分としているレビトラに比べると即効性は少々劣りますが、シアリスよりは効果が早く出るといわれています。
一見、噛み砕いた方が早く効き目が出そうなイメージですが、実際は噛み砕いても、そのまま飲み込んで胃に入れるのも、溶け出す時間は大差がないので、苦い思いをしてまで噛み砕かないでそのまま服用するのがオススメです。

元々シルデナフィル自体がED治療や肺動脈性肺高血圧症の治療薬であり、それをファイザー製薬が商品名として商標登録したものがバイアグラと呼ばれています。

添加物について

バイアグラにはシルデナフィル以外にも、効率的に作用させるための添加物として、腸内細菌の働きの促進させる結晶セルロース、カルシウム補給する無水リン酸水素カルシウム、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、乳糖水和物、酸化チタン、トリアセチン、青色2号が配合されています。ジェネリック薬は有効成分はバイアグラと同じですが、この添加物が異なるというのが判別基準でもあります。ただ添加物の違いで効果に差が出るといったことはないようです。

日本国内での「正規品」

日本国内では有効成分のシルデナフィル含有が25mgと50mgの2種類の規格のみ厚生労働省の認可が下りている「正規品」となります。有効成分の含有量は例えば50mg錠の場合、含有しているシルデナフィルクエン酸塩は70.32mgで、その中には有効成分であるシルデナフィルが50mg含まれているということから「50mg錠」となります。

シルデナフィルが100mg含まれているバイアグラが日本以外の海外で発売されていますが、そちらは日本国内未認可の薬となります。また、製造元のファイザー製薬は最大で100mg規格のバイアグラまでしか世界販売していないため、もし150mgや200mg規格と設定されたバイアグラが販売されていた場合は、完全なニセモノと分かります。

バイアグラの25mgと50mgの違い

AとBの比較バイアグラの有効成分であるシルデナフィルの含有量の違いだけで、他成分に違いはありません。有効成分量が多いだけ、25mg錠よりも50mg錠の方が強い効果が望めます。効果とともに、作用する持続時間も違い、25mg錠が約4~5時間、50mg錠が約5~6時間と、50mg錠の方が心持ち持続時間が長くなっています。

しかし金額的には50mg錠が25mgの2倍の値段がするかというとそうではありません。そのため本当は25mg錠で十分効果が得られるのに50mg錠をわざわざ購入し、錠剤を半分に割って服用するという人も多いようです。50mgを半分にすれば単純に25mgとなるので、多く使用する方にとってはリーズナブルな購入方法かもしれません。

ただし錠剤を普通のハサミ等で無理矢理割ると、錠剤自体が粉々になってしまうことも多いため、市販のピルカッター等を使用すると綺麗に割ることができます。

バイアグラの100mg錠

アメリカ国内を含む海外では、最大100mg規格のバイアグラがファイザー社より正規販売されていますが、日本国内では25mgと50mgの2つの規格しか厚生労働省に認可されていません。そのため日本国内の医療機関等で処方されることはなく、もしインターネット等でファイザーの100mg錠を購入したとしても、それは日本国内正規のバイアグラとは認められていません。

バイアグラの効果と作用

心臓バイアグラは勃起不全いわゆるEDの治療に効果・効能のある医薬品で、勃起を抑制する酵素の働きを阻害することで勃起を促進させる有効成分シルデナフィルを含有しています。男性器の勃起というのは非常に複雑なメカニズムで成り立っており、神経や血管が正常に働いた上で、勃起に関わる様々な物質が放出されることで起こります。

勃起の流れ

視覚的・直接的な性的刺激を受けると、脳の中枢神経に性的興奮が起こり、それが脊髄神経を通って男性器へと伝わり、体内に一酸化窒素が放出されます。一酸化窒素が放出されることで血管のバルブの役割をしている陰茎深動脈と螺行動脈がゆるみ始め、周りを分厚い白膜で覆われた細い糸のような血管が無数に集まったスポンジ状の海綿体の平滑筋も弛緩して一気に多量の血液が流れ込み、血液の圧力によって海綿体が硬くなり、勃起が起こります。

