2つの製薬会社が同日に承認取得

試験管に溶液を注ぐ6月23日(月)付で、新たにあすか製薬株式会社と株式会社陽進堂の2つの製薬会社が、バイアグラのジェネリック医薬品製造販売承認を取得しました。引き続き、テバ製薬、キッセイ薬品工業、マイラン製薬、シオノケミカル、大興製薬、辰巳化学も製造販売承認を取得しております。
東和薬品株式会社が国内初のジェネリックバイアグラ『シルデナフィルOD錠 50mgVI「トーワ」(以下、シルデナフィルOD錠「トーワ」)』を販売開始してから約1ヶ月以上遅れての承認取得となります。

<医薬品製造販売承認取得一覧>(8月20日現在)
あすか製薬    『シルデナフィル錠 50mgVI 「あすか」』
陽進堂      『シルデナフィル錠 50mgVI 「YD」』
テバ製薬     『シルデナフィル錠 25mg・50mgVI 「テバ」』
キッセイ薬品工業 『シルデナフィル錠 25mg・50mgVI 「キッセイ」』
マイラン製薬   『シルデナフィル錠 25mg・50mgVI 「マイラン」』
シオノケミカル  『シルデナフィル錠 25mg・50mgVI 「SN」』
大興製薬     『シルデナフィル錠 25mg・50mgVI 「DK」』
辰巳化学     『シルデナフィル錠 25mg・50mgVI 「TCK」』

このうち、陽進堂は8月4日(月)より、あすか製薬は8月20日(水)より販売を開始しております。

新たに発売されたジェネリックバイアグラの特徴

あすか製薬と陽進堂の両社とも、先発バイアグラと同様に青色・楕円形の錠剤です。先発バイアグラは25mg錠・50mg錠の2つの含量の製剤を発売していますが、両社は50mg錠のみの販売となるようです。
また、シルデナフィルOD錠「トーワ」と同様に割線入りとなり、線に沿って割ることにより容易に半分の25mgにできるというメリットがあります。
ただし、OD錠ではないため水が用意できない場合に服用することはできません。

服用時の注意事項や禁忌薬・副作用等は、先発バイアグラと同じですので、病院を受診された際に医師の説明を受けてください。

各社で違いのあるジェネリックバイアグラ

ガッツポーズを決める医師発売されている3社だけを見ても、OD錠と普通錠、錠剤への印刷の有無など製剤形状に違いがあります。
今後も現在公表されている製薬会社以外から、ジェネリックバイアグラが販売される可能性があり、各社それぞれで工夫を凝らした製剤を発売すると予想されます。
利用する側からすれば、自分自身の利用シーンを考えて選択することが出来ますので、大変好ましい状況になるのではないでしょうか。

EDでお悩みの方がひとりでも多く解決に向かわれるよう、ED治療ナビとしてもジェネリックバイアグラの普及に尽力していきます。

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