勃起のメカニズム

勃起が起きた時に体内ではサイクリックGMP(グアノシン一リン酸)という自然の血管拡張剤ともいえる物質が細胞内で増加して海綿体の平滑筋を弛緩させますが、海綿体には、これを分解してしまうPDE(ホスホジエステラーゼ)5という酵素も多く存在し、このPDE5の効果によって、射精後や性的興奮が収まると勃起が収束します。しかしこのPDE5が増えすぎると、勃起を起こすサイクリックGMPまで分解されてしまい、その結果EDとなってしまうのです。

バイアグラをはじめとするED治療薬は、このPDE5の働きを抑制してサイクリックGMPを増加させ、勃起を起こしやすい状態へと促す医薬品なのです。

しかし一言にEDといっても、男性器自体の機能的なものや精神的なものなど、大きく分けて「器質性のED」「心因性のED」「薬剤性のED」の3つの種類のEDが存在するといわれています。

器質性のED

器質性EDとは、体にある何らかの原因によって物理的に勃起が出来ないEDのことをいいます。主な原因としては、血管の障害によるもの・神経障害によるもの・内分泌機能の低下によるものの3つが考えられています。

血管の障害によるもの
加齢によって血管も老化し、血管壁の弾力性が失われて十分に拡張できず、多量の血液を海綿体に送り込むことができなくなる障害、そして糖尿病・高血圧・高脂血症などの生活習慣病が要因の動脈硬化、前立腺がん・前立腺肥大・直腸がんなどの外科的手術による男性器付近の神経や血管の断裂や損傷などによる血管障害が原因と考えられています。
神経障害によるもの
糖尿病性神経症・てんかん・脳卒中・パーキンソン病・多発性硬化症などによる神経障害によって、性的刺激を受ける中枢神経とその性的興奮を伝える末梢神経が阻害されてEDとなる場合があります。
内分泌機能の低下によるもの
精巣で主に作られる男性ホルモンの1つであるテストステロンの低下によってEDとなる場合があります。テストステロンには男らしい体つきを作り、闘争心や意欲、そして性欲や勃起力、精子の生成などのさまざまな性機能を維持するための働きを担っており、造血作用や幸福感にも関わりがある重要なホルモンといえます。30代頃から徐々に分泌量が減少し、テストステロンの低下はEDだけでなく男性の更年期障害の要因ともなっています。テストステロンの減少理由としては、加齢・ストレス・喫煙・飲酒などが考えられます。精巣に障害がある原発性性腺機能低下症や、脳の視床下部から下垂体の障害によってテストステロンの分泌不全となる続発性性腺機能低下症などの疾患も、EDの原因となる場合があります。

心因性のED

心因性のEDは体の機能自体には特に問題はなく、心理的や精神的な要因で起こるEDをいいます。原因はうつ病や統合失調症のような精神疾患だけでなく、会社でのストレスや夫婦関係上の問題、幼少期のトラウマなど多岐に渡ります。心因性EDの場合、その理由は人それぞれであり、これといった解決法が見出せないことも少なくありません。1人で解決しようとせずに専門家に相談してED治療薬を試してみることも重要ですが、性行為のパートナーとなる相手に思い切って自分の悩みを打ち明け、二人で協力して克服することも大切です。

薬剤性のED

普段から常用している薬の副作用が原因で起きてしまうEDのことで、精神安定剤・抗うつ薬・睡眠薬・向精神薬を服用している人や、降圧剤・高脂血症治療薬・胃潰瘍治療薬などを長期的に服用している人に多くみられます。精神安定剤などを服用している20代の若い世代にも薬剤性EDが起きていることも多く、素人目ではなかなか判断しづらいことなので、気になる症状がある場合は専門クリニックで問診を受けてみることを推奨しています。

バイアグラは媚薬ではありません

バイアグラは服用しただけで勃起を起こすという薬ではなく、性的な興奮を増大させる性的興奮作用や性欲増進作用があるわけではありません。性的刺激があってはじめて勃起に至り、バイアグラはあくまで勃起を起こした際に補助する医薬品であり、薬そのものが性的興奮を促すような精力剤や媚薬ではないのです。

効果に満足できない

バイアグラを服用してもイマイチ満足に効果が得られない人もいるようですが、その場合は大抵食後にバイアグラを服用していることが多いようです。また、糖尿病や高血圧の治療薬の副作用でEDになってしまった人の中には、50mg錠1つだけでは満足な効果が得られない人もいるようですが、その場合は医師の適切な指示のもとで50mg錠を2つ同時に服用することも可能です。バイアグラは効かないけれど、レビトラなら効く!という人もいるので、医師と相談の上で服用する薬を変えてみるのも良いかもしれません。

バイアグラの作用時間

時間に追われる女性25mg錠で約4~5時間程度、50mg錠だと5~6時間程度は効果のある作用時間が望めます。同じED治療薬のレビトラやシアリスよりも作用時間は短いですが、服用してからの効果の発現時間も短いため、ある意味では短期決戦用のED治療薬ともいえます。

服用後、空腹時なら約30分程度、通常なら1時間程度で体内にバイアグラの成分が吸収されるため、一般的には性行為をする1時間くらい前にバイアグラを服用するのが最適なタイミングといわれています。

レビトラやシアリスに比べると、バイアグラは食事の影響を最も受けるといわれ、食後にバイアグラを服用した際は、空腹時の服用と比べて効果がかなり低下し、効果の発現時間の遅延など、作用時間にも影響があるのでご注意ください。食事とバイアグラを併用した場合、最悪効果が通常時の半減する可能性があるので、空腹時もしくは食後2時間を過ぎた頃の服用が推奨されています。しかし食後2時間程度のインターバルをあけたとしても、脂質の多い食べ物を摂取していた場合はバイアグラの成分の吸収を妨げてしまうので、服用前にどうしても食事をしたい場合はあっさりとしたものをメインに摂るような工夫が必要でしょう。

バイアグラの副作用

動悸バイアグラには「顔のほてり」「目の充血」「頭痛」「動悸」などの副作用があることが確認されています。中でもお酒を飲んだ時のような「顔のほてり」や「目の充血」は服用した方のほとんどに表れる症状ですが、バイアグラ自体に血管の拡張作用があるため、特に心配する症状ではなく、バイアグラの効果が出始めたサインと思われれば良いかと思います。

これらの症状はバイアグラを服用してから30~40分後くらいに出始め、他にも鼻づまりを起こしたり、光に過敏になって色が変化して見えるといった症状も出る方がいるようです。
バイアグラが作用している5時間前後内でこれらの症状が治まれば特に問題視することはありませんが、長期的なバイアグラの服用を行い、眼に影響があらわれている人は、一度眼科検診も含めて医師に相談をお願いいたします。

頭痛

普段、お酒を飲むと頭痛が起こる方は、バイアグラを服用すると同じように頭痛を発症する可能性が高いといわれています。もし頭痛等がひどい場合はロキソニンなどの市販の頭痛薬を一緒に服用されても特に問題はありません。

胸焼け

バイアグラを服用すると胸焼けを起こすこともあり、それはバイアグラが稀に男性器の海綿体平滑筋以外の平滑筋を弛緩させる作用もあることが原因といわれています。胃にあるものが食道に逆流しないように働きかけている平滑筋が弛緩されることで、胃酸が逆流気味になり、胸やけなどの胃の不快感といった症状が出てしまいます。胸焼けや逆流性食道炎、胃の不快感などの症状が起こった場合は、市販の胃腸薬や胃酸を抑える薬などを服用して問題ありません。ED治療薬の不要直後に胃腸の不快感を感じる人は、ED治療薬を同時に胃腸薬などを服用すると有効といえます。

重篤な副作用

中には、症例自体は少ないものの、重篤な副作用を発症した事例も存在しています。失神や感染症、最悪の場合は心筋梗塞など死につながる重篤な発症例もあり、もしバイアグラを服用してから上記以外の症状が表れた場合は、即座にバイアグラの服用を止め、医師に相談して診察を受けるようにしてください。

あわせて、バイアグラを服用してから4時間以上も勃起状態が続いている場合は、勃起の持続によって男性器自体が損傷して勃起機能を永続的に失う可能性がありますので、すぐに医師に連絡をしてください。

副作用を抑えるには

副作用を抑える対処法として、普段よりもバイアグラの有効成分の用量を減らして服用してみるという手段もあります。いつもは50mg錠を服用していて、頭痛や胸焼けが起こってしまうという人は25mg錠に変更してみるなど。わざわざ買い替えずに、50mg錠をピルカッターなどで半分に割って服用しても同じ効果が得られます。

バイアグラと心臓の因果関係

バイアグラが心臓に悪影響を及ぼすと思っている人も多いようですが、これはバイアグラの日本発売前に個人輸入で入手した人が、正確な服用方法や併用禁忌薬に対する正しい知識が無い状態で服用したことで、結果的に命を落としてしまったという点が大きくニュース等で取り上げられたことが、こういった誤解を招いた原因と考えられます。

バイアグラ自体は血管を拡張する効果があるだけなので、バイアグラを服用することが直接的に心臓に負担をかけるということはありません。元々バイアグラは狭心症の治療薬として研究されていたため、実際は血管を拡張して血圧を下げる効果のため逆に心臓への負担を軽減させる効果の方があるといえます。バイアグラを服用することで男性機能が向上し、性行為が通常よりも激しくなったことで、結果的に心臓に負担をかけるという間接的な要因はありますが、バイアグラの直接的な心臓への悪影響はありません。

狭心症の方がバイアグラを服用したいという場合は、現在のご自身の状態で性行為自体がそもそも可能なのか、という点を狭心症治療をされている主治医等に確認することが必要です。もし主治医から問題ないとの許可が出たとしてもご自身でさらに確認する必要のある点が2つほどあります。

まず1点目は現在処方されている狭心症の薬で、血管を拡張させて血圧を下げる効果のある硝酸イソソルビドやニトログリセリンを主成分とする硝酸剤を処方されていないかどうかを確認してください。万が一、バイアグラと硝酸剤を併用してしまうと、両方の血管拡張作用の相乗効果で血圧を急激に低下させ、場合によっては命の危険にかかわる可能性もあります。

2点目は性行為を行う相手に、自身がバイアグラを服用しているということを事前に伝えてください。これはもし狭心症の発作が起きた際に、応急処置としてニトログリセリンを投与されないようにするためです。バイアグラを服用した状態でニトログリセリンを投与されると、血圧が急激に下がり大変危険な状態になる可能性が否めません。

バイアグラの女性への効果

安眠する女性バイアグラそのものは男性の勃起不全を改善させる効果のあるED治療薬であるため、男性器の無い女性には基本的には効果等が無いといわれています。しかし最近の臨床実験等では、血管を拡張して血流を良くするというバイアグラの基本的な作用により、女性への効果もあるのではないかと考えられています。女性がバイアグラを服用することで血流が促進され、女性器の神経も過敏になって、結果的に性的感度が向上するということもあるようです。実際、臨床実験での女性被験者の中には性的興奮の度合いが増し、性欲も増進したといった意見もあったそうです。

しかしあくまでこれらは非公式な見解で医学的な裏付けは無く、バイアグラを製造しているファイザー社も公式にはそういった効果があるかは明言していません。ただバイアグラ自体は別研究時の偶然の産物として開発されたED治療薬のため、いまだに全ての服用効果が確認されているわけではありません。ですので、ひょっとしたら女性に対しての何らかの効果があるのかもしれませんが、現状でははっきりとした作用は認められていません。

女性用バイアグラ?

ちなみに女性用のバイアグラともいうべき治療薬が2015年にアメリカのFDAによって認可されました。スプラウト・ファーマシューティカルズ社が開発・製造した薬剤は「フリバンセリン」として販売されており、女性の性的欲求低下障害を改善する効果があるといわれています。しかし改善といっても媚薬的効果があるわけではなく、脳内の神経伝達物質のバランスを整えて性的な意欲を促すというもので、抗うつ薬などと似た作用といえます。しかしながら強い眠気や吐き気、最悪の場合は失神するというハイリスクな副作用が問題視されており、アルコールと併用するとさらに副作用のリスクが高まるという懸念点もあるので、処方を行う医師は個別に研修を受ける必要があり、処方を受ける患者側もリスクを理解した上で同意書に署名しなくてはなりません。
このハイリスクぶりからもちろん日本の厚生労働省は認可をしておらず、日本国内での購入は難しいかもしれません。

バイアグラの保存方法

ピルケースバイアグラは、錠剤がシートにはいったままの状態であれば、製造から5年程度が使用期限といわれており、比較的長期の保管が可能な錠剤といえます。ただし5年というのはあくまで未開封が条件なので、開封された薬はできるだけ早めに服用するようにしてください。

シートのままの保存法

基本的な保存方法は直射日光を避けて、室温で保存してください。冷蔵庫に入れて保存する方もいるようですが、その場合、冷蔵庫からバイアグラ錠剤を取り出した際に温度差でシート内が湿気を帯びてしまう可能性があるため、暗い部屋で室温保存というのがベストといえるでしょう。

シートから取り出した後の保存法

シートから錠剤を取出して保存を行う場合は、シートのままの状態と比べると使用期限は短くなりますが、高温多湿の状況を避けて保存すれば、1年程度は劣化なく使用することができます。

錠剤を割った際の保存法

また、バイアグラの錠剤をピルカッター等で割って服用されている場合で、割った残りを保存したい時は、割った錠剤をラップ等で包み、空気に触れるのを防いでください。半分に割ったバイアグラは、表面を覆っている青いコーティングが切断面の部分で剥がれてしまっているいるため、湿気を含みやすくなっています。密閉された容器で保管をしたとしても、割った場合は夏なら1週間程度、冬頃なら2週間前後を目途に服用するようにしてください。

バイアグラ服用時の注意点

医師からの注意バイアグラは服用してから約30分~1時間前後で体内に吸収されて効果が出始めるので、性行為を行う1時間前には服用するのが適正なタイミングといわれています。空腹時に比べて、食後に服用すると効果がかなり減少するため、空腹時のバイアグラ服用が推奨されています。

飲み方

服用する際は水で飲むのがベストですが、もし水が無い場合はお茶や清涼飲料水で飲んでも問題ありません。ただし牛乳などの脂肪分が含まれているような飲み物で服用すると、脂肪分で薬の吸収を妨げる可能性があるのでご遠慮ください。また、グレープフルーツジュースでバイアグラを一緒に飲むのも危険といわれています。グレープフルーツジュースを飲むと血中濃度が高まり、バイアグラの副作用が出やすくなってしまう可能性があるので要注意です。

アルコールとの服用

アルコール飲料と一緒に服用しても大きな問題はありません。適量のアルコールを摂取することで精神が安定する効果も望めるので、バイアグラの使用には適量ならば害はないでしょう。しかし一定以上の量のアルコールを一緒に摂取してしまうと、アルコールの影響で脳からの神経伝達が妨げられて勃起自体ができなくなってしまうような悪影響があるのでご注意ください。

噛み砕くと効果が早い?

バイアグラは胃酸と体温の働きで十分溶けてしまうので、噛み砕いて飲んだ方が早く効果があらわれるということはありません。普通に服用すれば胃で数分で溶けてしまいますので、噛むとかなり苦いバイアグラをわざわざ噛み砕く必要はないでしょう。

バイアグラはあくまで男性の勃起機能をサポートするED治療薬であり、服用することで勝手に勃起する薬ではなく、性的興奮作用や性欲増進作用は無いのでご注意ください。性的欲求があった上で性的刺激がないと勃起することはないので、あくまで勃起した時に補助する薬という位置づけです。ですので、大量に服用したからといって大きい効果があらわれるわけではありません。医師の処方に従って服用することが大原則であり、1日1回の服用を守ってください。さらに服用した場合は、最短でも24時間以上のインターバルをあけて飲むようにしてください。

また、以下のような持病や薬の服用を行っている方はバイアグラの服用が認められていない場合がありますのでご注意ください。

以前にバイアグラ服用でアレルギーを起こした方

以前に、バイアグラを服用したことで「かゆみ」「眼瞼そう痒感」「発疹」などの過敏反応の関与が否定できない副作用症状が起きた方は、バイアグラの服用はご注意ください。またバイアグラに含まれる添加物として「青色2号」などが含まれていますが、これらの成分に対してもアレルギー反応を起こした方の服用も認められていません。

硝酸薬や一酸化窒素供与剤をご使用の方

飲み薬や貼り薬も含む硝酸薬、もしくはニトログリセリン・亜硝酸アミル・硝酸イソソルビドなどの一酸化窒素供与剤を投与している方は絶対にバイアグラを服用しないでください。バイアグラはサイクリックGMP(cGMP)特異的ホスホジエステラーゼタイプ5(PDE5)阻害薬であり、PDE5が存在する血管平滑筋において一酸化窒素の弛緩反応を増強することが認められているため、硝酸剤あるいはその他の一酸化窒素供与剤と併用すると、急激な血圧低下を増強し、場合によっては死亡事故につながる可能性があります。バイアグラの服用を考えている方は一度、現在お使いの薬の中に硝酸剤などがが含まれていないかをご確認ください。

心臓に関わる持病がある方

狭心症や重度の心血管系障害・心不全などの心臓に関わる持病がある方は、性行為時に心拍数・血圧・心筋酸素消費量が増加することが分かっており、性行為自体が危険行為と考えられています。過去6ヵ月以内に心不全や不安定狭心症、命に関わる不整脈などを発症した人においては患者は、臨床試験からも除外されており、バイアグラ服用の対象として不適当と考えられています。また、心筋梗塞を患ったことのある方においては、性行為自体が心臓へのリスクを伴うため十分ご注意ください。

脳血管に病気のある方

脳梗塞や脳出血などの脳血管に疾患のある方は、血圧の変化に対して脳循環を一定に保つ自動調節機能に障害があるとされており、血圧の下降が脳循環の低下に結びつく可能性があることから、全身の血管を拡張させて軽度の血圧低下を起こすバイアグラを服用することは認められていません。臨床試験においても、過去6ヵ月以内に脳梗塞・脳出血を発症したことのある方は対象から除外されています。

重度の肝機能障害のある方

バイアグラは主に肝臓で代謝されて排泄されるため、重い肝機能障害がある人がバイアグラを服用した場合、肝臓機能の低下によりバイアグラの排泄が遅延し、血漿中濃度が増大する可能性があるため服用が認められていません。また、これらの理由で臨床試験の対象としても除外されています。

抗不整脈薬をご使用の方

類似薬であるバルデナフィルと、抗不整脈薬に含まれる塩酸アミオダロンを併用することで、QTc延長作用が増強する可能性があるため、塩酸アミオダロンを服用している人のバイアグラ服用は認められていません。症例としてバイアグラと塩酸アミオダロンの併用によってQTc延長が増強されたという報告はほとんどありませんが、バイアグラもバルデナフィルと同じPDE5阻害薬であるため、バルデナフィルで認められた心臓再分極に対する作用が起こる可能性も否定できないのが現状です。

これら以外にも、腎臓や肝臓の病気・赤血球の異常・白血病・多発性骨髄腫・薬物アレルギー・十二指腸潰瘍・遺伝性の目の疾患のある方や、他のED治療薬や既に服用している薬がある方は、クリニックの医師や薬剤師に一度ご相談ください。バイアグラ服用以前に、性行為自体が心臓に負担をかけてしまうため、ご自身の健康状態をしっかりと把握し、不安な点は随時医師などと相談するようにしてください。

バイアグラの飲食時の服用について

飲み会バイアグラの有効成分などは胃で吸収されるわけではなく、胃で成分が溶けて十二指腸・小腸に送られ、腸で吸収されています。脂質の高い食事を摂取した後のバイアグラ服用となる場合、腸に脂の膜が張ってバイアグラの有効成分が吸収しづらくなるため、空腹時の服用と比べると効果が出るまでに時間がかかったり、効果も半減したりする可能性があるので、できればなるべくは空腹時にバイアグラを服用するようにしてください。

食後に服用する時

状況的に性行為までの時間を計画的に算出することは、パートナーの状態も含めてケースバイケースでなかかな難しいため、バイアグラを食後に服用することも少なくないかと思います。その際は揚げ物や焼肉などの脂質の高い食事はなるべく避けて、お蕎麦やサラダなどの比較的さっぱりとした食事を心がけるようにしましょう。大体、腹七分目程度に抑え、食後2時間くらいのインターバルをあけた後にバイアグラを服用するようにすると、何も工夫しない状態よりは高い効果が望めるでしょう。

逆に空腹時にバイアグラを服用して有効成分を体内に吸収させれば、その後に食事をしても効果などに影響が出ることはありません。

飲酒した時

緊張することで性行為時の勃起に抑制がかかってしまう方は、適量のアルコールを摂取することでリラックス作用が出て、バイアグラの効果を促すことができますが、一定以上のアルコールを飲みすぎると、逆に勃起や射精ができにくくなったりと逆効果となるので要注意です。

低血圧の方がバイアグラとアルコールを併用した場合、血管拡張作用の相乗効果で血圧がさらに下がって貧血気味になり、ふらついたりする場合があるので危険ですので、低血圧気味の方はお酒との併用はご遠慮ください。

バイアグラの処方

処方箋クリニックや医療機関によって変わってくるところもあるかと思いますが、一般的なバイアグラ処方の流れは以下が多いようです。

クリニックまたは医療機関に直接来院
事前に予約が必要となるクリニックや、予約は不要という場合もあるので、行こうとしているクリニックや医療機関のWEBサイトなどで事前に確認すると良いでしょう。基本的には自由診療となるため保険証や身分証明書を提示することはほとんどありませんが、医療機関によっては身分証明が必要というところもあるようなので、こちらも事前に持っていくべきか確認しておくと良いかもしれません。
問診票の記入
クリニックでの受付後、問診票を記入する必要がある場合もあります。その際はいま現在服用している薬があるようなら合わせて記載しておきましょう。バイアグラと併用することができない薬を既に服用している場合もあるため、しっかりと記載することをお勧めします。クリニックによっては事前にWEBサイト上からPDFファイル等で問診票をダウンロードできるところもあるので、事前に記入して持参しても問題ないでしょう。
問診
ドクターもしくはカウンセラーによる問診が行われます。バイアグラ服用に関することや注意点などの説明があり、クリニックや医療機関によっては血圧等の測定などが行われる場合もあります。問診時に男性器を見るようなことはほぼ皆無といっていいようですが、稀にそういった診察を行うクリニックもあるようなので注意と確認が必要です。
この問診時がドクターたちと唯一直接コミュニケーションがとれるタイミングなので、不明点や不安なことがあれば遠慮せずに聞いてみるのが良いでしょう。極力、不安なことを払しょくしておきましょう。
処方
ほとんどのクリニックや医療機関は、問診が終わり次第、あまり時間をかけずにバイアグラを処方してくれます。院内で処方するところ、もしくは別の薬局等で処方となる場合があるので注意しましょう。処方されたバイアグラの料金だけ支払うというクリニックが多いですが、中には診察料が別途発生するところもあるので、こちらも事前に確認しておくと良いかもしれません。クリニックによっては1錠から処方してくれるところもあれば、シート毎の処方となるところもありますので、ご自身がどれくらい使用したいのか、どれくらい現状必要なのかを認識した上で、通院するクリニックや医療機関を決めるのが良いでしょう。

2回目以降の処方

1度診察を受けた場合、2回目以降にバイアグラを処方する時は特に問診等を行わないクリニックも多いようです。特に以前使用して問題が無いようならば数分で処方されることもあるようです。

遠隔診療

最近ではパソコンやスマートフォンを使用した、通院せずに診察と処方が受けられる遠隔診療サービスを導入しているクリニックや医療機関も少なくありません。
特にスマートフォンを使用した遠隔診療はかなりメジャーなものになりつつあり、専用のWEBサイトやアプリを活用して、医師とビデオ通話で問診を受けることができます。そのビデオ通話による診察を元に、バイアグラなどのED治療薬を処方するのですが、薬の受け渡しもクリニック等に行く必要がなく、指定した住所や私書箱に配送してもらう形になります。自宅での受け取りが困難な方は宅急便の営業所留めとすることも可能なクリニックも多いようです。支払いもクレジットカード決済に対応しているクリニックも多いので、全く他人と接触せずにバイアグラなどのED治療薬を処方してもらうことが可能になっています。

バイアグラの費用面

電卓とペンバイアグラの処方は自由診療となるため、クリニックや医療機関によって価格が変動することも多いですが、一般的なバイアグラの価格帯としては、25mg規格が1錠で1,000円~1,300円前後、50mg規格が1錠で1,500円~2,000円前後といわれています。クリニックによってはさらに高額になっていたり、逆にもっと安くなっていたりするので、バイアグラの処方を考えている方はWEBサイト等で事前に価格を確認しておくのが良いかと思われます。

バイアグラのジェネリックの価格

ジェネリック薬は開発費が抑えられていることもあって、本家バイアグラよりも価格が安く設定されています。しかしジェネリックの種類によって価格はまちまちで一概にいくらと金額は示すことが難しいですが、50mg規格のジェネリック1錠で1,000円程度といわれており、バイアグラよりも7~8割程度安い金額で販売されていることも多いようです。
基本的には効果・作用はバイアグラと変わらないジェネリック薬なので、治療費を抑えたいと考えている方はジェネリック薬を選んでも良いかもしれません。

薬剤以外の費用

クリニックや医療機関によってはバイアグラ自体の料金に加えて、診察時の受診料を別途必要となるところもあります。こちらの費用もクリニック等によって変わってきますが、大体一般的に5,000円~10,000円といわれています。もちろんクリニックによってはもっと安いところもあるかもしれませんが、状況によってはさらに高い受診料が発生する可能性もあるため、気になる方はバイアグラの価格とあわせてクリニック等に事前に問い合わせておきましょう。

バイアグラODフィルム

バイアグラODフィルムバイアグラを製造・販売するファイザー製薬が、2016年9月に厚生労働省より認可を受けたフィルム状のバイアグラで、日本国内でのED治療薬では初めてのフィルム型薬剤です。
有効成分は錠剤型のバイアグラと同じシルデナフィルで、含有量の規格もバイアグラと同じ25mgと50mgの2種類が販売されています。

高い携帯性

OD剤なので水なしで服用することが可能で、錠剤よりも手軽に服用できるのが魅力といえます。そして最大の特徴はやはり薄いフィルム状の形状から、財布や名刺入れなどに忍ばせることができる携帯性の高さでしょう。薬剤自体はアルミで包装されており、サイズも一般的な名刺の約半分程度という小ささです。通常のバイアグラ錠剤では所持しにくいと思われていた人には最適の形状であり、普段は財布等に入れておくことで、もしもの時に使える切り札として活用することもできるでしょう。アルミ包装にも「バイアグラ」とは非常に小さく記載されているだけなので、一見するとそのもの自体が何なのか分からないというのも男性には嬉しい仕様でしょう。

効果や副作用

形状が違うというだけで、服用後の効果や副作用は錠剤のバイアグラと変わりません。

錠剤との違い

通常のバイアグラ錠剤と比べると、使用期限が3年程度と短いですが、その他の点では錠剤とほとんど変わらないでしょう。クロスポビドン、スクラロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、ポビドン、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー、マクロゴール400、酸化チタン、三二酸化鉄、Lメントールを主な添加物として含有していますが、効果等に変化はありません。
錠剤と違い、ODフィルムを下の上に乗せて唾液で溶かして服用するのが主な服用方法ですが、錠剤のように水と一緒に服用しても問題ありません。むしろ水と一緒に服用すると、錠剤よりも最高血中濃度が少し高いともいわれています。

服用の注意点

基本的には錠剤のバイアグラと注意点は変わりません。
作用までの時間として、性行為の1時間前には服用することが適切であり、1回服用した後は24時間以上のインターバルをあけないと次回服用ができないなどが主な注意点です。
錠剤と違ってフィルム状のため、濡れた手で開封すると薬剤自体が溶けてしまうのでその点は特別注意が必要でしょう。あくまで飲み込むことで体内に成分が吸収されるので、口の中で溶かしただけでは効果がありません。上あごなどに張り付いてしまった時と同様に、唾液や水でしっかりと飲み込んでください。

バイアグラについてのQ&A

バイアグラについての体験談

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